注目すべきは女子校生ばかりじゃないぞ‐『咲-Saki-』‐知らんけど
『咲-Saki-』は女子校生たちが、麻雀日本一を賭けて全国大会を争う物語である。登場するのは女子校生ばかりではありません。オモシロ大人たちを紹介したい。■熊倉トシ(くまくら とし)宮守女子高校の監督。かつて監督をしていた実業団チームでは、阿知賀女子学院の顧問の赤土晴絵(あかど はるえ)が所属していた。当初、片眼鏡をしていたが、いつの間にか生徒の臼沢塞(うすざわ さえ)のものになっている。高齢者ながら「ラーメンはドリンク」とばかり、カップラーメンを一気飲みするシーンが印象的である。■三尋木咏(みひろぎ うた)プロ雀士和服と扇子がトレードマーク。「わっかんねー」「知らんけど」とかなり軽薄な解説をしては、実況の針生えり(はりう えり)アナをイライラさせている。テレビの映っていないところ(CM中とか?)では、キレられているようで、針生アナに対して、ビクビクしている描写もある。■福与恒子(ふくよ こうこ)女子アナウンサー正確かどうかは度外視の情報を交えた、勢いに任せた実況をする。とにかく騒がしく暴走実況をする。そのため、小鍛冶プロから「クビになっても知らないよ」と突っ込まれる。そうなったら、小鍛冶プロに養ってもらうつもりらしい。■小鍛冶健夜(こかじ すこや)プロ雀士日本“最強”の女子プロ雀士。恒子ちゃんから「アラフォー」と紹介されては、「アラサーだよ!・・・何言わせるの!」と突っ込むのが定番になっている。恒子ちゃんの暴走実況に突っ込みをいれるが追い付けずに、いつも振り回されている。落ち着いた雰囲気とは裏腹に「打点が低い」「うまい下手はともかく・・・」とその解説は辛口である。■藤田靖子(ふじた やすこ)プロ雀士日本“最弱”の女子プロ雀士。最弱と言っても、長野県代表の清澄高校の宮永咲(みやなが さき)や原村和(はらむら のどか)を全く寄せ付けない雀力を持っている。が、龍門渕高校の天江衣(あまえ ころも)には負けたらしい。解説中によくカツ丼を食べている。鶴賀女子の部長をいつも加治木ゆみ(かじき ゆみ)と勘違いしては、その度に実況アナに指摘されている。天江衣が大のお気に入りで、天江がいるところによく現れる。 『咲-Saki-』は、女子校生の麻雀物語ですが、それを取り巻く大人たちにもオモシロキャラがいっぱいで目が離せませんよ。「お見せしよう、王者の打ちしゅじを・・・」『咲-Saki-』シリーズに登場する超能力少女達少女たちが麻雀に全てを賭ける青春ストーリー「 咲 -saki- 」をレビュー(あにぶ編集部/百百太郎)
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