
【心理テクニック】方言で告白はアリ?ナシ?方言で告る意外な効果
方言はその土地その土地の魅力が詰まった喋り方ですよね。同郷同士なら、それだけで一気に距離感を縮めてくれる素晴らしい言語ツールだと言えます。そんな方言の魅力を、告白の際にも活用できるのでしょうか? そこで今回は、「方言で告白するのは、実際にアリなのかナシなのか」についてご紹介いたします。言葉と表情がかみ合えば“分かりやすい”と愛される可能性も方言の魅力は、何と言ってもその土地の風土を感じさせることができることですよね。つまり、あなたの育った環境や個性を偲ばせるところに価値が生まれると言えます。しかし、告白となるとなかなか方言でそこまで伝えることはできません。でも、方言と表情と組み合わせて“言動一致”させることで、強い武器になる場合も。ある心理学実験で、言葉と表情が噛み合う“わかりやすい性格”を人は好む傾向があるという結果もあるほど。告白の際に用いるなら、伝わりやすいもの(聞いていて理解しにくいものではなく、イントネーションに重きが置かれているものなど)をチョイスしましょう。■先に弱点として相手に提示し、免疫をつけさせる“接種理論”は避けて社会心理学者ウィリアム・マクガイアは、“接種理論”を提唱しました。これは、一度弱めの情報を提示することで相手に免疫をつけさせてしまうと、その後の意見が通りにくくなるというものです。そのため、あなたがいつも方言を使っているなら、相手もその情報を知っているのであまり意味がないと言えます。日頃から方言を使わないあなたが、方言で告白をしてくるという希少価値(あるいは予期せぬ事態)があるからこそ意味が生まれると覚えておきましょう。■方言で告白されたことは強く印象に残る……!? “親近効果”の可能性“終わりよければすべてよし”というフレーズを耳にしたことがあるかもしれませんが、これは心理学の世界においても有効なテクニックとして知られています。これは“親近効果”と言って、最後に見たり聞いたりした情報が最も印象に残るという理論です。別名、“終末効果”とも称されています。これを応用すれば、方言で告白をした場合に、その時のあなたのイメージがいつまでも相手の中に残ることになります。仮にその場では上手くいかなかったとしても、後からふとした時に「方言で告白されたな……」と、思い返される機会はきっと増えるはず。もしかするとリベンジが成功する場合もあるかもしれません。■“ちょっとしたお得感”をあたえることができればしめたものテレビの通販番組などを見ていると、よく「今ならこれもついてくる!」とオマケを強調してきますよね。これは“ザッツ・ノット・オール・テクニック”と呼ばれる心理学的手法です。オマケをつけることで“お得感”を演出するのがその目的です。そのため、方言で告白されると「えっ、この子こんな一面もあるんだ……」「どんな子なんだろう」と、告白される側は少し得した(関心を抱きやすい)気持ちになると言えます(同郷の場合は別ですが)。そのため、興味を持たれやすくなり、成功率が上昇するという副産物もあるでしょう。なお、オマケは後から紹介した方が魅力的に感じるとされています。告白した後に「すいません!私、緊張すると方言が出ちゃうんです……!」と伝えれば、なお効果的でしょう。 方言にもさまざまなものがあり、少し語調が強く感じられるものから、柔らかくて可愛らしいものまでさまざまです。告白の際に活用するには、“分かりやすく、可愛く”を意識して使えば、相手の意識に非常に残るものとなるでしょう。方言で告白したからと言って、成功率は変わらないかもしれませんが、告白後、あなたに興味を持ってくれる可能性はきっと高まるはず。やり方次第ですが、やってみる価値はあるのかもしれません。(脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター)(愛カツ編集部)
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