
横浜流星、映画『春に散る』公開初日を迎えた喜びを語る「胸を熱くさせる自信がある」
沢木耕太郎のボクシングを題材した小説を映画化した『春に散る』が25日より劇場公開され、東京・TOHOシネマズ六本木で行われた初日舞台あいさつにダブル主演の佐藤浩市、横浜流星らキャストと瀬々敬久監督が登壇。公開初日を迎えた喜びを語った。【画像】そのほかの登壇者 親子ほど年の差のある元ボクサーの広岡仁一(佐藤)と、不公平な判定で負けて心が折れていた現役ボクサーの黒木翔吾(横浜)が、世界チャンピオンを目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく物語。 この日の舞台あいさつには、ほかに、橋本環奈、山口智子、哀川翔、小澤征悦が登壇。「胸が熱くなるのはどのような瞬間か?」という話題では、横浜が「映画」と回答。「胸を熱くさせてくれて、心を豊かにしてくれるものは映画をおいてほかにないかな。その中でも『春に散る』は自分も胸が熱くなりましたし、胸を熱くさせる自信があるので、ぜひ観ていただきたい」とアピールした。 佐藤も胸が熱くなる瞬間は「(出演映画の)初日」 だと言い、「初日を迎えるまではやっぱり不安なんですよ、ここ数年でいえばコロナがあって、いろんなことが起きるし、何が起こるかわからない。無事に初日を迎えられたというのは、我々にとっては本当にうれしいこと」と話した。 これに横浜は大きくうなずき、「僕も1度公開ができなかった作品もありましたし、撮り直したこともありました。公開できる、皆さまに観てもらえるのはあり前じゃない」と喜びをかみしめていた。 本作で現役ボクサーを演じた横浜は、実際にプロテストに合格してしまうほど本格的な指導のもと、厳しいトレーニングを乗り越えて撮影に臨んでおり、リアルを追求したボクシングシーンは胸を熱くさせると話題になっている。 小澤は「ストイックにボクシングをしている姿を見ていると、お芝居とはいえ大変だな、と思う反面、心から感動する。それがそのまま映画に反映されている」。山口も「物語ではあるけれどリアルなドキュメンタリー映画でもあると思う。本物だから、本当の輝きがある」と、横浜を絶賛していた。 最後に横浜は「まだ若造ですけど、人生は選択や闘いの連続だと思っていて、皆さんも日々何かと闘っていると思うのですが、そんな方々の背中を押すことができればいいなと思います。今を大切に生きる、ということの素晴らしさが少しでも伝われば幸せです」。 佐藤は「痛いのが苦手な女性たちにも、流星ファンじゃない女性たちでも、この映画を楽しんでいただけたら。人生の第4コーナー回った人も、これから第1コーナー、第2コーナーにさしかかる人でも、これからの人生のこと、明日のこと、明後日のことを考えられる映画になったと思います」とそれぞれ力強く語っていた。
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