
滝藤賢一『オリガミの魔女と博士の四角い時間』最終章 安田章大が久々のドラマ出演「人生で一回しかもらえない役柄」
俳優の滝藤賢一が主演を務めるNHK・Eテレ『オリガミの魔女と博士の四角い時間』の最終章が、25日と3月4日に放送される。足かけ7年にわたってEテレで放送され、根強いファンを獲得してきた同番組の最終章を彩るべく、関ジャニ∞の安田章大、上野樹里が出演を果たす。【写真】カウボーイ姿でギターを奏でる安田章大 オリガミの天才博士と、彼をとりまく風変わりなキャラたちがオリガミの奥深い魅力を伝えるファンタジードラマ。2017年の初回放送以来、毎年数本ずつ不定期放送され、博士役の滝藤賢一のオリガミへの情熱とコミカルな演技、尾上菊之助が声を担当するいたずら好きな魔女、意表を突く訪問者たち、独創的なオリガミなどが子どもからお年寄りまで多くの視聴者の心をつかんできた。 昨年1月の放送以来、およそ1年ぶりに新作が2作放送。25日放送の「星空から カウボーイ★」には、久しぶりのドラマ出演となる安田が登場し、星空からやってきた「うしかい座」の男に扮し、カウボーイ姿でギターを奏でる貴重なシーンも見られる。 3月4日放送「羽ばたけ!つる」には、番組2度目の登場となる上野が出演。オリガミが折れなくなったと落ち込む博士に力を与える。一枚の紙から広がる無限大のファンタジーの世界へと誘う。■「星空からカウボーイ★」ゲスト:安田章大(関ジャニ∞)博士(滝藤賢一)の前に突然現れたのはカウボーイ風の姿をして、ギターを担いだ男(安田章大)。ルックスとは裏腹に『自分は天上の星座、“うしかい座”だ』という。男は、博士が折ったオリガミの牛が原因で、自分の愛する“おうし座”が夜空から逃げ出してしまったことから『おうし座を俺に返せ!』と博士に詰め寄る。さらに、うしかい座には、夜の空を支える役目があり、自分がここにいると、夜空が地上に落っこちてきてしまうという。空はにわかにかき曇り、ゴゴゴゴゴーと不穏な音が鳴り響きはじめて・・・。果たして博士と魔女(声:尾上菊之助)は夜空が落ちてくることを防ぐことはできるのか?■「羽ばたけ!つる」ゲスト:上野樹里博士は、ある大切なものを失くしてしまい、オリガミが折れなくなるほど落ち込んでいた。そんな中、博士はかつて出会った紙屋の孫娘、桜子(上野樹里)と偶然再会する。桜子は独立して近所で和紙の店を営んでいた。日本各地から寄せられた美しい和紙に心奪われる博士だが、「お店のシンボルになるオリガミを折ってほしい」という桜子の依頼を断ってしまう。オリガミを折れなくなった理由を博士が告白すると、桜子からあることを提案される。博士はオリガミへの情熱を取り戻すことができるのか?■滝藤賢一コメントオリガミ博士、足かけ7年…小学1年生だったノボル役の小山春朋君が今や中学生だなんて…感無量です。(涙)誰がここまで続くと思っていたでしょうか。多くの方に愛された作品だと思うと胸がいっぱいです。そして、なにより素晴らしいゲストの方々に支えられた作品です。今回も上野樹里さんと安田章大君がオリガミ博士を未知の世界に連れて行ってくれます。やはりオリガミは無限の可能性を持っている。改めてそう感じました。15分間のファンタジー。皆様の素敵な時間になることを願っております。■尾上菊之助コメント番組開始当初はどういう風にオリガミに声を吹き込むのか、魔女らしさをどのように出せばいいのか迷いましたが、歌舞伎でいうと、娘役というよりも、酸いも甘いも知っているような女方の声を出すようにしてきました。7年を経て今は、すんなりとオリガミの世界に入り込んでいけるようになりました。博士とゲストの方と魔女の三角関係を脚本の近衛先生が面白く書いてくださったので、いつも収録は楽しみでした。昨年は白い象の神様の役でも出演させていただき撮影現場の大変さを身に染みて感じましたので、魔女の声だけでの出演は、皆様に申し訳ない気持ちもありました。息子の丑之助とは、象のオリガミに挑戦しましたが、ちょっと難しかったですね。(笑)。日本の伝統のオリガミの世界を7年間も視聴者の皆様に楽しんでいただきありがたいです。■安田章大(関ジャニ∞)コメント人生で一回しかもらえない役柄でしょうね。とてもユニークで愛嬌もあってすごく愉快でした。滝藤さんは初めましてでも気を使わせないようにさせる“エスコート能力と芝居力“が高いひと、そうですね、最高の人たらし様でした。仲良くしたい人と感じました。生きてるのは僕たちだけじゃない、今も何処かで異星人やいきもの達が、いろいろな物語ストーリーを紡いでいる。僕はそう感じて生きているので、台本を一読して即大好きと思った内容でした。作曲もしました、歌も歌いました、カッコつけたりもしました。久しぶりのドラマのお仕事でした。是非楽しんでください。■上野樹里コメント滝藤さんと大切な機会に、再び共演することが出来て嬉しかったです。前回、私の役は、和紙屋を経営する祖父が病に倒れ落ち込む孫娘、桜子でしたね。祖父を喜ばせるために、オリガミ博士に励ましてもらいながら、夜通し一緒にサクラを折りました。実際に思川桜で染めた和紙を使ったところが、印象的でした。最後に魔女が、本物の桜の木に折った桜を飾って満開にしてくれるという、淡々とした静けさの中にも壮大なエンディングでありました。実際はスタッフの方々が夜な夜な折ったものだったので、作品を皆さんで作り上げるあたたかい思いも伝わってきました。今回は、桜子が博士を励ますというお話なのです。台本を読ませていただいた時に、桜子が返り咲いて自分らしく人生を貫いている姿に、正に桜のような生命力を感じました。寒い冬を越せば再び春が来る、そんな思いを込めて博士と共演させていただきました。印象に残ったところは、広島の平和記念公園の千羽鶴から作られた和紙で博士と折る「羽ばたく鶴」です。日本中の人々に夢を諦めずに生きる心、平和を願う人々の思いが感じられると思います。
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