終末のイゼッタ 第1話「 たたかいのはじまり。 」【感想レビュー】

終末のイゼッタ 第1話「 たたかいのはじまり。 」【感想レビュー】

キービジュアルの時点で私の大好きなブロマンス臭と似通う百合の香りが漂ってると思ったので感想に名乗りを上げたら大正解っぽかったのでガッツポーズ。


冒頭から失礼しました。夏の「 スカーレッドライダーゼクス 」「 腐男子高校生活 」「 91Days 」に引き続き、この「 終末のイゼッタ 」「 クラシカロイド 」「 刀剣乱舞-花丸- 」を担当させていただくことになりました、井之上と申します。


今期も力いっぱい楽しんで感想を書き綴っていきたいと思いますので、お付き合いいただければ幸いです。


それでは第1話のあらすじと感想、参りましょう!


■終末のイゼッタ 第1話「 たたかいのはじまり。 」





時は1940年。欧州は大戦の渦に巻き込まれていた。


帝国主義国家であるゲルマニアは、アルプスの小国、エイルシュタット公国への侵攻を視野に入れ始めていた。


公女フィーネは侵攻を事前に食い止めるため、ブリタニアをはじめとする連合に働きかけようと中立国であるヴェストリアに赴く。


しかし汽車での道中、ゲルマニア兵によって発見され追跡を受ける。


逃亡中に貨車の中に逃げ込んだフィーネは、蒸気機関によって動いている謎めいた棺を目にすることとなる。


■ミリタリー物、百合もの好きな人寄っといでー

面白いよ!!!この作品面白いよ!!!


まずミリタリーやWW2あたりの歴史が好きな人は寄ってきてください。ほぼ歴史そのままです。


対戦車ライフルを箒がわりにして乗っちゃう魔女とかも出るので、ちょっと変わったところでTRPG「 ナイトウィザード 」とか好きな人もちょっと「お?」となるかもしれません。


あとなんとなく、「 ヘルシング 」好きな人にも受けるかもしれません。むしろ作者である平野先生が好きそうな気配がちょっとする。


あの辺りの歴史に関してはちょっと血みどろイメージが強すぎてあまり知らないという人も、設定がしっかりしているので十分楽しめると思います。


でもミリタリーファンと一緒に見た場合はきっとまた違った見方ができて一層楽しめるかと思いますので、近くにそういう方がいらっしゃる場合はぜひ誘ってみてください。


あと百合な雰囲気が好きな人、絶対これ好きじゃないでしょうか。姫様とイゼッタの間に、1話からものすごい絆を感じる。ゆるくなくてガチさもなくて、あえて言うならやはり護り護られての主従関係の上に成り立つ百合な雰囲気です。


おまけに姫様の全身から気品が溢れ出して止まらないので、そういうキャラが好きな人も是非。それを考えると「 パンプキンシザーズ 」とか好きな人にもかなりいいかもしれない。


自分の価値や国民との関係性を理解したうえで自分のなすべきことを選択できるお姫様キャラって魅力的ですよね……。


画像引用元:youtube.com


■音楽がいいと面白そうな予感がしませんか

この作品、音楽がかなり素敵です。


魔法少女まどか☆マギカ 」でも、絵の雰囲気や1話の雰囲気だとちょっと苦手かも……と思って視聴を打ち切った人が、音楽が気になってやっぱり帰ってきたらあの展開なんていうことがありました。


クロスアンジュ 」での「ヴィルキス~覚醒~」のテーマとかが好きな人は好きなんじゃないでしょうか。私見ですが!

さらにこの作品、現在1話では放送されませんでしたがOPは「 創聖のアクエリオン 」で一躍有名になったAKINOさんが担当。

EDは「 マクロスF 」のシェリル・ノームの歌唱パートを担当したMay’n部長です。


曲から入って大当たり!ということも少なくないアニメ界なので、今のところ惹かれないけど曲だけなら……という気持ちで視聴してみるのもいいかもしれません。


■エイルシュタット公国の紋章

ちょっと注目したいのが、エイルシュタット公国の紋章。


赤い盾の中央には交差したつるはしと剣。猪と山羊を盾持ちに置き、ヘルメットとボロボロのマントを頭上に配した紋章になっています。


つるはしと剣は開墾と戦闘によって開かれた国家であることを示し、猪と山羊は周囲が自然豊かな山々であることを想像させます。さらにヘルメットとボロボロのマントはいかに勇敢に戦ったかが示され、盾の赤色は「高潔」さを表しています。


また紋章の下に見えるスクロール部分にはドイツ語で「私は勇敢で、且つ信心深く在る」と書かれています。


エイルシュタット公国の一族を評価する際に「あの大公の一族なら逃げるより最後まで足掻いて撃たれる方を選ぶだろう」というセリフがありましたが、紋章からもそういった精神が垣間見えるような気がします。


また、「信心深く在る」の部分に、イゼッタとの繋がりも感じるような……?


筆者的にはもの凄い当たりの予感しかしないこの「 終末のイゼッタ 」。


次週も非常に楽しみに待ちたいですね!!



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(あにぶ編集部/井之上)
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