スマホの中身はいまの自分。アラサーNY在住メイクアップアーティストの場合

スマホの中身はいまの自分。アラサーNY在住メイクアップアーティストの場合



スマートフォン。もう、それなくしては生きられないほど必須のガジェット。
その中身には、持ち主のリアルな生活がつまっています。
ニューヨーク版の今回は、ウェブサイトやテレビタレントのヘアメイクで活躍している、メイクアップアーティストのスマホをのぞいてみました。
NY在住・メイクアップアーティストのスマホの中身

井上玲菜(いのうえ・れな)さん職業: メイクアップアーティスト
ニューヨーク在住歴:2年


日本の美容専門学校を卒業後、プロのヘアメイクのアシスタントとして仕事をスタートさせた、アラサーの玲菜さん。
ドラァグクイーンのヘアメイクが好きで、憧れのウィッグ・メーカーがニューヨークにいることを知って渡米を決めたそうです。
トレードマークである唇マークのカバーに包まれたスマホの中身は...。

――いちばん使うアプリは?


Instagramか、Snapchat。インスタのフォロワーは720ほどです。とくにメイクとかではなく、普通の私生活をあげているだけなので、何で増えたのかわかりません(笑)。
自分がフォローしているのは、好きなブランドとか、犬好きなので犬関連のアカウント、おもしろいメイクのもの、ドラァグクイーンのものとかで、全部で1,150くらい。
スナチャは友だちだけで遊んでいます。写真を撮るときは暗いところで光るので、カメラ機能としても便利。

――暇つぶし用のアプリは入れてる?
これもやっぱりインスタとスナチャ。最初、アメリカに来たばかりのときは、1年の滞在予定だったんで、16GBのiPhoneを購入してしまいました。
でも、暇つぶしのゲームをいれるには少ないし、ゲームは廃人のように夢中になってしまうので、時間がもったいないからしないようにしています。旅行が好きで写真も多いんで、容量が足りずに撮っては消して、を繰り返しています。

――ホームスクリーンはどんな画像にしている? 


日本からオファーをいただいた、私がヘアメイクを担当した黒人モデルを使った作品です。ブライダルで黒人モデルを採用することはとても珍しいみたい。
かわいい子ですでにコレクションで活躍しているようだし、すぐに有名になると思います。

――朝イチでチェックするアプリは?


メールとLINEです。朝確認して、必要なものには返信。そのあとは、お昼まで見ないこともありますけど、未読はほとんどありません。
メールはアップデートをしたら、SNS関連のインフォメーションの同期をブロックしてくれるようになってすっきりしました。
仕事はメールでのやりとりが多いですけど、日本の友だちとはLINEで。アメリカ人とは「WhatsApp」を使っています。

――寝る前にベッドでチェックするアプリはある? 

アラームをセットして、すぐ寝てしまうのでベッドにスマホは持ち込みません。

――音楽を聴くアプリとよく聴いている曲を教えて。

音楽は聴かないですね。スマホにダウンロードする容量がないのと、アーティストの名前が覚えられなくて(笑)。
家にいるときは、パソコンでYouTubeのAdele(アデル)やP!nk(ピンク)とかのミックスを聴いています。電車に乗っているときは音楽は聴かないで、人を観察しています。「何をしているのかな、何話しているのかな」って。
それに、移動は自転車が多いんですよね。

――ワークアウトアプリは使ってる?

アプリは使ってないですけど、「シティバイク」をネットで年間契約していて、ワークアウトも兼ねて使っています。年間155ドルくらいで、1回45分乗り放題です。ミッドタウンのからウィリアムズバーグのベッドフォードまで約30分、ワークアウトと節約を兼ねて乗ったこともあるんですよ。
ステーションは、自宅の1、2ブロック先にあるんですけど、事前にアプリで在庫状況をチェックします。がんばっていたときは毎晩利用していて、足が細くなったかなぁ。
あとは最近「Health」に入っている万歩計の機能を教えてもらって、チェックしています。このまえ訪れたメキシコでは2万8千歩も歩いていました。

――天気や時計で登録している都市は? 

