
“マイトガイ”小林旭、群集劇に初出演 ノーギャラでミュージカル参加「看板を利用してもらってもいい」
マイトガイこと俳優・歌手の小林旭(84)が23日、都内で行われた舞台『ギラギラ~六本木不死鳥ホスト伝説~』の制作発表会見に参加した。【写真】ほっこり!小林旭の腕に抱きつく高橋由美子&藤田弓子 日活の大スター・小林旭が群集劇初出演。演出は、レビュー作家としても活躍する神崎順氏を迎え、神崎氏によるオリジナルナンバーをミュージカル風にアレンジしてホストの世界観をきらびやかかつ新たな作品として舞台化した。 小林は、伝説の銀座の将軍と呼ばれるキャバクラチェーンのオーナー・葛城大成を演じる。会見の最後にマイクを握ると「皆さん、それぞれに考えがあって、いろいろなことをおっしゃった。僕は70年近く、この業界にいて、こういう記者会見の席というは、あまり味わったことがない。これだけ皆さんに集まってもらって好き勝手なこと言えるのは、素晴らしい俳優がそろっているんだなと、しみじみ感心して聞いておりました。青年時分といえば能書きの1つも言えば、ほっぺたをひっぱたかれたぐらいな時代。あまり能書きも言えずに、ただ黙々と仕事をしてきた」としみじみ。 今回は川阪実由貴統括プロデューサーが家に訪ねてきたそうで「ミュージカルを初めてやるから、小林さんがいてくれたら」とオファーされたという。小林は「その熱意にひかれるようにして『協力しましょう』という返事をして、きょう、ここまで来ている。いまだに何をやって、どのようにするのか把握しておりません」とぶっちゃけながらも「ミュージカルというのは縁遠い。自分の歌の世界で物事を言うというなら多少とも言えますけど、洋物の言葉を使うミュージカルの中では偉そうなことを1つも言えない経験のない男ですから。今回は皆様の世界を傍観させてもらう。ノーギャラで、ボランティアで最後までお付き合いしよう」とノーギャラで出演することを明かしていた。 また、「『協力しますよ』と言ったあくる日にポスターに名前が載っていた。ビックリしました。手際のいいこと、この上ない」と笑う。それでも「看板を利用してくれる人がいる間は、利用してもらってもいい」と昭和の大スターらしく語る。「どういう結果になるのか見させていただけたら。そちらの方を楽しみに登場しております」と意気込んでいた。 舞台『ギラギラ~六本木不死鳥ホスト伝説~』は、2月9日から12日まで、東京・渋谷区文化総合センター大和田伝承ホールで。 会見には、藤田弓子、高橋由美子、夕貴まお、神埼順、門戸竜二、安藤一人、村井麻友美も参加した。
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