夏休みウェーイ☆と手放しで喜べないのが宿題と読書感想文。
本を読むのは好きだけど、感想文を書くとなると苦手意識が出ちゃうのが正直なところ...
そんな中高生にテーマ別でおすすめする、面白くてつい引き込まれてしまうような内容の作品を紹介します！

１．青春
「桐島、部活やめるってよ。」著者 / 朝井リョウ
第22回小説すばる新人大賞受賞作品。
田舎の県立高校のバレー部キャプテン桐島が突然部活を辞めたことがきっかけで、
部活やスクールカーストでいうところの立場も全く違う５人の生徒それぞれの学校生活に影響している青春群像が見どころです。
スクールカーストのてっぺんにいるような桐島が誰にも告げず部活を辞めたことで、周辺生徒の関係性に微妙な空気が流れ始めるところがリアルに描写されています。面白い。

２．感動
「西の魔女が死んだ」著者 / 梨木香歩
中学校に進学して間もなく、どうしても学校に行けなくなった少女まい。
初夏に移り変わるひと月ほど"西の魔女"のもとで過ごします。西の魔女とは"まいのママ"のママ、まいにとっては大好きなおばあちゃん。
まいは魔女修行として「なんでも自分で決める」というミッションが与えられます。
喜び、希望、幸せを自分で決めていくまいの成長が見どころです。

３．家族
「日曜日の夕刊」著者 / 重松清
ある町の日常、家族や恋人たちの日曜日に繰り広げられるちょっとした出来事が、12の短編でつづられています。温かい物語が好きな人はぜひどうぞ。

４．古典
「銀貨鉄道の夜」筆者 / 宮沢賢治
児童文学の傑作。
貧しくひとりぼっちの少年ジョバンニは、親友カンパネルラと銀河鉄道に乗って銀河の夜空を旅する美しくも哀しい物語です。読み終わった後に夏の夜空を見上げたくなります。

夏休みの時間を利用して、いろいろな本を読んでみるとこれまで見えていた世界が違って見えてくるかもしれません☆