
市川実日子主演、マリー・アントワネットの食事を再現 歴史料理のグルメドラマ
BS松竹東急の毎週月曜のオリジナルドラマ枠「月曜ドラマ」第4弾として、俳優の市川実日子主演、中島歩との共演による『A Table!〜歴史のレシピを作ってたべる〜』(Aはアクサングラーヴ付き)を1月9日より放送する(毎週日曜 後10:30)。【写真】夫役を演じる中島歩 同ドラマは、歴史料理研究家・遠藤雅司氏のレシピ本『歴メシ!決定版 歴史料理をおいしく食べる』が原作。吉祥寺から徒歩20分のところに住む、結婚15年目の夫婦、主人公・藤田ジュンとその夫・ヨシヲの夫婦の物語を、マリー・アントワネット、カエサル、ソクラテスなどが食した歴史レシピとともに描く。 歴史レシピは正確さにこだわらず、現代の日本で手に入る食材を代用して再現。誰でもすぐに作れる歴史メシで食欲を誘い、知的好奇心をかき立てる新感覚グルメドラマが誕生する。 市川と中島は今回、初共演。マニアックな音楽映画や小説といった趣味と、親から教わった道徳と優しさの価値観が合う夫婦のテンポの良い掛け合いが見どころ。 脚本は、漫画『ラジエーションハウス』(集英社)の原作や、2021年日本民間放送連盟賞テレビ/ドラマ番組部門優秀賞を受賞したドラマ『名建築で昼食を』(テレビ大阪)などの脚本を手がける横幕智裕。 監督は、マーティン・スコセッシやポン・ジュノ、ジョン・ウーなどの助監督を務め、ドラマ『名建築で昼食を』や、第57回ギャラクシー賞テレビ部門 奨励賞、第8回AT上方番組大賞 グランプリを受賞した『ちょこっと京都に住んでみた。』(テレビ大阪)の監督を務めた吉見拓真が担当する。■市川実日子のコメント 数年前、世界の歴史料理のレシピ集を本屋さんで見かけたことがありました。見た瞬間、むくむくと好奇心が湧いてきたことを憶えています。今回のお話を聞いた時にそのことを思い出し、面白そうなお話だなというのが一番最初に思ったことです。 脚本を読むと、歴史は今としっかり繋がっていること、ひとにとってのごはんを作る時間…、ジュンにとってのごく身近なひと、その相手との時間の流れ、自分の中にあるどうしようもないこと…、さまざまなものが描かれていました。 私自身、歴史に興味はあるけれど、教科としては苦手でしたが、このドラマでは、食事を通して、どんな人物だったかという点にも触れています。歴史上の人物にだって日常があって、物語があって、だから食事も進化してきた。へぇ!と何度も口にしながら、この、面白い、もっと知りたいと感じる気持ちが、作品にも反映されるといいなと思いました。 観てくださった方の、すぐ近くにいるような、いつもの散歩道で見かけるような、そんな夫婦になれますように。食卓に灯すロウソクのような作品になりますように。そう願っています。■中島歩のコメント 本作に参加することについては、まず市川さんと夫婦を演じられるなんて楽しいに決まってると感じました。市川さんとは共通の友人を通して知り合いましたが、初めてとは思えないほど楽しく会話ができて気さくで素敵な方だなと思いました。きっと愉快な夫婦が演じられると思います。楽しんで撮影して、それが観る方にも伝わったらいいなと思います。 僕の記憶では、学校で習う歴史は大きな事件ばかりが印象的で、何を食べていたとか、そういう身近なことはあまり覚えていません。本作を通して、古今東西の暮らしの歴史を知れるのは興味深いですし、その上、夫婦間で感じているあれやこれやが描かれているのも魅力です。 なんとなく観てるとニヤニヤ笑えて、ほうほうと歴史の勉強にもなって、そのうち歴メシを作りたくなっちゃうようなドラマにできたらと思います。お楽しみに。
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