
なだぎ武、13年ぶり『仮面ライダーW』刃野役に喜び 舞台『風都探偵』は「オリジナルのよさを残しつつ」
俳優の和田雅成(31)、木津つばさ(24)、生駒里奈(26)、なだぎ武(52)が、舞台『風都探偵』の取材会に参加した。【動画】生駒里奈の仮面ライダー愛が爆発『仮面ライダーW』が「1番好き」 『仮面ライダーW』(2009年)の正統続編で、『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で連載中のマンガ『風都探偵』が舞台化。和田は左翔太郎役、木津はフィリップ役、生駒は鳴海亜樹子役、なだぎは刃野幹夫役を、それぞれ務める。 出演が決まった際を振り返った和田は「素直にオファーをいただいた時はうれしかったです。ありがたいことに今年の2月に『リバイスレガシー 仮面ライダーベイル』で変身させていただいた。1年に2回も別の仮面ライダーに変身させていただける人生があるんだと。光栄なことですし、幸せです」と感慨。木津は「僕はオーディションから参加させていただいた。変身というのは男の子の憧れ。自分の人生の中で、言わせていただけるなんて夢にも思っていなかった。気合を入れて頑張らせていただきたい」と力を込めた。 生駒は「『仮面ライダーW』をリアルタイムで見ていて、仮面ライダー作品で1番、好き。『うそだろ?』って思ったんですけど、役者として、こういう役も担わせていただけるようになったという喜びもありました。よくわかってない気持ちです(笑)」と複雑な心境を語った。『仮面ライダーW』と同じく刃野役となるなだぎは「刃さんを、また演じられるとは思ってもいなかった。非常にうれしかった」と喜んでいた。 なだぎは「正統続編の『風都探偵』という漫画が始まった時に、また風都の物語が始まったんだ、とめちゃくちゃうれしかった」と明かす。さらにアニメ化し、今度は舞台化。「オリジナルメンバーとして、こんな展開はうれしい」と笑顔を見せる。ただ、「他人ごとのように見ていた」そうで、舞台化の際にオファーが来た時は「自分がやるけど俯瞰で見るような感じもある。不思議な気持ち」と胸のうちを明かした。 13年ぶりの刃野役となるが、取材会の時点では「まだ2~3回しか(けいこを)やってない」と苦笑い。オリジナルキャストだけに、けいこもサクサク終わったそう。そして「『仮面ライダーW』の時の刃さんはファニーな感じ。『風都探偵』の漫画もオリジナルに近い感じでファニーに描かれている。顔が私ですから(笑)。こんなに寄せてくれるんや、という喜びがあった」としながら「アニメが、ちょっと渋めの刃さん。どこに行ったらいいのか、という迷いがありました(笑)」と本音。「あまり渋めに寄せても。オリジナルの私が演じるんだから、オリジナルのよさを残しつつ。原作とアニメの間を行けたらというところで落ち着かせようかなと思います」と口にしていた。 2017年8月から連載を開始し、累計発行部数240万部を超える人気作品となっている『風都探偵』。今年8月にはアニメ化され、トレンド入りするなど、『仮面ライダーW』放送時からのファンだけでなく、『風都探偵』から知ったというファンも多く、仮面ライダーシリーズの中ではより幅広い世代に浸透している作品のひとつとなっている。『風都探偵The STAGE』は、その舞台版で12月29日から来年1月15日まで東京・サンシャイン劇場、来年1月19日から25日まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演される。東京公演の初日と、大阪公演の大千秋楽はライブ配信が決定した。
ORICON NEWS