
DC映画『ザ・フラッシュ』日本版声優に細谷佳正、山寺宏一、小原雅人の“続投”決定
『THE BATMAN−ザ・バットマン−』(2022年)、『ジョーカー』(19年)など数々の大ヒット作を生み出してきたDC映画の最新作『ザ・フラッシュ』(6月16日、日米同時公開)の日本版声優が発表され、地上最速ヒーローのフラッシュ【動画】『ザ・フラッシュ』最新予告編役に細谷佳正、マイケル・キートン演じるバットマン役に山寺宏一、ベン・アフレック演じるバットマン役に小原雅人らの続投が明らかになった。 本作は現在・過去2人のフラッシュ、スーパーガール、バットマンなどDC版アベンジャーズとも言えるDCヒーローが集結。主人公は、地上最速ヒーローフラッシュ。スピードを武器に“時間”も“世界”も超えるフラッシュは、“ジャスティス・リーグ”の一員でその性格はお茶目で少し天然。しかし、幼い頃に亡くした母と無実の罪を着せられた父を救うべく、タイムループし“運命”を変えるために過去を改編する。その中で出会うのが、家族3人で幸せに暮らしてきた能天気でただただ明るいもう一人のフラッシュだった。 そんな、見た目はそっくりでも性格や雰囲気は正反対な二人のフラッシュを、『ジャスティス・リーグ』(17年)に引き続き、細谷が演じる。「フラッシュは、明るく人間味あふれるヒーローでは…ないですよね(笑)。家族の問題や、それによって形作られた性格は決して明るくないというか、彼に影を落としていると感じています。その暗さや影を、他人に対して表したらメンドクサイ人になってしまうので、そうならないようにひょうきんに振舞っている人です。それなのにフラッシュ=閃光という名前があって、強い光は濃い影を同時に生み出すのだなと、そこを面白く感じています」と、お調子者のように見えて悲しいバックボーンを抱えるヒーロー・フラッシュの魅力についてコメントを寄せている。 さらに本作では、『ジャスティス・リーグ』でフラッシュをヒーローにスカウトしたベン・アフレック演じるバットマンと、『バットマン』(1989年)、『バットマン リターンズ』(92年)ぶりにDCユニバース(DCU)にカムバックするマイケル・キートン演じる“伝説”のバットマンの2人が登場することが明らかになっており、世界中のファンの期待と興奮が高まっている。 そんな二人のバットマンの日本版声優にそれぞれ山寺宏一(マイケル・キートンのバットマン役)と小原雅人(ベン・アフレックのバットマン役)の続投が決定。山寺は、これまで数々の作品でマイケル・キートンの吹替を担当し、さらに『バットマン』、『バットマン リターンズ』のテレビ放映時の吹替補完版をはじめ、『レゴバットマン ザ・ムービー』(17年)や『ニンジャバットマン』(18年)など、これまでさまざまな作品でバットマンの吹替を担当。「この作品にマイケル・キートンがバットマンとして出演すると知り、自分にオファーが来ることを密かに期待していました。また、90年代に放送された『超音速ヒーロー・ザ・フラッシュ』でバリー・アレンを演じた経験もあるので、感慨深いものがあります」と、カムバックへの思い語っている。さらに山寺は「バットマンは、スーパーパワーは無いものの『復讐心』『莫大な富』『身体能力』『知性』を武器に悪と戦う、最高に魅力的な元祖ダークヒーロー! しかもジャスティス・リーグのリーダーであるにも関わらず、ストイックかつ自嘲気味で完全主義者なため、作品によってはそこをおいしくイジられたりもします」と続け、バットマンの魅力を熱弁している。 また、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(16年)から過去3作品でベン・アフレックのバットマン役を担当してきた小原は、「『ジャスティス・リーグ』の公開後、ベンがバットマン役を引退するというニュースを知りショックを受けた事を覚えています。超人達をスカウトしたばっかりじゃん、これから始まるんでしょって。何?またやるのベン? じゃあ俺もやるよ! もちろん、闇の住人を!」と語り、フラッシュのメンター的存在の、ベン・アフレック演じるバットマンの声を再び担当することへの喜びを語っている。 実績のある声優陣たちの続投により、海外でも注目を集める本作の日本版もファンの期待を裏切らない仕上がりなるはずだ。
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