
27歳。北欧出身女優・アリシアがアメリカで成功した理由
2016年2月の第88回アカデミー賞授賞式で、助演女優賞を手にしたアリシア・ヴィキャンデル。人類史上初の性転換手術を受けた男性の、実話に基づいた物語を描いた映画 『リリーのすべて』では、妻・ゲルダ役を演じて、その実力が認められました。出身はスウェーデンという、アメリカから遠く離れた出身にも関わらず、多岐に渡って活躍するアリシア・ヴィキャンデルは今年大注目の女優です。Alicia Vikanderさん(@aliciavikanderdaily)が投稿した写真 - 2016 3月 3 12:50午後 PSTアカデミー賞授賞式の舞台には、レモンイエローが華やかなルイ・ヴィトンのドレスで登場したアリシア。ディズニー映画の『美女と野獣』に出てくるベルにそっくりだとネット上で話題になりました。目標のためには努力を惜しまないステージで堂々とスピーチをした彼女ですが、そのキャリアはまだそう長くはないよう。しかし、とても努力家で、着々とキャリアを積んでいます。スウェーデンで生まれ育ったアリシアは、小さいころバレリーナを目指していました。そのため、15歳でスウェーデン王立バレリーナ学校へ入学し、週6日、毎日7時間トレーニングをしていたそうです。やがて、女優としてのキャリアをスタートさせ、2012年にデンマークの映画に出演したときのこと。オーディションでは、ネイティブの発音をひたすら練習してセリフを覚えて挑んだアリシア。そして、撮影までにデンマーク語を勉強してくると監督に誓ったのだそう。その後、実際映画を見たデンマーク人が、彼女がスウェーデン人だったと気付かなかったほど完璧な発音で演技を披露したのです。英語においても同じで、「正しく発音するために自分の声を録音し、ひたすら話してネイティブに近づくよう努力をした」と英紙「The Independent」のインタビューで明かしています。目標に向かって努力を惜しまない、強い精神は見習いたいものです。オスカーが認める演技力(C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved努力家な彼女は、演技力についても共演者や監督からのお墨付き。映画『リリーのすべて』のインタビューでは、「ゲルダ役ができるのは彼女しかいない」「理屈で演じる面と本能で演じる面を使い分けていて、感情の表現がとても深い」と言われていたほどです。また、主演を演じたエディ・レッドメインは、昨年別の作品でアカデミー賞を受賞しており、『リリーのすべて』は主演&助演者がふたりともアカデミー賞受賞経験のある作品となりました。日本人も参考にしやすいエレガントスタイル© fashion gone rouge女優のほかにも活動の幅を広げているアリシア。2015年からは、ルイ・ヴィトンのキャンペーンモデルとしても活躍をしています。広告ではアカデミー賞受賞時とは異なる表情で、凛とした大人の女性のイメージ。バレエで培った美しいスタイルはモデルとしても完璧です!©2016 Condé Nastまた、アリシアはファッションセンスも抜群。彼女のコーディネートは、オフィススタイルとしても参考にできるものばかりです。ブラックのワントーンですっきりエレガントにまとめれば、万人受けするコーディネートが完成します。素材や柄で遊び心も忘れずに。努力の人、アリシア・ヴィキャンデル。演技にファッションにと、これからも目が離せません。あわせて読みたい・これさえあれば、アカデミー女優顔。死守したいのはセミマット感・オスカー像は素手で持つ。アカデミー賞のアフターパーティが意外とカジュアル[INDEPENDENT]
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