子ども達とアーティストの共作!「地球を守る」ための環境絵本のクラファン始まる
AIY Australiaが運営する「KoKeBee(こけびー)」は2月24日(金)、環境問題について楽しく学べる絵本『きみには なにができるかな』を制作するためのクラウドファンディングを開始。日本の子ども達がグローバルなレベルで環境問題への意識を高め、自ら考え行動する力をつけることを目指すとし、制作した絵本は集まった資金額に応じ、可能な冊数を全国の教育機関や施設などへ寄贈するという。絵本紹介「地球を守る」ための環境絵本『きみには なにができるかな』は、プロのアーティストが描く背景画に、子ども達から公募した個性あるイラストが並ぶ新感覚の絵本。海や陸の動物、虫、鳥、ミツバチ、植物など、たくさんのキャラクターが出てくるが、これらのイラストは一般の子どもの公募によるものだ。子ども達が自由な発想で描いたユニークなキャラクターと、プロのイラストレーター・佐々木なほみさんが描く優しくファンタジーな世界観がこれまでにない1冊を作り出すとしている。世界の幼児期における環境教育海外では、幼少期から小中高校までのカリキュラムを通じて、環境教育のためのプログラムは充実しているとか。日本でも2020年から、小中学校の学習指導要綱にSDGsが組み込まれたが、幼児期の環境教育における文献を1990年代から作り始め、研究者の層も厚いオーストラリア※1や、コンポストや雨水タンク、自然素材でできた遊具を設置するなど保育環境にこだわるドイツ※2などと比べると、幼児教育分野では特に未だ世界平均よりも低水準といえる。こうした他国の幼児教育では、幼少期から体やこころを使った環境教育の場が作られ、自然に親しみ、自然の循環を学べるので、その結果「自然を敬い、守っていく」という意識が広く浸透していく。一方、日本では「自分で考え、決めて、行動する」ことができる子どもが海外に比べて少ないというデータもあるそう。このような状況下、KoKeBeeでは「未来を担う子どもたちにこそ、環境問題に対する正しい知識をつけてほしい」と思うように。子どもたちの「知る権利」や「明るい未来への希望を持つ権利」を守りたいという想いから、子どもと一緒に環境絵本を作ることにしたという。クラウドファンディング概要同プロジェクトのリターン種類は、ブロンズスポンサー 10,000円、シルバースポンサー 30,000円、ゴールドスポンサー 50,000円、プラチナスポンサー 100,000円。他にも【購入】『きみには なにができるかな』 絵本1冊 3,000円、【寄贈】『きみには なにができるかな』 絵本1冊 3,000円、【購入】『きみには なにができるかな』 絵本トリプルセット 8,000円など選択肢は多数。ページ掲載期間は2月24日(金)~3月16日(木)23:59となっている。物語は、主人公の男の子が一匹のミツバチと出会うところから始まり、ミツバチたちが楽しそうに蜜を集めていると思っていたら…「ん?なんだか様子がおかしいみたい。困っているのかな」。その後男の子は、困っているのはミツバチだけではなく、森の中にいる動物や海の生き物たちも、みんな問題を抱えていることを知る。自分たちの毎日の暮らしが、実は色々な問題にもつながることがわかる。様々な環境問題を知った男の子は、これからどんな行動をとるだろう?というあらすじ。子どもと一緒に「地球を守る」ための環境絵本を手に取ってみては。For Good:https://rescuex.jp/プロジェクト名:子どもたちと一緒に作った「地球を守る環境絵本」を、全国に届けたい!※1:井上美智子「環境教育の観点から見たオーストラリアクイーンズランド州の幼児教育施策」https://www.osaka-ohtani.ac.jp/files/department/education/society/037_p01.pdf※2:高橋多美子「先進的な諸外国における幼児期における環境教育の在り方と我が国における今後の展望」https://core.ac.uk/download/pdf/80041504.pdf(さえきそうすけ)
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