自己アピールはほどほどに。出会いの場で使える「相手を満たす会話術」とは
「会話術」と聞くと話の上手さを思い浮かべる人も少なくないのでは?しかし、出会いの場で男性受けする会話術を持つ女性はほとんど自分の話をしません。「相手を満たす会話術」とは「相手が話していて楽しいと思わせる術」を指します。人は自分の話をすることが大好きです。よって、相手の話を引出し、相手に楽しいと思わせる会話こそ「相手を満たす会話」と言えるのです。今回は出会いの場で「相手を満たす会話」をする秘訣をお伝えします。 自分の話は控えめに恋愛経験が少ない人ほど、様々な出会いの場や異性と出会う場面では自分の話ばかりしてしまう傾向があります。そこには「沈黙してしまうと雰囲気が悪くなる」「自分を知ってほしいから」など様々な理由があるかもしれません。しかし自分の話を始めてしまうと相手は必然的に聞き手にまわらなければならず、話している本人だけが盛り上がってしまいがちです。どうしても自分の事を相手に伝えたいなら、まずは相手の話の聞き手にまわり、相手との共通点があれば「私も同じです」というように相手に合わせる形で伝えるようにしてみると良いかもしれません。 相手の話を広げる質問を相手にもっと話をしてもらいたいならこちらから質問を投げかけることが効果的です。人との会話があまり得意でない人は自分の話は延々とできるのに、相手が話すと「そうですか」の一言以外何も出てこなかったりします。例えば相手が「週末はスポーツをします」と言った場合、「ああ、そうなんですか」の一言のみだとそこで会話が終了してしまいます。ここで会話が上手な人は相手の出したキーワードを元に話を広げるような質問を即座に思いつきます。「どんなスポーツですか」「いつ頃からされているんですか」「どんな団体に属しているんですか」相手は自分が発した言葉に質問という形でリアクションが返ってくると「受け入れられた」と感じ更に自分の事を話しやすくなります。「聞き上手」という言葉がありますが、「聞き上手」な人は「質問上手」でもあるのです。 相づちは笑顔で人の話を聞いて相づちを打つ時は優しい笑顔を心がけると話し手に良い印象を与えることできます。特に出会いの場などでは緊張してしまう場面も多く、相手の話を真剣に聞きながらどんな返答をするべきかを考えていると、ついつい難しい表情になってしまいがち。しかし相手はあなたの心の中が見えない為、話しながらあなたの表情をうかがっていたりします。そこであなたが難しい表情をしていると「この話はおもしろくないのかな?」と相手を不安にさせてしまうことも。相手の話を聞いている時は「笑顔で相づちを打つ」ことを心がけてみるとそれだけで聞き上手な女性になれるはずです。 褒め言葉をさりげなく挟む相手の話を笑顔で聞き、さりげなく褒め言葉を挟めるようになればあなたは「相手を満たす会話術」をマスターしていると言えます。大切なのはわざとらしくなく、「さりげなく」褒め言葉を挟む事です。大抵の場合、人は褒めると「謙遜」します。素直に相手の褒め言葉を受け止めることが出来る人は少なく、とくに日本では「そんなことありませんよ」と謙遜することが美徳とされていることが多いです。だからこそ、褒められると反射的に「そんなことないですよ」と言わなければいけないと思ってしまいます。相手に謙遜しなければいけないという負担をかけずに、さりげなく自然に褒め言葉を挟むことができれば、さらにスムーズに相手を満たす会話ができるでしょう。 おわりに出会いの場では人は相手の知的さに惹かれたり、話の面白さに惹かれるよりも、どちらかというと自分の話を楽しく広げてくれるような人に惹かれます。あなたも人生経験が豊富という先輩に長々と自慢話をされる時間よりも、経験の浅い後輩がいろいろと話を聞いてきて「先輩ってすごいですね」といってくれる時間のほうが心地がいいのではないでしょうか。出会いの場では相手に好かれる会話ができるか否かが鍵を握るということを心得ておけば、自分の望む出会いにたどり着きやすいかもしれません。(杉子/ライター)(愛カツ編集部)
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