
「午前十時の映画祭」新体制で復活 『ターミネーター』『モスラ』など27本上映
2020年3月に惜しまれつつ終了した「午前十時の映画祭」(主催:川喜多記念映画文化財団、映画演劇文化協会)が、1年の沈黙を経て再開されることになった。4月2日(金)より全国63劇場で開催。新たな上映作品22本(外国映画19本、日本映画3本)、再上映作品5本の全27本(外国映画23本、日本映画4本)を予定している。【写真】『ターミネーター』『モスラ』の上映が決定 期間は、4月2日から、来年3月31日までの52週間。1作品2週間上映(1週間上映の作品もあり)。入場料金、開映時間は劇場の裁量に任せるなど、新しい体制を再構築して新たなスタートを切ることになった。 作品選定委員を務めたのは、襟川クロ氏(映画パーソナリティ)、戸田奈津子氏(映画字幕翻訳者)、町山智浩氏(映画評論家、コラムニスト)、武田和氏(公益財団法人 川喜多 記念映 画文化財団 代表理事)。 オープニングは、昨年惜しまれつつ亡くなったショーン・コネリーのアカデミー賞受賞作品『アンタッチャブル』、『ザ・ロック』。また「I'll be back」のアーノルド・シュワルツェネッガー主演『ターミネーター』1、2を連続上映。そのほか、『真昼の決闘』、『イージー ★ ライダー』、『シャイニング』北米公開版<デジタル ・ リ マスター版>などの不朽の名作、『イングリッシュ・ペイシェント』、『ノッティングヒルの恋人』、『ロミオ ジュリエット』、『ユージュアル・サスぺクツ』、『グッドフェローズ』『ファイト・クラブ』、『ファーゴ』など、90年代の代表作をそろえた。 邦画で新たに上映されるは、黒澤明×三船敏郎『隠し砦の三悪人』4Kデジタルリマスター版、初の特撮映画『モスラ』4Kデジタルリマスター版、勝新太郎主演『座頭市物語』4Kデジタル修復版の3本。再上映されるのは『赤ひげ』。「午前十時の映画祭」らしい幅広い作品がラインナップされている。■「午前十時の映画祭11」ラインナップ●新規セレクト外国映画(19本)『真昼の決闘』(1952年)『イージー ★ ライダー』(1969年)『シャイニング北米公開版<デジタル ・ リマスター版>』(1980年)『ターミネーター』(1984年)『未来世紀ブラジル』(1985年)『ターミネーター 2』(1990年)『グッドフェローズ』(1990年)『天使にラブ ・ ソングを』(1992年)『ナイトメアー・ ビフォ ア・ クリスマス』(1993年) 『ユージュアル・サスぺクツ 』(1995年)『マディソン郡の橋』(1995年)『ザ・ロック』(1996年)『ロミオ ジュリエット』(1996年)『ファーゴ』(1996年)『イングリッシュ・ペイシェント』(1996年)『ノッ ティングヒルの恋人』(1999年)『ファイト・クラブ』(1999年)『シカゴ』(2002年)『グラディエーター』(2000年)●新規セレクト日本映画(3本)『隠し砦の三悪人』(1958年)4Kデジタルリマスター版『モスラ』(1961年)4Kデジタルリマスター版『座頭市物語』(1962年)4Kデジタル修復版●アンコール上映(5本)『ティファニーで朝食を』(1961年)『赤ひげ』(1965年)『2001 年宇宙の旅』(1969年)『スタンド・バイ・ミー』(1986年) 『アンタッチャブル』(1987年)■映画祭公式サイトhttp://asa10.eiga.com/
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