戦国SF時代劇『光秀のスマホ』一挙再放送 島崎信長からコメント到着
“もしも明智光秀がスマホを持っていたら…”という設定で、全編スマホ画面のみで描く戦国SF時代劇『光秀のスマホ』の第1話~第3話が、きょう25日深夜(=26日 前1:15~1:30)、NHK総合で一挙再放送される。【動画】「スマホを持ってる明智光秀」で投稿されたプロモ映像 この番組は、今月12日・13日・14日に第1話~第3話を初放送。武将たちが群雄割拠し、天下統一に向けて覇権を争った戦国時代。もしも彼ら武将たちがスマートフォンを持っていたら…、合戦の結果がニュース速報で届いたり、SNSで仕官相手を探したり、ライバル武将とフォロワー数争いを繰り広げたり…。そんな少し変わった設定で、明智光秀の物語を描く(5分×全6話)。 大河ドラマ『麒麟がくる』の明智十兵衛光秀は、乱れた世を憂う勇猛果敢な麒麟児だが、『光秀のスマホ』の十兵衛は、エゴサして評判の悪さに落ち込んだり、フォロワーの伸びを気にしたり、裏アカで愚痴をこぼしたりする、現代の我々と変わらない、等身大の人物。 第1話~第3話では、とあるツイートをきっかけに信長に仕官するようになった光秀が、家臣団初の城主に出世するものの、信長からのパワハラ鬼電に苦しめられ、ライバル秀吉とのフォロワー数争いに敗れてしまうまでを描いた。26日からは第4話以降が放送予定。熾烈さを増す信長からの要求に答えられるのか? 秀吉とのフォロワー争いの行方は? 本能寺の変はどうなるのか?――と、見どころ満載だ。 番組では、“武将達がスマホを使う”というトリッキーな設定に説得力を持たせるため、アプリやSNSのアイコン、武将同士のやり取りなど、一瞬しか映らない細かい所にまでこだわり、ネタを詰め込んだ結果、1話5分という短い放送時間にもかかわらず、放送中に「光秀のスマホ」がトレンド入りを果たすなど、話題を呼んだ。 ツイッターでは「武将のやり取り、めっちゃリアルww」「フォロワー数気にするの、分かるわー」といった共感の声はもちろん、「細かい所にネタが詰め込まれていて、何度も見たくなる」「一時停止しまくり」「このスタンプ売って欲しい!」といった、繰り返しじっくりと楽しんでいることを伺わせる投稿も多数見られた。 また、本作は全編スマホ画面のみで構成されているため、光秀はもちろん、そのほかの人物もごく一部をのぞき、顔が一切写らないのだが、光秀を演じているのは、俳優の山田孝之。スマホ画面に一喜一憂する光秀の心情を、フリック入力するときの指の動きや、ふと漏れる溜息などの声で表現している。 ビデオ通話で登場し、光秀を翻ろうする羽柴秀吉役は和田正人。そして、容赦なくパワハラ鬼電をかけてきて、光秀を震え上がらせる織田信長の「声」を演じるのは、声優の島崎信長(※崎=たつさき)。 信長(CV:信長)が実現した。その島崎からコメントが届いている。【島崎信長のコメント】 これまでも、単発では「織田信長」を演じる機会があったんですけど、今回のようなレギュラーの信長はほぼ初めてです。戦国モノの時は、それこそ「明智光秀」や信長の付き人の「森蘭丸」の役をいただくことが多くて。信長周辺の人物として「信長さまー!」って呼ぶ側で、「信長さまは素晴らしいお方だ」とか言っちゃうんです(笑)。 そんな中で、この作品では織田信長として光秀に圧をかけ、パワハラ上司というポジションでやらせていただきました。設定が変な番組なので戸惑いはありましたけど、戦国SF時代劇なので細かいことはいいのかな。ただ、どういう方向でやろうかなというのは考えましたね。アイコンの顔も、教科書に載っている織田信長の肖像画の顔じゃないですか。あのアイコンで織田信長を演じるのはすごいプレッシャーだったんです。でも最終的にはイマドキの「仕事ができるパワハラ上司」感に頼ってキャラクター作りをしました。まだ若くてスマホもバンバン使いこなしている信長。ブイブイ言わせている年下の上司みたいな感じですよね。後編は信長のパワハラな面もますます強まっていきますし、光秀と秀吉との確執が深まってきますので、4話からもぜひ楽しみにご覧いただきたいです。本編はもちろんですけど、ツイッターなど本編以外のところも併せて、みんなで「馬鹿」を全力でやっているこの企画のおもしろさをお楽しみください。■“本編以外”の番組公式アカウントも好評 光秀がスマホと共に現代に蘇ったという設定で、光秀の一人称でつぶやいている番組公式アカウント「スマホを持ってる明智光秀」。本編では紹介しきれなかったスクショ画面や戦国時代のネットニュースなどをアップしたり、大河ドラマ 『麒麟がくる』の実況をしたり、時事ネタやハッシュタグに光秀ならではの目線で突っ込みを入れたり…。「本当にNHKのアカウントなのか?」という問い合わせが殺到したほど、自由でユニークな投稿が楽しめる。フォロワーは運用開始から10日ほどで、「本能寺の変」時点の兵力13000人を突破し、その後もフォロワーを増やしている。
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