
黒羽麻璃央主演、映画『生きててごめんなさい』予告編解禁 松井玲奈ら共演者のコメントも
映画『余命10年』などの映画監督・藤井道人がプロデュースする、黒羽麻璃央主演の映画『生きててごめんなさい』(2月3日公開)の予告編と、共演する松井玲奈、安井順平、八木アリサ、飯島寛騎のコメントが公開された。【動画】映画『生きててごめんなさい』予告編 同映画の監督を務めるのは、藤井監督の下で多くの作品に携り、綾野剛主演のドラマ『アバランチ』で藤井とともに演出を担当した山口健人。2人のクリエーターがタッグを組み、現代の日本の若者たちが抱える「病み」を鋭い視点で描く。 出版社の編集部で働く園田修一(黒羽)は清川莉奈(穂志もえか)と出逢い、同棲中。修一は小説家になるという夢を抱いていたが、日々の仕事に追われ、あきらめかけていた。莉奈は何をやっても上手くいかず、いくつもアルバイトをクビになり、家で独り過ごすことが多かった。 ところが、修一は高校の先輩で大手出版社の編集者・相澤今日子(松井玲奈)と再会し、相澤の務める出版社の新人賞にエントリーすることになる。一方、自身の出版社でも売れっ子コメンテーター・西川洋一(安井順平)を担当することになるが、西川の編集担当に原稿をすべて書かせるやり方に戸惑う。修一は全く小説の執筆に時間がさけなくなり焦り始める。 そんな中、莉奈はふとしたきっかけで西川の目に止まり、修一と共に出版社で働くこととなる。西川も出版社の皆も莉奈をちやほやする光景に修一は嫉妬心が沸々と湧き、莉奈に対して態度が冷たくなっていく。いつしか、2人は喧嘩が絶えなくなっていく――というストーリー。■松井玲奈(相澤今日子役)のコメント 修一の憧れであり、光のような存在に感じてもらえたらいいなと思いながら演じていました。再共演となった黒羽さんとは、お芝居を一緒にさせていただけるのが楽しいなと感じていました。修一の緊張感を感じられる部分もあり、可愛らしいなと思いました。 完成した作品を見て、修一と莉奈の関係や、環境が渦を巻くように変化していく様子にのまれてしまいそうな感覚に陥りました。人生はいつも最良の日ではないけれど、その中にあるひとつの光を目指して、人はもがきながら脚を前に進めるのかもしれない、そう感じられる作品になっています。心のぶつかりをぜひ劇場でご覧いただけるとうれしいです。■安井順平(西川洋一役)のコメント 数々の本を出版しコメンテーターとしても活動する西川洋一を演じました。修一と莉奈の仲を割くキッカケになる人物です。デキる男だが精神的マッチョの悪い例。この手の人間は数多見てきたので役作りの苦労は全くなく、出会った悪しきマッチョたちのサンプルの集合体をシンボリックに、角度によってはユーモラスに見えるように演じたつもりです。時には台本にない言霊まで飛び出してしまいました。この映画は現実社会に生きづらさを感じている男女の、自立と再生の物語です。そしてそれは私たちの物語でもあるのです。■八木アリサ(有栖川麻里亜役)のコメント 観てくださった方々にどう映るかはそれぞれだと思いますが、誰もが主人公であり脇役でもあると思うので、帰り道にはこのネガティブなタイトルとは違った少しポジティブな感情や救いを持って帰ってもらえるとうれしいです。■飯島寛騎(神宮寺葵役)のコメント 莉奈のバイト先のカップルを演じるにあたり、大衆の居酒屋に一席だけまわりの世界観に溶け込まず美しく華やかにしてほしいとご指導いただきました。一人一人の人生は違うもの。そこにどう風を吹き込むかを大事に演じさせていただきました。 本編で描かれている生きにくい現代に立ち向かって行く若者達の姿はどこかもどかしくリアリティーがあり、見た後には自分たちも勇気付けられるような、そんな魅力がこの『生きててごめんなさい』にはあります。ぜひ劇場にてこの魅力を味わっていただきたいです。
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