日本人のアイデンティティをファッションで表現。ブランド・プロジェクト「TSUG」始動

日本人のアイデンティティをファッションで表現。ブランド・プロジェクト「TSUG」始動


サスティナブル、ボーダレスをコンセプトとしたブランド・プロジェクト「TSUG(ツグ)」が始動した。お披露目となる23FWは、グアテマラのアップサイクルプロジェクト「THE NEW DENIM PROJECT」とタッグを組んだ、サスティナブルな生産背景から生み出したコレクションとなっている。

あらゆる循環を意味する「つぐ」という言葉



「TSUG」のブランドコンセプトは、ファブリックや素材を「接ぐ」、文化・技術・スピリットを「継ぐ」、次世代へ「次ぐ」。生産の過程や在庫で生まれるロスや廃棄、古き良き時代のヴィンテージやデッドストック。ジャンルやジェンダー、カテゴライズ、国境という概念を縦横無尽に横断し、日本人として、敢えてこのブランドをあらゆる循環の意味を込めて「つぐ」という素晴らしい日本語で表現したいという思いが込められている。


コーヒーの生産国として有名なグアテマラのアップサイクルプロジェクト「THE NEW DENIM PROJECT」は、環境への影響が懸念されるアパレル産業を変えていきたいという思いから始まった。デニムの裁断くず・落ち綿・古着など捨てられてしまっていたものを素敵な糸・生地・製品へとアップサイクルしている。最終的に糸にできないものは、コーヒー農園に寄付し、オーガニック堆肥として土に還す取り組みを行っている。

「TSUG」は同プロジェクトとタッグを組み、原材料の調達や廃棄方法を見直し、サスティナブルな生地の製造、商品のデザインや開発を洗練させ、一つ上のレベルへと押し上げる。

今後は「つぐ」をテーマに据え、性別、ジャンルなどの既成の枠にとらわれないプロジェクトをリリースしていくという。

23FWコレクション



「4WAY WESTERN SHIRT」¥41,800、


「DENIM JACKET」¥58,300、


「DENIM WESTERN COAT」¥71,500、


「PULL OVER WESTERN SHIRT」¥33,000は、BLUEに「NEW DENIM PROJECT」のアップサイクルデニムを、BLACKにデニム産地・岡山県で織られたオーガニックデニムを使用している。


「WESTERN LONG SLEEVE TEE SHIRT」¥22,000は、ウエスタンヨークを施したロングスリーブ。科学的原産地証明を果たした「バイオフュージョン」のアメリカ産ピュアオーガニックコットンの引き揃え天竺を使用している。カラーはLIGHT PURPLE/WHITE/BLACKを展開。


「WESTERN TRACK PANT」¥34,100は、トルコのイズミール地方で採れる長綿の“Aegean Organic Cotton”を使用したダンボールニットを使用。土壌汚染の原因となる違法農薬や遺伝子組み換えを使用せずに育てられているサスティナブルなオーガニックコットンだ。カラーはWHITE/BLACKを展開。

アイテムはすべてMade in Japanで、サイズは1と2が用意されている。


また、落ち綿を使ったアップサイクルな下げ札は、シオリとして使える。購入後に捨てられてしまう下げ札を日常のどこかでリユースできないかと考え作られた。

グアテマラのアップサイクルプロジェクトとタッグを組んだ「TSUG」のコレクションをチェックしてみては。

TSUG HP&ONLINE SHOP:https://tsug.jp
TSUG Instagram:https://www.instagram.com/tsug_ltd/

(山本えり)
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