
西山潤、地上波連ドラ初主演 元スパガ・田中美麗とラブストーリーの新境地に挑む『こういうのがいい』実写化
『ドラゴン桜』の不良生徒役からの『VIVANT』出演で注目を浴びる俳優の西山潤が、ABCテレビの10月クールのドラマ『こういうのがいい』(10月スタート、毎週日曜 深0:55)で地上波連続ドラマ初主演を務めることが16日、発表された。SUPER☆GiRLSのメンバーとして活動後、俳優、モデルとして活動する田中美麗が共演する。同ドラマは、TVerにて見逃し配信、動画配信サービス「DMM TV」にて同時独占配信される。【画像】原作書影やキャストの撮り下ろし別カット 原作は双龍氏による同名漫画(集英社「ヤングジャンプ コミックス」)。世間一般に謳われる“恋人関係”の既成概念にとらわれない自由な男女の本音が詰まった、ゆるくてエッチで可笑しさに満ちあふれた、ラブストーリーの新境地を切り拓く大人の日常物語。 主人公・村田元気はIT系企業に務める在宅ワーカー。「私と仕事、どっちが大事?」などの質問攻めをしてくる束縛彼女に疲れ果て、「ノーモア彼女」と別れを告げ、晴れて“自由”の身に。ある日、趣味のオンラインゲームでオフ会を開催することとなり、フラリと参加する。 村田とオンラインゲームのオフ会で出会うヒロインが、エッチが大好きで性に奔放な江口友香。やたらモラルを押し付けてくる自分勝手なモラハラ彼氏に愛想をつかした友香は、「グッバイ彼氏」と別れを告げたばかり。「オフ会」で知り合った村田と意気投合し、エッチが気楽にできて束縛のないフリーダムフレンド(=フリフレ)となっていく。 脱力系男子・村田を演じる西山は、2006年公開の映画『サイレン~FORBIDDEN SIREN~』でデビュー後、映画『20世紀少年』シリーズで唐沢寿明ふんする主人公・ケンヂの幼少期を演じ、話題に。近作ではNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』、『どうする家康』や、ドラマ『ドラゴン桜 第2シリーズ』、『VIVANT』(ともにTBS系)などに出演。劇団時間制作プロデュース公演第2弾 舞台『ヒミズ』で主演を務めるなど、その実力にも注目が集まっている。 西山は「2人のキャラクターが魅力的だと感じました。型にとらわれる恋愛をしたくない2人が新しい形で関係値を深めていく姿がうらやましいですし、芯を持ちつつ、自由に生きる2人がカッコ良いなと思いました」と本作の魅力に言及。「村田の優しくてユーモアのある独特な世界観が大好きなので、そこを大事に自分らしく表現したい」と意気込む。 視聴者に向けて「村田と友香のような関係があっても良いな、と思える素敵な作品です。皆さんが共感できる部分もあると思います。緩やかな日常とちょっぴりエッチなふたりの世界を楽しみにしていて下さい!」と呼びかけた。 性に奔放な友香を演じる田中は、原作と同じように、自身の髪をピンクに染め、「漫画からそのまま出てきたような、勢いやユーモアさ、そして可愛くて素直な内面を演じられるように心がけてみました。時折垣間見える彼女の本質だったり、繊細なところなど、その“人間らしさ”というのにも真っ直ぐ向き合っていこうと思いました」と役づくりについて明かし、「ご覧いただく皆様のお一人お一人の心に私の体当たりの全力が届くと本望です」と話していた。 相手のことを思い過ぎて、悩み葛藤する恋愛に窮屈さを感じてしまう現代において、カタログスペック志向やモラハラと行った複雑で面倒くさい恋愛事情に堂々とアンチを突きつける本作。しかし、ストーリーはいたって平穏。あっけらかんと素っ裸の自分を出して、気が向くままに、食べて、寝て、(行為を)することのできる男女関係を描いていく。 実写化にあたり原作者の双龍氏は「まず大変うれしかったのと、驚きました。なぜなら、今作はかなり性的描写が多い内容なので、実写化されるとは予想もしていなかったからです。この作品のテーマとしては既成概念に捉われない自由で軽やかな男女関係の日常なのですが、漠然と『なんかいいなぁ』と感じていただけるとうれしいですね。それと、自由には責任も伴うので『自由≠なんでもあり』という事が少しでも伝わるといいのかなと思っています。いずれにせよ、楽しんでいただける事を願っております!」「本作は一見ラブコメですが真逆の内容で、なおかつドラマ性を排除した特殊性があると思っているので、個人的にもどうなるのか予想ができず、あらゆる面で楽しみしかありません!」とコメントを寄せている。
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