
松本若菜&岡田浩暉、骨髄移植ドナーの夫婦役に「すぐにお返事はできなかった」 モデル見守る中の撮影に「プレッシャーなんだよ」
俳優の樋口大悟(45)、松本若菜(39)、岡田浩暉(57)、が19日、都内で行われた映画『みんな生きている ~二つ目の誕生日~』ロングラン記念舞台あいさつに登壇した。【写真】花柄シャツ姿で登場した松本若菜 同作は、余命2年から骨髄移植で命を救われた樋口が、自らの体験をもとに企画・原案・主演を務めたもの。白血病の青年とドナーとなる女性の目に見えない絆、そして2人を支える人たちの葛藤を描いた「いのち」の物語となっており、松本は骨髄移植を依頼された、優しくも強い意志を持った1児の母、岡田はその夫を演じている。 オファーを受けたときの心境について松本は「正直、すぐにお返事はできなかった。実体験をもとに作られたものだったので、生半可な気持ちじゃ返事できないなと思って」と告白。「偽善者に思われたくないからって役を断るのって表現する身として違っているんじゃないかと思った。私にできることと言えば、この役をさせていただくことなのかなと思って引き受けさせていただきました」とその決意について説明した。 岡田も「本当にそうだよね」と共感。「何よりも当事者の大悟がずっといますからね。見ていてくれるのはいいんだけど、プレッシャーなんだよ!」と苦笑いしつつ、「現場入って、若菜さんの立ち方を見て、すごく勇気をもらって。同じ思いで立たれているなと。すごくそれが力になって、俺も作らずになるべく素の自分に近いところに引き寄せていこうと、そこで腹が決まりました」と語った。 「ドナーの方が見つかるのは奇跡だけど、見つかったら移植ができるのは当たり前だと思っていた」という松本。「私もそうですが、知っていただくことが1番なんじゃないかな。この映画は移植のことだったり、ドナーのことだったりを知っていただける作品になっていると思います。もしも身近な人と共有したいって思ったときに、この映画をって思っていただけたらうれしいな」と願いを込めた。 イベントには、両沢和幸監督も登壇し、MCは同作にも出演する榎本桜が務めた。
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