ALL OUT!! 第7話「全部できるようになりたい」【感想レビュー】
19日の日本代表VSウェールズ戦にハラハラ悲鳴を上げながらTV観戦していた筆者です。惜しくも終了間際、ドロップゴールを決められ負けてしまいました、その直前のトライも、キックでガンガン点を稼いでいたのも、必死のディフェンスも凄くカッコ良かった!!いつか、三次元でも生のラグビー観戦してみたいです。さて、ALLOUT!!第7話は引き続き校内合宿編。籠大魔王様を獲得した神高ラグビー部が、この合宿を乗り越え力を付けて、次の試合で活躍するのが楽しみです。■ALL OUT!! 第7話「全部できるようになりたい」あらすじ校内合宿も後半戦。12対12の紅白戦を指示した籠。スタメン候補側のチームに振り分けられた事を喜ぶ祇園だが、得意のタックルにこだわり過ぎて、チームが上手く機能しない原因に。「タックルで取り返す!」そう主張するも、そのタックルの成功率も低かった事、未だにキャッチが出来ない事等を籠に指摘され、交代させられてしまい……■感想という名の萌え語りなんといっても、今話は祇園君の成長回という神回でしたね。前半、朝からイキイキ元気にはしゃいでいる祇園君が、スタメン候補のAチームに配されて喜んでいるのがテンションのピーク。そこからは落ちるだけ、という鬼畜使用。見ていて可哀想になりました。大好きです。起床時のほのぼのさはどこに行ってしまったんでしょうね……。紅白戦が始まってすぐ、「12対12でもできるんですね」とほのぼの話しかけたのは一年の平野 良貴(ひらの よしき)、話しかけられたのは二年の客人 考助(まろうど こうすけ)です。平野の隣で黒髪、ちょっとタレ目な目をグラウンドに向けている子は一年の気田 悠人(けた ゆうと)。今話、入部時にさらっと紹介をスキップされた一年勢が動いていたり、紅白戦のチームに入っていたりして、ちょっとしたウォーリーを探せ気分が味わえます。大人数ものの宿命ですが、これから彼らの個性が光るのを楽しみに待ちたいです。いや、次話にすっごい個性の光る新キャラが控えているのですけどね……。彼は、ほんと、凄いですよ。闇の眼鏡です。腐ィルター越しに見る客人先輩話を戻しまして、二年の客人先輩。彼のポジションはあのさぼりヤンキーこと、江文と同じウィング。足が速くてトライを決めてくれるポジションですね!今回はっきりとした描写は無いのですが、交代させられた祇園の代わりにAチームに入った(アイキャッチより)ところを見ると、祇園はAチームにウィングとして参加していたようですね。うめちゃん先輩のポジション判定はなかなか精度が高いようです。ウィングはチームの両翼に位置するポジションなので、本来のスタメン枠は2人分あるのですが、江文に良く突っかかるツン役諏訪 勇作(すわ ゆうさく)や、お調子者な苗鹿 大平(のうか たいへい)もウィングなので、ポジション争いが結構熾烈です。が、江文さんはスタンドオフ松尾さんと控えチームで組めて嬉しそうでしたね(腐ィルターですかね?)まぁ走ってトライを決めて欲しいウィングが味方からのパスをキャッチ出来なかったらそらぁ言われちゃいますか。 祇園頑張れ!!出来ない事、苦手な事より得意な事を伸ばそう、というのは理に適っています。が、だからといって出来ない事をそのままにしておいて良い訳ではない。自分のためだけに、自分のためだけのこだわりを持ってプレイしては、チームプレイにならない。籠さんにだけでなく、あの石清水にすら諭されて、それでも完全には思いきれていなかった祇園が、こだわりの外のプレイでお礼を言われ、価値を置いていなかったであろう「セービング」を褒められ、成長した瞬間が可愛い。いえ、回想のムキになったりしょんぼりしたりしてるショタ過去祇園も大概可愛いんですが。天使かっ赤山・・・おまえというやつは・・・そして赤山お前、屈託なく(しかも一連のごたごた直後に)籠さんにご飯ちょーだい言える祇園君に対する表情がヤバい事に気が付いた方が良い。なぁ、それほんとに敬語だけ?目上の方に対する態度じゃないようわぁ!だけ?怒られたらどうしようだけ??「ご飯行きましょう籠さんっ!」って俺も言いたいとかじゃない?? 俺もかまって!!とかじゃない?大丈夫???落ち着いてその人妻帯者だよ!!あ、でもこう色々あった末に泣く赤山はめっちゃ見たいです。その赤山キャップを誰がどう慰めるのか込みでものすごく見たいです。やっぱり落ち着かなくていいです!! そうだよね運命の指導者(意味深)だもんね!!石清水 澄明という可能性。石清水 澄明という可能性。いやぁ全開でしたね。行方不明になった祇園を探す下りの諸々が。あの気が弱いとしか言いようのないイワシが籠さんに抗議してみたり、誰よりも必死に祇園を探し回ったり。そして、屋上で祇園を見つけてからのシーンは、原作漫画でも序盤の名シーンです。あのイワシが誰よりも探して、誰よりも先に見つけ出して、誰よりも遠慮容赦なく祇園に切り込んでいくんです。自分の希望や主張すら遠慮して口ごもってしまう石清水が!!言いにくい事をそのままにせず、正解はこれだと押し付けるでもなく、ふさぎ込む相手に話させるでもなく、君はどうなの?と問いかける。自分は、「出来ないことを全部できるようになりたい」そのために練習しているんだ。自分は慶常戦の時、「俺たちのボールだぞ!」って言ってくれた時、神高ラグビー部に入ったんだ。そう頬を染めて語る姿に、慶常戦での祇園の叫びが、彼の大きな転機になった事を思い知らされます。彼の言葉をきっかけに少しずつ祇園の心が動いていく丁寧な描写と、ラスト五分、チームに入った祇園に声をかけ、試合終了後にも労う先輩方の描写に、神高チームの暖かさを感じます。ALLOUT!!は挫折→気づき→覚醒・成長の流れの「気づき」からの流れをすごく丁寧に書いてくれるのが、原作・アニメ共通の特徴で魅力だと思います。しっかし夕方の屋上で頬染めながら告白とかえっぐいストレート放り込んでくるよなぁ。ごちそうさまですおいしいです。■今回のこれだけは言いたい・萌え語りが長くなりすぎるのであらすじ部分をめっちゃ頑張ってコンパクトにしたけどやっぱり文字数的には変わらなかったテヘペロ ・次回の闇眼鏡が楽しみすぎる ・籠さんのお財布がちょっと心配 次回「球遊び」も全力待機!!ALL OUT!!( オールアウト ) 感想レビューのまとめ(あにぶ編集部/笠井)
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