涙よ、カムバック。「タイタニック」でジャックは死なずに済んだかも

涙よ、カムバック。「タイタニック」でジャックは死なずに済んだかも



ふたりが結ばれる結末が見たかった。
1997年に公開され、爆発的な大ヒットとなった映画『タイタニック』。
ローズとジャックの最後の別れのシーンは、何回観ても涙が出てきます。
タイタニック号沈没後、極寒の大海原に投げ出されたふたり。たまたま近くに浮かんでいた木の板にローズを乗せ、自分はひたすら寒さに耐えながら木の板にしがみつき、やがてジャックは死んでしまう。
自分の命を犠牲にしてでも愛する人を助けたいというジャックの気持ち。そう、愛。これは愛です。
ローズとジャックになりきって実験してみた

そんな悲劇的、かつ感動的な結末を迎えたふたりですが、じつは違った結末があったかもしれないのです。
というのも、『タイタニック』公開後、観客のなかには、「ジャックも木の板に乗ればふたりとも助かったんじゃない?」という疑問の声が上がっていたとのこと。
たしかに、木の板は大人ふたりを乗せられるくらいの大きさはあったし、その疑問もわからなくはない...。
そこで、疑問を解決しようと立ち上がったのが、アメリカのテレビ番組『怪しい伝説』。2013年に放送された回にて、番組ホストのふたりが、実際に映画と同じ大きさの木の板を使って、実験をおこなったのです。

結果は、最初こそ不安定で沈没しそうになってはいたものの、ひとり用の救命胴衣を板の下に結びつけると、木の板はふたりを乗せながらも浮き続けました。
つまり、映画のなかでもローズが着けていた救命胴衣を結びつけて、ジャックが木の板に乗っていたら、ふたりとも助かってしあわせな結婚生活を送っていたのかもしれません。それが実現してくれればどんなにいいか...!
「ジャックは死ななくてはいけなかった」

とはいえ、ジェームス・キャメロン監督は同番組内で

映画のストーリー上、ジャックは死ぬ必要があった
(「BUSINESS INSIDER JAPAN」より引用)

と語っているし、番組放送から4年後のインタビューでは

「ジャックはマイナス2度の凍りつく海中で、低体温症を発症しており、ローズの救命胴衣を使って木の板を浮かせる時間はなかった」
(「BUSINESS INSIDER JAPAN」より引用)

と説明しています。
なるほど、低体温症になっていたんですね。
たしかに、顔真っ青で、髪もまつげもカチコチに凍ってしまっていたふたり。加えて神経も相当弱っていただろうし、正常な判断ができないような環境だったに違いありません。
一方、実験していた番組ホストたちは、ぽかぽかと陽気なお天気のなか、元気な状態で挑んでいますからね。違いが出て当然です。
それに、『タイタニック』は"ジャックの死"という悲劇性も、ここまでのヒットとなった要因のひとつだったはず。
悲劇に終わるか、喜劇になるか。人生って無限の可能性があるのかも、と思わされた実験です。
[BUSINESS INSIDER JAPAN]
写真/gettyimages 文/浦田昆
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