スマホの中身はいまの自分。30歳ロモジャパン社長の場合

スマホの中身はいまの自分。30歳ロモジャパン社長の場合



スマートフォン。もう、それなくしては生きられないほど必須のガジェット。
その中身には、持ち主のリアルな生活がつまっています。
今回は、ロモジャパンの社長として東京を生き抜く女性のスマホをのぞいてみました。
東京で働くロモジャパン社長のスマホの中身

星希依子(ほし・きえこ)さん職業:株式会社ロモジャパン代表取締役社長東京在住歴:30年

中学生の頃に写真に興味をもちはじめ、「写ルンです」を片手に、教室や風景、友だちを撮っていたという星さん。30歳。撮った写真をまとめたアルバムは、いまでは50冊にのぼるとのこと。
そんな、根っからの写真好きである彼女のスマホの中身は...。

――いちばんよく使うアプリは?

「Basecamp」は仕事用でよく使ってます。「Lomography(ロモグラフィー)」っていろいろな国に会社があるんですけど、それぞれがどんな動きをしているのかが、これで全部把握できるんです。何かタスクをアサインされたらアラートが出てきたりして、すごく便利。

――暇つぶし用のアプリは入れてる?

うーん、あんまりiPhoneで暇つぶしってしないなあ。ゲームもしないし...。暇な時間は本を読んだりしますね。最近だと、気が滅入ってたときにボスがくれた、「Basecamp」の創設者の本と、仏教に関する本を読みました。

――ホームスクリーンはどんな画像にしてる?

彼がパリに住んでたんですけど、そのときに働いていたお店のオーナーさんの子ども、パコちゃんです。すごくかわいくて、いつも癒されてます。

――朝イチでチェックするアプリは?
Safari。ブラウザ立ち上げて、Gmailで仕事のメールチェックして、カレンダーでスケジュール確認して、LINEみて、Facebookとインスタ...って感じです。SNSは、会社のアカウントやってるので、ひと通りチェックしますね。
プライベートでは、メールを打つのが嫌い。iPhoneの小さい画面で文字打つのが苦手で...。面倒くさがり屋なので、LINEとかで込み入った話するのが嫌で、長くなりそうだなって思ったら、すぐ電話にしてって言っちゃいます(笑)。必要なこと以外はあんまりやらないですね。

――寝る前にベッドでチェックするアプリはある?

寝る前も、Safariで仕事関係をチェックします。あとはFacebookかな。仕事のこと以外ではまったく投稿しなくなりましたけど、インプットとして見てます。テレビとか雑誌とかからも情報収集しますよ。紙媒体はわりと好き。

SNSや雑誌からインプットをする一方で、アウトプットは写真でしている、という星さん。一日一枚は撮るようにしている、という写真を見せていただきました。

使っているのはすべてロモグラフィーのフィルムとカメラなのだそう。日常がよりドラマティックに彩られています。

――音楽を聴くアプリと、いまいちばんよく聴いている曲を教えて。
SpotifyかYouTubeかな。よく聴いているのは、Lauryn Hill(ローリン・ヒル)。この前来日してたのでLIVEに行ったんですけど、やっぱりいいなあと思って、いま聴き返しています。
とくに最近聴いてるのは、偶然見つけたAmy Winehouse(エイミー・ワインハウス)のLIVE音源。『He Can Only Hold Her』っていう楽曲のなかに、ローリン・ヒルの『Doo Wop(That Thing)』をリミックスしているんです。あのメロディーが好きで、朝が始まるって感じがするんですよね。
あとはミュージカルが好きで、とくに冬になると『RENT(レント)』の曲が聴きたくなります。だからクリスマスが近づくと毎年ヘビロテするんです。

――天気や時計で登録している都市は?

東京、ウィーン、ハワイ、ニューヨーク、LA。ウィーンは本社があるし、ニューヨークやLAは友だちがいるので入れてます。
海外は、時間があれば行くようには心がけてます。そのなかでも、いちばんよかったのは、ニューヨーク。一年住んでたんですけど、もう一度住みたいって思うくらい好きな場所でした。ミュージカルがいっぱいあるし、みんな自由なので何も気にしないでいられる。
東京とニューヨークはすごく似てるんだけど、何かが起きてる! ってわくわくするのはやっぱりニューヨーク。ニューヨークに行くと、また新しい視点で東京をみられるんですよね。

――いちばんお気に入りのアプリは?
すごく現実的だけど、銀行のアプリ(笑)。毎月必ず確認してます。わざわざ銀行とかATMまで行かなくていいので楽です。

――お気に入りのInstagramのアカウントを教えて。

Urban Outfittersさん(@urbanoutfitters)が投稿した写真 - 2016 11月 27 9:50午前 PST

写真がどれもかわいいんで、昔からよく見てます。私が初めてロモグラフィーのカメラと出会ったお店でもあります! 服が好きで、とくに黒色のアイテムはすごく多いです。理由はないんですけど、気づけばいっぱいになってて(笑)。

――最近一番ウケたメッセージは?

メッセージはあまり受け取らないからなあ...(笑)。最近おもしろかったのは、新しくチームに入ってきた男性社員が、いままでにないくらい体育会系な子で。「ウスッ」って言うんですよ。それにびっくりしちゃって、笑っちゃいました。あとは、その子がみかんを剥いてひと口で食べてたのもおもしろかった。「さすが!」と思いました。

――アラームって使ってる?
使ってます。でも無頓着なので、音は最初から入ってる「ビーッ ビーッ」ってやつ。それがいちばんうるさいから。起きれればいいんです(笑)。

――スケジュール管理はどうやって?

仕事のスケジュールはチームで共有するので、Googleカレンダーで管理してます。でも、その予定をまた自分の手帳に写します。予定が埋まってるのを見るのが好き。ここからここまで何をやるっていう目安が欲しいので、時間軸もしっかり書き込みます。で、予定通りにいかなかったら、消してまた書き直す(笑)。

――SNSはどんな頻度でチェック?
毎日。iPhoneを触るときがあれば、常にチェックしますね。フィルムの写真を最近SNSであげてる子が多くて、携帯で撮った写真とフィルムで撮った写真とで、アカウントわけてる子もいるんですよね。
写真がこんなに身近になったのって本当に最近で。若い世代の人たちが、写真を表現方法のひとつとして、自分をブランディングするためにインスタにあげてるのがおもしろくて、勉強になってます。

やわらかい話し方で、ひとつひとつていねいに質問に答えてくれた星さん。
最後にこれからの目標を聞いてみると
「若い人たちに『固定概念を忘れて、自分の壁をぶち破ってほしい』というのを写真を通して伝えていきたいです。ルールに縛られてることっていまの社会すごく多いし、それに従ってたほうが楽なこともたくさんある。でも、ロモが、面倒くさいって思われがちなフィルムをいつまでも追求し続けているのは、そんな社会に反抗して、新たなクリエイティブを生み出してほしいからなんです」
と語ってくれました。
お気に入りは浅草・かっぱ橋付近

星さんのお気に入りスポットは、浅草・かっぱ橋付近。
かわいいコーヒー屋さんや朝食がおいしい喫茶店など、行くたびに再発見がたくさんある場所とのこと。

写真へのインスピレーションがむくむくと湧いてきそうです。
星さんが「必要なものしか入れていない」と言ったスマホの中身は、その言葉の通り、最低限のアプリだけでシンプルにまとめられていました。
好きなものは好き。いらないものはいらない。そんな潔さと熱い気持ちを持って、社長として東京を生きています。
撮影・取材・文/グリッティ編集部

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