
新型コロナワクチン、6割超「受けたくない」 女子高生100人にアンケート
国内で新型コロナウイルス感染者が確認されて一年が経過した。未だ終息の気配が見られないが、海外ではワクチンの接種が開始された国もある。日本では、2月下旬に接種開始できるよう政府が準備を進めており、18日には河野太郎氏が担当閣僚として割り当てられた。そんな中ORICON NEWSでは女子高生100名にワクチン接種についてアンケート調査を実施した。【動画】新型コロナウィルスワクチン、接種したい? コロナウイルスのワクチンが日本で利用可能になった場合、早期に接種を受けたいですか? 受けたい 34人 受けたくない 66人 「受けたくない」が、6割超となる結果となった。理由として多かったのは、「副作用が怖い」「安全なのかわからないから」という、安全性への不安だった。副作用について、厚生労働省はホームページで、日本への供給を計画している海外のワクチンにおける、接種後の、ワクチン接種と因果関係がないものも含めて、接種部位の痛みや、頭痛・倦怠感・筋肉痛等の事象、また、まれな頻度でアナフィラキシー(急性アレルギー反応)反応が起きた例を紹介している。 もちろん政府が臨床試験を重ね、安全性を確保してから接種を開始することは間違いないが、不安な気持ちはぬぐえないということだろう。ワクチン自体への不安以外には、「高齢者や子供、医療従事者が先に受けるべきだと思うから」(3人)といった意見や、「本当に効果があるかわからない」「まだ信用できない」「打っても変わらないと思う」という効果への疑問を理由にあげる人も。ワクチン以前に「注射が嫌い」(4人)という声もあった。 一方、「受けたい」とした人は、「登下校やバイトなどで感染確率高いので家族や友達に万が一移すようなことがあったら嫌だから」「親とかにうつしたくないから」といった、自分がというより、周りに感染させてしまうことを避けたいという理由が多かった。若者は感染しても無症状が多いというコロナの特徴も関係しているのだろう。また、「自分自身が持病を持っているのでかかった時に重症化する恐れがあるから」「ぜんそくを持ってるから早めに打ちたい」といった持病への不安や、一方「海外旅行や国内旅行をまたたくさん行きたい」「早く遊び歩きたい!!好きなアーティストのライブに行きたい!」など、自粛生活へのストレスを感じさせる理由も。 また、コロナ禍での正月の過ごし方についても調査。 昨年と正月の過ごし方は変わりましたか? 変わった 75人 変わらない 25人 昨年と正月の過ごし方が変わったと答えた人は75人。変わったことで多かったのは「なるべく外出せず自宅で過ごす」。具体的には「毎年家族で初詣に行くけど、コロナの影響で行かなかった」「親戚とかと初詣ではなく母と2人で初詣に行った」「初詣に行く日を1日から4日に移動した」と初詣を中止したり、人数や行く日を調整したりしたようだ。 また、正月といえば、親戚一同が集まる機会も例年だとおなじみの行事だが、今年は「親戚の家に行けなくなった」「なるべく家の中にいて親戚の集まりも無くなった」「普段はおばあちゃんの家でおせちを食べるが、挨拶しに行っただけになった」と中止した人が多かった。その他、「洋服のバーゲンなどに行っていたが、お出かけは最低限に心掛けている」「年末年始に友達と遊んでいたけど、今年は家族と過ごした」「zoomで新年会をした」など、自粛や工夫をして年末年始を過ごした様子が調査からは見えてきた。(調査協力:株式会社アイ・エヌ・ジー)
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