
化粧水の質でお肌にどれくらいの差が出る? 理論と実際
使う化粧水の種類によって、お肌にどれほどの差が出るのでしょうか。まじめに考えてみます。潤う化粧水?潤いのあるお肌を作るためには、洗顔の後の化粧水が欠かせない、と一般的には考えられています。高価な化粧水の中にはささまざまな美容成分が添加されているものもあり、価格もそれなりです。一方で、化粧水は安いものをたっぷり使った方がいい、という説もあります。さらに踏み込んで、そもそも化粧水そのものを付ける必要がない、という説もあります。実際のところ、化粧水を使うこと、使わないこと、また使う化粧水の種類によって、お肌にどれほどの差が出るのでしょうか。 お肌に差が出る?初めて使う高い化粧水をお肌に付けてみると、ファーストインプレッションでは驚くほど使用感の違いを感じることがあります。でもそれに慣れてくると、肌状態が変わったわけではないということに気づくこともあるのではないでしょうか。良い化粧品を使うと、使ったときの肌の感触が一時的にとても良くなることはあります。でも、実際に肌質までが変わっているわけではありません。むしろ肌質まで変わってしまったら、それは化粧品とは呼べなくなってしまいます。 化粧水は角質層までしか届かないそもそも肌の表面の角質層は常にターンオーバーを繰り返しているので、約1ヶ月で肌表面の細胞は入れ替わってしまいます。化粧品ではこの表面のお手入れをしているだけなのです。良い化粧品を使って、その時肌が潤ったとしても、数日経てば、その角質ははがれて落ちてしまうものです。また、化粧品の成分は角質より奥の層には届きません。化粧水もつけず、何もしていなくても美肌の人も実際には多く、お肌の差は、化粧品による差より、もともとの持って生まれた肌質の差の方がはるかに大きいものと考えられます。化粧水の効果は限定的付ける化粧水によって、肌がどれくらい変わるかというと、付けたときの肌の感触は変わりますが、実際に肌質までが変わっているわけではありません。何を使うかということに気が向きがちですが、むしろ化粧水は、どう使うかということも重要です。化粧水をぱっぱっと付けてあとは放置、ではかえって肌が乾燥してしまうこともあります。化粧水の後、油分でフタをして、水分が逃げないようにケアすることも忘れないようにしたいですね。
愛カツ