お手軽カンタン! 腸からきれいになれる☆ 話題の「みそまる」って?


最近じわじわと話題になっている「みそまる」をご存知でしょうか?元々戦国時代の携帯保存食として武将たちに愛用されていた「みそ玉」を、好きな味噌と出汁、具材を3cm大のひと椀分に丸めて、ショコラのようにかわいらしくアレンジしたのが「みそまる」です。この発案者であり“ミソガール”として、味噌の魅力を世界に発信している藤本智子氏に「みそまる」の魅力について聞いてみました。



─ミソガールとして世界に向けて味噌を発信されています。その出会いとはどんなものだったのでしょうか?

藤本 ひどい肌荒れを経験した時に、食生活を改善していく中で、4年半くらい前に味噌を研究されている広島大学の渡邊敦光先生に出会ったんです。その時に「味噌を使って体質を改善していったらどうか」とアドバイスを頂いたのがきっかけです。実際、自分も肌荒れが改善され、風邪を引かなくなってきたりと効果を体感したので、みなさんにとって手軽に作れる「みそまる」が、体質や生活習慣を変えていく入り口になれたらいいなと思って活動しています。



─味噌は日本人にとって古くから食べられている身近な食べ物ですよね。

藤本 そうですね。発酵食品である味噌の原材料となる大豆は元々栄養価が高くて、発酵させることで更にパワーアップしていくんです。熟成していく中で栄養価も高まりますし、“生きている”お味噌を取り入れていくことで、腸が健康になるので体も元気になっていきます。腸が健康になると免疫力が上がることが研究でもわかっているので、健康維持には欠かせない食材ではないでしょうか。



─「みそまる」初心者にオススメの味噌の種類があれば教えて下さい。

藤本 オススメしたいのは、2種類の味噌を混ぜるブレンド味噌。全国流通の5割を占めているといわれる定番の「信州味噌」と、甘口の九州の「麦味噌」や京都の「西京味噌」をブレンドしたもの。最近は甘口が好まれるようなのでオススメです。辛口がお好きでしたら「仙台味噌」や「豆味噌」をブレンドして頂くのがいいと思います。好みの味噌を見つけて自分のオリジナル「みそまる」を作って楽しみながら、健康になりましょう!



4月10日に神奈川・アピタ長津田で行われた「一日みそまるカフェ」では、味噌のいい香りが会場に漂い、参加した人たちは、みそまる作り体験や試食会など、おいしく楽しく味噌を知る機会になったようです。



■「みそまる」の暑い季節に食べたい爽やかレシピBEST3



【1位】キュウリのみそまる(冷や汁風)



暑い時期には赤味噌がイチオシなんですが、合わせ味噌を使った冷や汁風のみそまるも夏らしくオススメです。これは冷水を注いで食べるレシピで、氷を浮かべてさらさらと頂くのがたまりません。ライムの絞り汁を入れても酸味がプラスされて、香りも爽やかで夏らしさが漂います。



<材料>10個分

ベース:合わせ味噌…約180g、天然だし粉…大さじ3

具材:きゅうり…1/5本、千切りのみょうが…2個分



【2位】そうめんのみそまる



夏に食べたくなるそうめんを入れた赤味噌のみそまるを使ったレシピ。赤味噌にみょうがや揚げ玉、乾燥ねぎなどを入れたみそまるにそうめんをポキポキと折ってから入れてお湯を注いでよくかき混ぜて頂きます。



<材料>10個分

ベース:赤味噌…約180g、天然だし粉…大さじ3

具材:そうめん…30g、揚げ玉…大さじ2、千切りのみょうが…2個分、乾燥ねぎ…大さじ2



【3位】梅肉のみそま



ほんのり梅の酸味が心地いいスッキリした味わいのレシピ。夜食にもピッタリな組み合わせなので、梅好きの方は夏に限らず一年を通して楽しむことができるかと思います。



<材料>10個分

ベース:合わせ味噌(白みそ多め)…約180g、天然だし粉…大さじ3

具材:包丁で叩いた梅干し…2個分、細切り青じそ…5枚分、小さく切った板麩…大さじ1、白煎りごま…大さじ1



<写真/平野愛>


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