
いぬやしき 第11話(最終話)「地球の人たち」感動、そして鳥肌! 【感想コラム】
『いぬやしき』ついに最終回です!ものすごく今更ですが、言います。OP、凄い良い曲ですよね。ようやくフルを購入しました。海外人気もあるようです。Contents1 犬屋敷 壱郎、家族に告白する2 ジャンプ! 今週の買ってあるよ!3 隕石、終末へ4 二人の結末■犬屋敷 壱郎、家族に告白する「あなた……あなたなの?」開幕から、妻に正体がバレる犬屋敷 壱郎。彼は自分が偽者であることを告白し、家族の前から去ろうとします。 しかし、妻に新婚旅行のことを聞かれ、思い出を語り――妻と娘の麻理は、壱郎を受け入れウチにいてほしいと引き止めました。身体が機械になっても、壱郎は壱郎です。むしろ、機械になったことをきっかけに、家族間で想いを伝え合えるようになりました。■ジャンプ! 今週の買ってあるよ!画像引用元:© 奥浩哉・講談社/アニメ「いぬやしき」製作委員会一方、ヒロは直行の前に登場。「ジャンプ! 今週の買ってあるよ!」直行はヒロにジャンプを読ませ、その隙に壱郎を呼びます。 ジャンプを読むシーンがこんなにも緊迫感あふれるアニメ、凄いです。「お前はヒロじゃない。殺人機械だ」直行に否定され、涙を流すヒロ。 ヒロは本当に直行の学校生活を心配し、また前のようにダラダラと過ごしたいだけでした。 たくさんの人を殺しておいて何を言っているんだ――という話ですが、ヒロの辛い気持ちもわかってしまうあたり、心理描写のうまい作品です。ここで直行も泣くはずなのですが、アニメでは尺の都合で省略。■隕石、終末へ画像引用元:© 奥浩哉・講談社/アニメ「いぬやしき」製作委員会壱郎は家族と楽しい時を過ごし、旅行の計画をたてます。 しかし、TVのニュースで某大統領っぽい人が衝撃の発言を。アメリカは接近する隕石の破壊に失敗したようです。 地球最後の日を好きに過ごせと発言。 街では家族と最後を迎えようとする者。一方で、ふっきれで暴力に走る者。まさに終末です。けれど、壱郎は諦めませんでした。「聞こえるんだ。全世界の、助けを求める声が」前回、人々を救うために機械になったのだと、この時のために生まれたのだと理解した壱郎。 そんな彼は、直行や麻理に対し戻ってくると約束し、宇宙へ。■二人の結末画像引用元:© 奥浩哉・講談社/アニメ「いぬやしき」製作委員会しかし、彼の力を持ってしても隕石は破壊できませんでした。 そこに、しおんと直行の生きる未来のため、ヒロが登場。 最終話にして初の共闘。ヒロは隕石の軌道を変えるべく自爆してしまいました。ヒロの想いを知り、涙を流す直行。 それでも隕石は止まらず。最後は壱郎も自爆。 彼は地球を救いましたが、約束を果たすことはできませんでした。 EDと共に、壱郎が家族との思い出を振り返る→自爆→夫の、父の死を悟った家族たちのシーン。 この流れはとても感動的でした。ただ、ラスト2話は展開がかなり早かったです。全11話なので仕方ないのですが、とくに今回は詰め込みすぎ感が……。 原作ではアニメ以上に、壱郎と息子のやりとりも描かれています。また、ヒロの自爆に関しても間のとり方がうまいです。アニメを観て面白いと思った方は、ぜひ原作も読んでみてください。 とまあ思うところもありましたが、ハッキリ言います。超名作です!最高の最終回でした!!奥 浩哉先生。そして、アニメに関わったたくさんの方々。素敵な作品をありがとうございました。 アニメは終わってしまいましたが、この感想コラムはもう1回だけあるので、お付き合いいただけたらと思います。いぬやしき 感想コラムのまとめ2017.10.29(あにぶ編集部/星崎梓)
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