ニューヨークと大阪(枚方出身)。このあいだメキシコ旅行のあとにお父さんと行ったナイアガラも登録してましたけど、すぐ消しました。不要な情報は残しません。

――お気に入りのアプリを教えて。

「Uber」。便利ですね。ほかのカーサービスも試しましたけど、チップが要らないUberをやはり使ってしまいます。「Ride(現在サービス休止中)」はチップが要るので、乗る前にみた値段と変わってしまいます。Uberはすべて込みの値段がわかるし、下手なところに連れて行かれないので私のなかでは安心です。
友だちから、イングランドで「UberPOOL(乗り合いタイプ)」を使うと多くの人を拾うから、なかなか目的地に着かない、と聞きました。その点、ニューヨークではUberがたくさん走っているので、その心配がないですよね。「Lyft」というサービスも知っていますが、スマホがごちゃごちゃするのも嫌で、ひたすらUberです。

――FaceTimeは使う?


たまに外国人との電話のときは使います。日本の人と使うのはLINEの通話かな。お正月やおばあちゃんの誕生日には電話するようにしていますよ。
じつは渡米して2年、一度も日本に帰っていなくて...。 そのかわり、南米にばかり行っています。日本から行きにくいのもあるし、若いうちに行っておきたくて。
ブラジルのリオ、サンパウロ、ペルー、マチュピチュやメキシコシティなどに行ってきました。このまえは「死者の日」を見るためにオアハカへ。映画『007スペクター』では、メキシコシティでオープニングシーンの「死者の日」パレードが撮影されましたけど、いちばん盛んなのはオアハカなんです。世界遺産の教会があって、街自体もカラフルでした。
死者の日は、日本でいうお盆かな。音楽をかけて踊って、コスプレみたいな人もいて。死者を華やかに送ってあげる感じです。

――Siriは使う? 

たまに遊びます。彼女、しつこく頼むと歌ってくれるんですよ。そうやってSiriをいじめて遊んでいます(笑)。

――お気に入りのInstagramのアカウントを教えて。

「#diycreative.s」。いろいろなジャンルのものを自分で作る方法を動画で見られるアカウント。私、モノを作るのが好きなんです。

――スケジュール管理はどうやって?
すぐ忘れてしまうので、マスキングテープに書いてパソコンに貼っています。日にちが遠いものはGoogleカレンダーに入力しますけど、朝起きていちばん先に開けるパソコンに貼っておけば、必ず確認できます。
スケジュール帳も日本では持ってたけど、ニューヨークではあまりモノを持って外出しなくなりましたね。財布も小さくなって、ミニマリストに徹しています。

――最近「Uber」でどこ行った?


JFK(ジョン・F・ケネディ)国際空港です。日本から遊びに来ていた、2年ぶりに会うお父さんとナイアガラに行きました。お父さんとは飲み友だちです。

――お気に入りの絵文字は何?

絵文字は使わないです。絵文字はその画面まで移動しないと出ないけど、顔文字は日本語表示のとき、顔文字のボタンを押すと出てくるんです。

こちらで一大イベントのハロウィンでは自身もキャラクターをテーマにしたドラァグクイーンになるのが趣味、という玲菜さん。

inoue lenaさん(@ban1331)が投稿した写真 - 2016 10月 29 9:24午後 PDT

普段のメイクは靴で決めるとか。
とはいえ、普通のメイクに私服でも「何のキャラですか」と聞かれることもあるそうです。
お気に入りはゆったり過ごせるサードウェーブコーヒー

取材で訪れたのは、アッパーイーストサイドにあるカフェ『Irving Farm (アーヴィング・ファーム)』。
明るい木目にアイアンを合わせた家具やレンガの壁が、Instagramにあげたくなるような空間。ゆったりした時間を過ごすのにぴったりなカフェです。

コーヒーのほかに、フード系も種類豊富。パルミジャーノ・ペッパーコーン・スコーンは小腹が空いたときに最適です。

寒い冬にヒーターを違法に止められたり、入居の約束を急に断られたりと、ニューヨークに来てから、2年の間に7回もの引越しを余儀なくされた、という話もしてくれた玲菜さん。
しかし、そんなこともどこ吹く風。クリエイティブな外見同様、何事にも動じない確固たる自分の世界を持つ女性でした。

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