
天才たちの常識をはるかに超えた“答え”を当てる新しいクイズ番組
「○△□の中で好きな形は?」「苦手や弱点は?」「20年後、子どもに人気ナンバーワンの職業は?」…さまざまな角度から繰り出される質問に、天才たちはどう答えるのか。常識をはるかに超えた天才たちの斜め上をいく“答え”を当てる、新しい形のクイズ番組『クイズ 天才の答えが答え』が、NHK総合で23日(後7:30~8:00)に放送される。【写真】VTR出演する天才たちの顔ぶれ 番組に登場する“天才”は、オードリー・タン、アリッサ・カーソン、加藤一二三の3人(いずれもVTR出演)。 オードリー・タンは、15歳で起業し、19歳でシリコンバレーに進出。 Siriの開発メンバーにして台湾のIT担当閣僚。台湾でのコロナ封じ込め成功の立役者として注目を集めた。アリッサ・カーソンは、アメリカ人大学生兼宇宙飛行士訓練生。10代でロケットライセンスなどを取得し、現在はNASAの施設などで訓練をこなす。2033年に計画されている人類初の火星探査メンバーの有力候補。ひふみんの愛称で親しまれる加藤は、言わずと知れた“神武以来の天才”。当時史上最年少でプロデビュー、名人位を獲得、62年10ヶ月現役をつとめた将棋界のレジェンドだ。 日常生活から、挫折体験の克服法、学識や経験に基づいた思考力、人類普遍の難問に向き合う際のヒントまで…“クイズの問題”とその答え、またその答えが導き出された過程を通して、天才たちが日ごろ何を考え、何を大切に生きているのかが見えてくる。そんなクイズに挑むのは、又吉直樹、アンミカ、鈴木福の3人。天の声は岩井勇気(ハライチ)が務める。 収録後、又吉は「ジャンルの違った天才たちの答えは、その解答の一つひとつがおもしろかったです。なぜその答えに至るのかという道筋が興味深く、そこが僕ら凡人と違うんだなと改めて思いました。共感する答えもありながら、ハッとさせられたものもありました。天の声には、『凡人、凡人』と何度も言われてしまいましたが、でもいい意味でとらえると凡人って一般的な感覚を持っているということですよね。そう自分に言い聞かせて挑みました。日常的な質問から、天才たちの内面を知ることができる質問まで、さまざまな回答が見られるので、今後の物事の見方や考え方に活用できるかもしれません。とはいえクイズ番組なので、気楽に見てほしいなと思います」と、コメント。 アンミカは「不正解であってもその発想を考えるということが楽しい番組です。考える過程で、硬くなっていた頭を柔らかくすることができますし、番組を見るだけで自分の考え方の枠を取っ払うことができると思います。見終わった後には、ちょっと心の景色が変わり、心が軽やかになっていたりするかも。まずは番組の冒頭から、天才たちの答えに驚いてください。私も度肝を抜かれました」と、話した。 「小さいころから父に、『視野を広げろ』『いろいろな考え方をしろ』とよく言われてきた」という鈴木は、「天才たちの答えもそういったことが大事なのだと考えさせられましたし、答えを聞いて、やっぱり自分は凡人なんだなと改めて感じました(笑)。天才たちの考えに近づくために、これまで考えたこともなかった方向からいろいろ考えられたのがとても楽しかったです。驚きももちろんありましたが、発見や学びもたくさんあったので、番組を見るだけで考え方のおもしろさを見つけられると思います」と、番組の見どころを話していた。
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