アニメ『 ペルソナ5 』のここがカッコイイ!揺るぎない3つのポイント
アニメ『 ペルソナ5 』が現在放送中ですが、今ちょうど折り返し地点というところ。
ここで一度、ゲームも含めた『ペルソナ5』の新しさとカッコよさについて、デザイン、音楽、コンセプトの三つから、少し掘り下げた紹介をしてみたいと思います。
題して、アニメ『ペルソナ5』のここがカッコイイ!揺るぎない3つのポイント!
このページの目次
1 赤と白と黒の三色で統一されたデザイン2 音楽がブラックミュージック3 精神分析を持ち込んだスタイル
■赤と白と黒の三色で統一されたデザイン
画像引用元:©ATLUS ©SEGA/PERSONA5 the Animation Project
原色を多用した、モダンなデザインで有名な『ペルソナ』シリーズ。
今回の『ペルソナ5』では、メインタイトルからオープニング、ダンジョン内のグラフィックにいたるまで、すべて赤と白と黒を基調とした、統一されたデザインとなっています。これは同じくこの三色をコンセプトデザインとした、アメリカのロックバンド『ホワイト・ストライプス』のフロントマン、「ジャック・ホワイト」によると、「ナチからコカ・コーラまで通じる、最も強力な色の組み合わせ」とのこと。非常に奇抜ながらも落ち着きを感じさせる配色です。
テーマカラーがここまでシンプルではっきりしているのは、ゲームでもアニメでも珍しいのではないでしょうか。
■音楽がブラックミュージック
使用されている楽曲はそのほとんどが、ブラックミュージック。
ゲームの主題歌やアニメのオープニング、戦闘シーンなど、その多くがダンサブルな「R&B」で、歌詞も英語で歌われています。
その特徴はシンセサイザーなどの電子音をあまり使わず、ギターやベースなどのストリングス系の楽器がメインのジャジーなサウンドであること。こうしたことで、昔ながらの渋くてカッコいい、ブラックな音楽世界が広がっています。
これらの楽曲は、ゲーム制作会社『ATLUS』の「目黒将司」氏の手によるもの。この方はどちらかというと、格式高い曲作りをする人なので、オペラ風の曲など別ジャンルの曲も、素晴らしい完成度を誇っています。
■精神分析を持ち込んだスタイル
そもそも『ペルソナ』シリーズが、「精神分析学」の手法をそのままゲームに持ち込んでスタートした、ユニークな企画の作品。
『ペルソナ』という言葉自体が、ユング心理学の用語で、「仮面」という自分のなかにある別の性格を意味しています。
そして今回の『ペルソナ5』では、悪人の心のなかに潜り込んでいき、その一番奥にあるその人を支える一番大事なもの、「オタカラ」を解明することで、歪んだ心を治して改心させるという、まさに精神科医による精神疾患の治療過程そのものを、物語のメイン・プロットとして描いています。
これによって、単純なファンタジーではない、とても現代的な内容になっているため、ものすごくリアルな説得力があります。
画像引用元:©ATLUS ©SEGA/PERSONA5 the Animation Project
以上、『ペルソナ5』を中心に、シリーズ全体にも通じる特徴をあげてみましたが、一番のポイントは、これらの要素に関わらず、物語自体は王道の少年漫画風のものであることです。なので、実は入るのにとても敷居が低い作品でもあるんですね。
少しエッジの利いた作品をお探しの方、これを機会に『ペルソナ』の世界に足を踏み入れてはいかがでしょうか。これまでと違った自分が見つかるかもしれません。
ペルソナ5 感想 のまとめ
(あにぶ編集部/なでこSMILE)
ここで一度、ゲームも含めた『ペルソナ5』の新しさとカッコよさについて、デザイン、音楽、コンセプトの三つから、少し掘り下げた紹介をしてみたいと思います。
題して、アニメ『ペルソナ5』のここがカッコイイ!揺るぎない3つのポイント!
このページの目次
1 赤と白と黒の三色で統一されたデザイン2 音楽がブラックミュージック3 精神分析を持ち込んだスタイル
■赤と白と黒の三色で統一されたデザイン
画像引用元:©ATLUS ©SEGA/PERSONA5 the Animation Project
原色を多用した、モダンなデザインで有名な『ペルソナ』シリーズ。
今回の『ペルソナ5』では、メインタイトルからオープニング、ダンジョン内のグラフィックにいたるまで、すべて赤と白と黒を基調とした、統一されたデザインとなっています。これは同じくこの三色をコンセプトデザインとした、アメリカのロックバンド『ホワイト・ストライプス』のフロントマン、「ジャック・ホワイト」によると、「ナチからコカ・コーラまで通じる、最も強力な色の組み合わせ」とのこと。非常に奇抜ながらも落ち着きを感じさせる配色です。
テーマカラーがここまでシンプルではっきりしているのは、ゲームでもアニメでも珍しいのではないでしょうか。
■音楽がブラックミュージック
使用されている楽曲はそのほとんどが、ブラックミュージック。
ゲームの主題歌やアニメのオープニング、戦闘シーンなど、その多くがダンサブルな「R&B」で、歌詞も英語で歌われています。
その特徴はシンセサイザーなどの電子音をあまり使わず、ギターやベースなどのストリングス系の楽器がメインのジャジーなサウンドであること。こうしたことで、昔ながらの渋くてカッコいい、ブラックな音楽世界が広がっています。
これらの楽曲は、ゲーム制作会社『ATLUS』の「目黒将司」氏の手によるもの。この方はどちらかというと、格式高い曲作りをする人なので、オペラ風の曲など別ジャンルの曲も、素晴らしい完成度を誇っています。
■精神分析を持ち込んだスタイル
そもそも『ペルソナ』シリーズが、「精神分析学」の手法をそのままゲームに持ち込んでスタートした、ユニークな企画の作品。
『ペルソナ』という言葉自体が、ユング心理学の用語で、「仮面」という自分のなかにある別の性格を意味しています。
そして今回の『ペルソナ5』では、悪人の心のなかに潜り込んでいき、その一番奥にあるその人を支える一番大事なもの、「オタカラ」を解明することで、歪んだ心を治して改心させるという、まさに精神科医による精神疾患の治療過程そのものを、物語のメイン・プロットとして描いています。
これによって、単純なファンタジーではない、とても現代的な内容になっているため、ものすごくリアルな説得力があります。
画像引用元:©ATLUS ©SEGA/PERSONA5 the Animation Project
以上、『ペルソナ5』を中心に、シリーズ全体にも通じる特徴をあげてみましたが、一番のポイントは、これらの要素に関わらず、物語自体は王道の少年漫画風のものであることです。なので、実は入るのにとても敷居が低い作品でもあるんですね。
少しエッジの利いた作品をお探しの方、これを機会に『ペルソナ』の世界に足を踏み入れてはいかがでしょうか。これまでと違った自分が見つかるかもしれません。
ペルソナ5 感想 のまとめ
(あにぶ編集部/なでこSMILE)