『 神のみぞ知るセカイ 』、初めて見る方でも楽しめる愛すべきクソゲー回
『 神のみぞ知るセカイ 』というアニメに、一話丸ごと使ってクソゲーを攻略する話があります。専用のEDまで作られたこの伝説の回について、今回は触れていきたいと思います。■ 『 神のみぞ知るセカイ 』って?『神のみぞ知るセカイ』とは若木民喜先生原作の作品で、TVアニメは第三期まで作られています。第一期が2010年10月、第二期が2011年4月、そして第三期は2013年7月から、それぞれ一クールで放送されました。主人公はギャルゲーが大好きで、攻略技術の高さから「落し神」と呼ばれる少年・桂木桂馬。ひょんなことから悪魔と契約をしてしまった彼が、ギャルゲーの知識で現実の女の子達を攻略していく――というストーリーです。 声優・東山奈央さんのデビュー作としても有名な作品です。■伝説のクソゲー、『くれよん~空の芸術~』 問題のクソゲーが登場したのは、アニメ第一期4話「今そこにある聖戦」です。その回では人間ではなくゲームのキャラクターが攻略されます。そのゲームの名は、『くれよん~空の芸術~』。ギャルゲーなのですが、なんと発売延期回数は23回。修正用パッチを当てても3回に1回しか起動せず、セーブはハードを破壊、その他数多のバグを抱えメーカーも夜逃げした伝説のゲームです。故にCGをコンプした人は誰もいない、とされています。けれど、桂木桂馬は、ゲームに罪があってもヒロインに罪はないと、攻略に乗り出します。そして、ループ等数々のバグが桂馬を襲うのです。厄介なのはバグだけではありません。選択肢の数がまた、めちゃくちゃ多いんです。それを一つ一つ確かめていく気の遠くなるような作業。そんな桂馬の苦労が描かれたエピソードでした。■ヒロインは飛鳥空『くれよん~空の芸術~』に登場するヒロインの名は、飛鳥空。cv及びボーカルを務めたのは、『怪盗セイント・テール』羽丘芽美 / 怪盗 セイント・テール、『灼眼のシャナ』坂井千草などを演じた櫻井智さんです。たった一話限定のネタ(?)キャラクターだったにも関わらず、専用のEDが用意されました。曲名は、「たった一度の奇跡」。その後発売された「神のみキャラCD.くれよん 飛鳥空」に収録されています。 『神のみぞ知るセカイ』をよくしらないという方でも、この回を楽しむことは出来ます。ギャルゲーを一度でもプレイしたことがある方なら、共感できる部分もあるのではないかと思います。『神のみぞ知るセカイ』現実の恋に疲れたときにみたい2次元崇高アニメ(あにぶ編集部/星崎梓)
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