
平原綾香、父・平原まこと氏のメモリアルコンサートに意気込み「はじめはイヤだった」
歌手の平原綾香が23日、都内で『平原綾香 Jupiter基金 Presents 平原まこと50周年メモリアルコンサート』の事前取材会に参加し、同コンサートを開催する経緯や意気込みについて語った。【全身ショット】美しい!レトロな柄のドレス姿で登場した平原綾香 同コンサートは、昨年11月に胃がんのため69歳で亡くなったサックス奏者の父・まことさんを偲び、平原と姉・AIKA、そしてスペシャルゲストらが来年3月5日に東京・東京国際フォーラム ホールCで開催する。 平原ははじめに、まことさんが亡くなってからの1年を振り返りながら「まだ泣いてしまうことも多い」と語る。「立ち直ることはないと思う。ずっと悲しいまま。でも、悲しいと思えるということは父を忘れていないということだなと。悲しいことが幸せだと思えるようになりました」と伝えた。 同コンサートについては「はじめはイヤだったんです。1回やったら終わっちゃうから」と告白。「でも、1回では吹き尽くせないほどの曲があるので、父も参加してくれた『Jupiter基金』主催のコンサートにしました」と開催までの経緯を説明し、「今後も『Jupiter基金』のコンサートは続いていくので、例えばプチコーナーのような形で定期的に父の曲を披露していければいいなと思っています」と期待した。 また、取材会では「先ほど発表されましたが…」と自ら切り出し、歌手のさだまさしと作曲家の宮川彬良氏がゲストに決定したことも報告。「父がお世話になったお2人がゲストに来ていただけることになりました」とし、「さださんは長崎出身つながりということで、『さだパパ』と呼ばせていただいている。宮川さんは父とデュオを組んでくださっていた。”家族”と呼べる方々に出演していただけることになり、本当にうれしいです」と笑顔を見せた。 そして「先日行われた『SAVE THE SNOW CONCERT』でも松任谷由実さんが涙を流しながら『綾香のお父さんが…』と偲んでくださって。たくさんの方に愛されていたことを感じてはいましたが、自分のことをあまり話さない父だったので、父の仕事については知らないことも多かったんです」といい、「亡くなってから、父の話を数十倍聞くようになりました。私にとっては、いつも変なことばかり言う”お笑いパパ”だった。でも、こんなにすごいことをやっていたんだと」と回顧。 最後には「父にはこのコンサートを通じて、父を、父の音を愛してくれていた人がこんなにいたんだよと知ってほしいです」とうれしそうに語っていた。
ORICON NEWS