
新作アニメ『ARIA』が封切り 佐藤利奈が感涙「とも子さんのアテナがいなくなったわけではない」
テレビアニメ『ARIA』放送15周年記念作品となる完全新作アニメーション『ARIA The CREPUSCOLO』の初日舞台あいさつが5日、都内で行われ、声優・広橋涼(アリス役)、佐藤利奈(アテナ役)、茅野愛衣(アーニャ役)、葉月絵理乃(灯里役)、佐藤順一総監督、名取孝浩監督が出席した。【写真】スクリーンに映り「蒼のカーテンコール3部作最終章」公開決定が発表! 原作はWEBマンガサイト「MAGCOMI(マグコミ)」にて『あまんちゅ!』を連載中の天野こずえ氏が描いた未来形ヒーリングコミック『ARIA』。水の惑星・アクアを代表とする観光都市として知られるネオ・ヴェネチアで、プリマ・ウンディーネになる夢をかなえた水無灯里と仲間との日々を描く物語。テレビアニメ第1期が05年、第2期が06年、第3期が08年に放送され、今回の完全新作アニメーションはテレビアニメ放送から15周年を記念して企画された。 佐藤が演じるアテナは、2011年に亡くなった川上とも子さんが演じていたキャラクターで、今回の映画で後任として担当した。無事に封切りを迎え「2020年にお話をいただいてから『ARIA』に触れ始めて、台本をいただいてからもとも子さん、アテナさんのことを考えていました。そして収録が終わってからも『もっとこういうアプローチがあったのかな』と考えていました」と振り返る。 役柄、川上さんへの思いを語る中で、あふれる涙を止められずにいた佐藤は、その後も声を振り絞りながら「15年に渡り愛されてきた作品で(アテナは)とも子さんなしではいないキャラクター。私はこの人たちの背中を追いかけていかなくちゃと思ったんですけど、先輩方の背中は遠くて…。でもできる精一杯で臨ませてもらってますので、これからも決してとも子さんのアテナがいなくなったわけではなくて、一生懸命私が抱きしめて歩みたいと思っています」と語ると、会場のファンから温かい拍手が沸き起こっていた。 イベント終盤には、次なる新作アニメーション『ARIA The BENEDIZIONE』の公開決定が発表された。具体的な内容については伏せられたものの「蒼のカーテンコール3部作最終章」に位置づけられるとのこと。
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