
萩原聖人・吉岡里帆出演、映画『島守の塔』本編映像
県民の4人に1人、約20万人が犠牲となった日本国内唯一の地上戦「沖縄戦」を通して、命の大切さを改めて問いかける映画『島守の塔』(公開中)より、沖縄県知事の島田叡(あきら)県知事が、県民に禁止されていた芝居や酒、たばこを許したことに対し、不満を露にする県職員・比嘉凛(吉岡里帆)のやり取りを収めた本編映像が解禁となった。【動画】映画『島守の塔』本編映像 当時、軍国教育を受け、日本が勝つと信じて疑わない凛に対し、島田は県民へ課した飛行場建設や陣地構築、食料増産に感謝しつつ、それに報いるものが「敵の上陸戦やったり、集団玉砕かもしれん」と吐露し、思わず下を向いてしまう凜に、「こんな時や、人間ちょっとくらい楽しみがあったってええんとちゃうか」と答える。 その言葉で笑顔になる凜は沖縄に伝わる踊りのカチャーシーの意味について「喜びも悲しみもかき混ぜてみんなで分かち合う」と伝えると、今度は島田が元気づけられたように微笑む。すさまじい米軍の攻撃と上陸が始まる、嵐の前の静けさと言わんばかりの美しい海を見つめながら、二人は何を思うのか…。 沖縄がアメリカの統治下から本土復帰を果たしちょうど50年の節目を迎えるタイミングで公開される本作から、何を感じるのか。劇場で見て確かめてほしい。
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