
「生きる」 という究極のテーマを問いかける衝撃作、映画『PLAN 75』Blu-ray&DVD発売決定
俳優の倍賞千恵子が主演を務め、昨年の「第75回カンヌ国際映画祭」にて早川千絵監督がカメラドール特別表彰を授与された映画『PLAN 75』のBlu-ray&DVDが4月26日に発売されることが決定した。映像特典として、作品の見どころを紹介した公開記念ナビ番組(ストーリー編/キャスト×監督スペシャルトーク)も収録される。【動画】映画『PLAN 75』予告編 少子高齢化が一層進み、満75歳から生死の選択権を与える制度<プラン75>が国会で可決・施行された近い将来の日本が舞台。さまざまな物議を醸していたが、超高齢化問題の解決策として、世間はすっかり受け入れムードとなる。 夫と死別してひとりで慎ましく暮らす、角谷ミチ(倍賞千恵子)は78歳。ある日、高齢を理由にホテルの客室清掃の仕事を突然解雇される。住む場所をも失いそうになった彼女は<プラン75>の申請を検討し始める。 一方、市役所の<プラン75>の申請窓口で働くヒロム(磯村勇斗)、死を選んだお年寄りに“その日”が来る直前までサポートするコールセンタースタッフの瑶子(河合優実)、フィリピンから単身来日し<プラン75>の関連施設で働いているマリア(ステファニー・アリアン)は、このシステムの存在に強い疑問を抱いていく…。 映像特典のスペシャルトークでは、この物語を描いたきっかけや、脚本を読んだときの印象などが、監督やキャストより語られる。磯村は「最初脚本を読んだとき鳥肌が立って、直感的にこの作品に携わりたい」と感じたと言う。早川監督は「最近の日本は社会的に弱い立場の人への風当たりが強い。その憤りを原動力にしてこの映画を制作した。倍賞千恵子さん演じるミチという女性の姿を通して、人が生きることを全肯定する。そんな映画にしたい」と語っている。 なお、同映画は、公開から半年以上もの間、全国各地の映画館でロングラン上映を続けて、現在、興行収入は3.4億円に迫っている。公開時のメイン館である東京・新宿ピカデリーでは、3月10日より再々上映されることも決定している。
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