
ゾンビはアニメにむいてない?数少ない ゾンビアニメ まとめ
2010年代前半、海外ゲーム業界ではゾンビウィルスが蔓延していました。ありとあらゆるゲームにゾンビが大量発生し、そのウィルスは日本のマンガや実写作品にも波及しました。最近では、ゾンビパンデミックこそ沈静化したものの、ポップカルチャー業界でゾンビ達はすでに住民権を獲得。地道に活動しております。それなのに!どういうわけだか、日本のアニメ業界ではゾンビの存在感は、ほんのちょっぴりしかありません。どうしたんだゾンビ!頑張れゾンビ!というわけで今回は数少ないゾンビアニメをまとめてみました!■がっこうぐらし現在、もっとも新鮮なゾンビアニメです。学校で暮らす日常ほのぼのアニメかと思いきや、学校で籠城せざるを得ない暮らしを描いた日常 ゾンビアニメ でした。 ■スペースダンディ第4話「死んでも死にきれない時もあるじゃんよ」銀河を股に掛けるボンクラ宇宙人ハンターの活躍を描いたSFアニメのゾンビ回です。Aパートではゾンビ映画のお約束展開を踏襲し、Bパートでは全宇宙人がゾンビ化した世界が描かれています。自分の生命保険を、ゾンビになった自分が受け取るという画期的な保険金活用方法が提唱された回でもあります。全体を通してポップな感じの ゾンビアニメ です。©2014 BONES / Project SPACE DANDY ■学園黙示録 HIGH SCHOOL OF THE DEAD主人公とゾンビのファーストコンタクトから丁寧に描かれる正統派ゾンビアニメ。さらに登場する女の子は、ありがたいことに美少女ばかり。ゾンビと美少女という組みあわせほど目の保養はないですよね。これこそ、ゾンビ映画を正統に(?)継承する ゾンビアニメ です。©佐藤大輔・佐藤ショウジ/富士見書房/H.O.T.D.製作委員会 ■CGアニメ版『バイオハザード』シリーズ人気ゾンビゲームのCGアニメ作品。現在「ディ・ジェネレーション」と「ダムネーション」がありますが、このシリーズはあくまでゲームのサイドストーリー的位置づけなので、ゲームをプレイした事がない人には難解なシリーズとなっております。ゾンビパンデミックの恐怖よりも、後半に登場するクリーチャーが強力でゾンビの恐ろしさは薄れてしまいますが、ゾンビアニメ としては(CGですが・・・)よく出来たシリーズです。 ■日本ナイズされた新種「萌えゾンビ」日本ならではの形に変異したゾンビも存在します。『さんかれあ』や『これはゾンビですか?』などの一見、ふつうに生きている少女と見間違えるくらい型くずれをしていない萌えゾンビです。これこそ、日本ローライズのゾンビ、日本の ゾンビアニメ と言ってもいいかもしれませんね。 なぜこうもゾンビアニメが少ないのかを考えてみるに、アニメはゾンビに頼らずとも、敵キャラクターのバリエーションが豊富だからではないでしょうか。実写でゾンビが人気なのは、低予算で作れるクリーチャーである点も大きいでしょうし、ゲームでゾンビが流行したのは、一人称視点でバイオレンス行為に及んでも気の咎めない攻撃対象になるからかと思います。アニメは、それらの点を考慮する必要がないので、自ずと敵キャラを個性的なものに設定してしまうのかもしれません。ゾンビにそこまでの個性はありませんからね。でも、もうちょっとゾンビアニメがあってもいいと思うんですよ。頑張れゾンビアニメ!(あにぶ編集部/あにぶ編集部)
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