
安藤サクラ「プロフィールにもウィキペディアにも載っていない」映画への思い
俳優の安藤サクラが「第20回シネマ夢倶楽部表彰」(主催:日本ファッション協会)で「20周年記念賞」を受賞し、28日に都内で開催された表彰式に出席した。同じ賞を受賞した映画監督の山田洋次氏のスピーチの直後にマイクの前に立った安藤は、「映画に携わってペーペーの私が、同じ賞をいただいて何を話せばいいのか真っ白になってしまいました」と恐縮しきりだった。【写真】山田洋次監督と談笑して笑顔を見せる安藤サクラ 安藤家は「シネマ夢倶楽部表彰」には縁があるようで、第12回(2014年)では、サクラの姉である安藤桃子が監督・脚本を手がけた『0.5ミリ』で推薦委員特別賞を受賞。表彰式当日に産気づいて、代わりに父親で俳優の奥田瑛二が登壇してスピーチをした過去がある。このことを司会者が伝えると、サクラは思わず大笑いしてしまった。 「この賞をこれから追いかけるように頑張っていこうと思いました」と、これからの意欲に代え、「プロフィールにもウィキペディアにも載っていない」というエピソードを披露した。「初めて映画に出たのが9歳の時で、その時に改めて映画の現場にあこがれを抱いて、15歳の時に出演したわけではないんですが、映画の現場をしっかり見て、心底映画を作る現場に惚れて、今、37歳になりまして、いまだにあこがれはずっと持ち続けているし、現場に行くたびに映画の現場に惚れ直しています」と話した。続けて「これからもずっとこのままワクワクした気持ちを持ちながら頑張りたいと思います。もうちょっと楽しいことを話そうと思っていたんですが、頑張ります! ありがとうございます」と笑顔を見せていた。「シネマ夢倶楽部表彰」は、推薦委員より、毎年国内で公開された新作映画からベストシネマの上位3位を選定する「ベストシネマ賞」、映画を通して生活文化の発展などに貢献する活動に贈る「シネマ夢倶楽部賞」、新進気鋭の若い才能、意欲的な活動をした新世代に贈る「推薦委員特別賞」を選定し、表彰していている。今回は、シネマ夢倶楽部の事業活動20年の節目のメモリアル賞として「20周年記念賞」が設けられた。■「第20回シネマ夢倶楽部表彰」一覧ベストシネマ賞:第1位『ある男』(監督:石川慶)第2位『マイ・ブロークン・マリコ』(監督:タナダユキ)第3位『ベルファスト』(監督:ケネス・ブラナー)シネマ夢倶楽部賞:シアター・イメージフォーラム推薦委員特別賞:早川千絵(脚本・監督:『PLAN75』)、伊東蒼(出演:『さがす』)、磯村勇斗(出演:『PLAN75』)20周年記念賞:山田洋次(映画監督)、安藤サクラ(俳優)第15回東京新聞映画賞:『土を喰らう十二カ月』(監督:中江裕司)
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