
朝加真由美、67歳で初舞台に驚き「私でもびっくり」 板尾創路は気遣い「降板されたら困る」
俳優の朝加真由美(67)が10日、東京・新国立劇場小劇場で上演される舞台『聖なる怪物』ゲネプロ終演後囲み取材会に、W主演の板尾創路、松田凌らキャストと参加した。出演者のなかでは最年長となるベテラン俳優の朝加だが「この歳で初舞台。みなさまに迷惑をかけないことだけを考えていますが、すでにあがっちゃって大変でした」とほがらかに笑った。【写真】67歳で初舞台に挑戦する朝加真由美 教誨のため刑務所を訪れた山川神父(板尾)が新たに向き合うこととなった死刑囚・町月(松田)。その死刑囚は自らのことを「神」と呼んだ。それ以来、山川のまわりで不可解な出来事が起きていく。町月の存在は果たして神かペテン師か。それとも怪物か…。 教会に通う信者・加賀谷妙子を演じた朝加は「台本を1回読んで理解できたわけではないけどやりたいと思った。(舞台)やったことのないのにやれるわけないという自問自答がありましたが、やりたいという思いがあって、マネージャーに『やりたい』と言ったら『ええ!』と“ビックリマーク”3つくらいが返ってきました」と自身のなかでもかなりのチャレンジだったそう。 そして迎えた初舞台に「私もびっくり。このままやらないで呑気にお酒飲んでこのままいっちゃうのかと…。そういうわけにはいかないぞ、とやることにしました。楽しまなきゃ、という気持ちはあるんですけど楽しむにはまだ時間がかかりそう。でも気持ちが高揚していく感じはいい感じですね」と心境を明かした。 稽古場の雰囲気について、同じく初舞台の莉子は「板尾さんは唯一掛け合いがある役ということで『こうしたほうがいいかもね』と具体的なアドバイスをいただき、助けられてばかりでした」と振り返り、朝加も「板尾さんに食事会をしていただいて。とても気を使ってくださって。板尾さんってスッとしてくださるから、あまり話しかけてくれないかと思いきや、意外と話しかけてくれて気を遣ってくれて和やかにしてくださりました」と感謝。 これに当の板尾は「途中で降板されたら困るな、と。莉子ちゃん含めて初めてなので舞台の楽しさみたいなものを…」と照れ、共演の石田ひかりも「そうですよね、伝えたら」とうなずき、和やかなムードを漂わせていた。
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