
草なぎ剛、新作映画紹介でマイペース発揮 カンペ取り出し「言わないと怒られるやつ」
新しい地図としても活動する俳優の草なぎ剛が25日、都内で行われた映画『ミッドナイトスワン』公開3周年記念舞台あいさつに登壇した。イベントでは草なぎが主演し、白石和彌監督による最新作『基盤斬り』(来年5月公開)追加キャストとして清原果耶、中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼の出演が解禁された。【全身カット】スワンポーズを取り笑顔の草なぎ剛 スクリーンに映し出された共演者を前に一人ずつエピソードを紹介。なかでも、小泉について草なぎは「キョンキョン、めちゃくちゃかわいかったです。若いときに、お世話になって」と興奮。17年前にもらったTシャツを持参して、やっとサインをもらったとし「誰かにあげなくてよかった!今回の撮影で1番感動しました」と声を弾ませた。 すると突然「…これだけは言っとけって言われてて」と懐からカンペを取り出した草なぎが「この映画は囲碁がめっぽう強い、落ちぶれても武士の誇りを忘れない男の仇討ちの物語。一言でいえばえん罪と復讐の映画…これを言わないと怒られるやつだったの!あぶね~思い出したぜ!」と読み出し、相変わらずのマイペースぶりを発揮していた。 さらに自身が演じる格之進について「めちゃくちゃ古臭くて、今の現代の考えだとありえない堅物なんです。でもその曲げられない気持ち、魂がぐっとくるような。普段の僕とは絶対違う。流されたらいいのに、流されない気持ちが今の時代に大事なことを訴えてくれるのではないか」とこちらは“カンペなし”で力説した。 また「今年撮った作品なので京都でちょうど桜が咲き始める頃から撮り終えと桜が散るところだった。公開は来年?来年5月ですか?」と聞き、「そんな先なんだね。張り切りすぎてるかな?」と苦笑。“一言でいうとどんな映画か”司会から質問されると、再びカンペを取り出して「仇討ち、復讐、えん罪の映画でそこに親子愛や武士の誇りがあり、見応え十分な映画になっております!」と読みまくって笑いを誘っていた。 『ミッドナイトスワン』は、故郷の広島を離れて東京・新宿で生きることを決断し、崩れ壊れてしまいそうな自己を自分自身で支えながら生きるトランスジェンダーの凪沙(草なぎ)と、親から愛を注がれることなく生きてきた少女・一果(服部樹咲)の姿を通して“切なくも美しい現代の愛の形”を描くラブストーリー。2020年9月25日に公開され、きょう25日で3周年を迎えた。TOHOシネマズ日比谷で毎週水曜に異例のロングラン上映中。
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