
ギレルモ・デル・トロ監督が命を吹き込んだ“ピノッキオ”、Netflixで12月配信
映画『パシフィック・リム』『シェイプ・オブ・ウォーター』などのギレルモ・デル・トロが、ストップモーション長編アニメーション映画の監督・脚本・製作に挑んだ『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』が、動画配信サービス「Netflix」にて、12月より全世界独占配信開始となる。【動画】『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』ティーザー予告編 児童文学の金字塔であり世界中で愛され続ける原作は、おもちゃ職人のゼペットじいさんに作られた“ピノッキオ”という操り人形に、愛の力で命が宿り、ピノッキオが本物の人間になりたいと願うようになっていく、愛と冒険と、悲しみの物語。 公開された予告編は、ゼペットが愛する我が子を失った悲しみを癒すため、木で少年の人形を作り上げる様子から始まる。誰もがなじみのある始まりでありながら、ユアン・マクレガー演じるコオロギのセバスチャン・J・クリケットが「知ってる話だと思うかもしれない。でも違う」と宣言する。 映像の後半では、純真な心を持つ何も知らないピノッキオが出会う、新たな仲間たちや数々の大冒険の一端が映し出されており、デル・トロらしいダークで幻想的なシークエンスの数々とエモーショナルな展開を垣間見ることができる。いたずら好きでわがままなピノッキオは、この世に居場所を求めてどんな冒険を繰り広げるのか――。 デル・トロが、悲願だった製作をついに実現させた本作のボイスキャスト陣には、ピノッキオ役を務める新人グレゴリー・マンをはじめ、セバスチャン・J・クリケット役のユアン、ゼペットじいさん役は「ハリー・ポッター」シリーズ、『ゲーム・オブ・スローンズ』のデヴィッド・ブラッドリー、さらに『ドクター・ストレンジ』のティルダ・スウィントン、『イングロリアス・バスターズ』のクリストフ・ヴァルツらアカデミー賞受賞俳優に加え、『ストレンジャー・シングス 未知の世界 4』での頼もしい活躍も記憶に新しいフィン・ヴォルフハルト、『ブルージャスミン』のケイト・ブランシェット、『パシフィック・リム』のロン・パールマンらが名を連ねている。 デル・トロは、2011年からこのプロジェクトに取り組み、「とにかく演技を大切にした。そして、沈黙や(通常なら)不必要なジェスチャーをアニメーションで描いた。この世界が生きていることが、感じられると思う」と語っており、余分な動きを敢えて描き出すことで、キャラクターに親近感を感じさせるなど、徹底的にこだわった自信を感じさせる。
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