知れば知るほど好きになる声優「野水伊織」の世界
アニメをよく観る人であれば「野水伊織」という声優はまず知っているだろう。少し昔であれば「そらのおとしもの」の「ニンフ」であったり、「とある科学の超電磁砲」の「フェブリ」、最近で言えば「新妹魔王の契約者」の「野中胡桃」、「艦これ」の「翔鶴」「瑞鶴」などが挙げられる。歌手としてもCDを何枚も出しており、メディアへの露出もそれなりに多い。しかし、「どのような声優なのかイマイチわからない」と思っている人もいるであろう。確かに、最近のよくあるアイドル路線で売っているわけでもなく、実力派声優として売り出しているわけでもない。しかし、野水伊織をどのような声優か知らないのは非常に勿体ない。今回は彼女の魅力をできるだけ綴っていく。
■野水伊織は声優になる前から実は有名?
声優を始めた2009年より前から野水伊織はテレビに出演していた。その作品はまさかの「電車男」。しかも、「鏡萌」というコスプレが趣味のネット住民の役で出ており、キャラの濃さが際立っていた。さらに秋葉原ではメイド喫茶で働いており、看板メイドとして人気を博していた。そう考えると彼女の芸歴は転々としながらも長く、様々な場面で活躍していると言えるだろう。
■野水伊織の内向性から来る底の深さ
そんな彼女、つい最近まで自身の冠がついたテレビ番組をやっていた。その名は「はにかみ女王 野水伊織のシャイでごめんね」。何とも内向きなタイトルである。しかし、この内向きさが彼女の個性を引き出しているとも言える。例えば、よくTwitterで映画についてよくつぶやいているのだが、つぶやく映画がメジャータイトルではなく少しマニアックなもの。特にホラー系が特に多く「ロンドンゾンビ紀行を観た」や「ムカデ人間3の囚人服つなぎ欲しい」など一般の声優のつぶやきには出てこないワードがたびたび登場する。その他にも子どもの頃から聴いていたのは「筋肉少女帯」であったり、座右の銘が「コギト・エルゴ・スム(我思う、ゆえに我あり)」であったりと他の人にはないアイデンティティを持っている。しかし、そのようなアイデンティティを持っているというだけでなく彼女はそれを昇華して執筆活動や演劇などで表現をしている。彼女の内向きさはしっかりと武器になっているのである。
■「野水いおり」は自分らしさ+α
彼女は歌手活動をしている際は「野水いおり」と名義を変えている。「『野水いおり』のときは演者として出ている『野水伊織』より自分らしさを出すようにしている」と本人は述べており、自分に中にある音楽性を出している。さらに、この「野水いおり」の時は自分自身だけでなく他のアーティストの音楽性と重ね合わせがされており、声優らしからぬ独特な音楽が作り上げられている。例えば、新曲「D.O.B.」のカップリング「球体関節人形の夜」では筋肉少女帯の大槻ケンヂ作詞・橘高文彦作曲で、耽美且つ中二病的歌詞と幻想的且つドスの効いたメタルが野水いおりに彩りを加えている。また、天体戦士サンレッドの曲でも知られているmanzoがライブのバンドマスターをしており、サンレッドの曲からは想像もつかない演奏技術と迫力で野水いおりを支えている。
このように他の声優にはない個性を持っている野水伊織。ただ、彼女の良さは個性だけでなく仕事においての謙虚さや責任をしっかり持って取り組む真面目さも含まれており、ファンを大切にする気持ちは人一倍強い。ぜひ野水伊織について知らない人はこれを機に触れてみてはいかがだろうか。
(あにぶ編集部/山田ランマ)
■野水伊織は声優になる前から実は有名?
声優を始めた2009年より前から野水伊織はテレビに出演していた。その作品はまさかの「電車男」。しかも、「鏡萌」というコスプレが趣味のネット住民の役で出ており、キャラの濃さが際立っていた。さらに秋葉原ではメイド喫茶で働いており、看板メイドとして人気を博していた。そう考えると彼女の芸歴は転々としながらも長く、様々な場面で活躍していると言えるだろう。
■野水伊織の内向性から来る底の深さ
そんな彼女、つい最近まで自身の冠がついたテレビ番組をやっていた。その名は「はにかみ女王 野水伊織のシャイでごめんね」。何とも内向きなタイトルである。しかし、この内向きさが彼女の個性を引き出しているとも言える。例えば、よくTwitterで映画についてよくつぶやいているのだが、つぶやく映画がメジャータイトルではなく少しマニアックなもの。特にホラー系が特に多く「ロンドンゾンビ紀行を観た」や「ムカデ人間3の囚人服つなぎ欲しい」など一般の声優のつぶやきには出てこないワードがたびたび登場する。その他にも子どもの頃から聴いていたのは「筋肉少女帯」であったり、座右の銘が「コギト・エルゴ・スム(我思う、ゆえに我あり)」であったりと他の人にはないアイデンティティを持っている。しかし、そのようなアイデンティティを持っているというだけでなく彼女はそれを昇華して執筆活動や演劇などで表現をしている。彼女の内向きさはしっかりと武器になっているのである。
■「野水いおり」は自分らしさ+α
彼女は歌手活動をしている際は「野水いおり」と名義を変えている。「『野水いおり』のときは演者として出ている『野水伊織』より自分らしさを出すようにしている」と本人は述べており、自分に中にある音楽性を出している。さらに、この「野水いおり」の時は自分自身だけでなく他のアーティストの音楽性と重ね合わせがされており、声優らしからぬ独特な音楽が作り上げられている。例えば、新曲「D.O.B.」のカップリング「球体関節人形の夜」では筋肉少女帯の大槻ケンヂ作詞・橘高文彦作曲で、耽美且つ中二病的歌詞と幻想的且つドスの効いたメタルが野水いおりに彩りを加えている。また、天体戦士サンレッドの曲でも知られているmanzoがライブのバンドマスターをしており、サンレッドの曲からは想像もつかない演奏技術と迫力で野水いおりを支えている。
このように他の声優にはない個性を持っている野水伊織。ただ、彼女の良さは個性だけでなく仕事においての謙虚さや責任をしっかり持って取り組む真面目さも含まれており、ファンを大切にする気持ちは人一倍強い。ぜひ野水伊織について知らない人はこれを機に触れてみてはいかがだろうか。
(あにぶ編集部/山田ランマ)