福士、山﨑、志尊ら胸キュン男子がズラリ! いま絶対に観るべきドキドキ映画
マンガ原作の胸キュン映画が多数公開された2015年。女子の心を存分に癒してくれる、心とろける名シーンの数々は記憶にも新しい。そんな極上シーンを選りすぐり、BEST10でランク付け。現在公開中の映画から、今後DVDリリースが発表されている作品まで。女子たちよ、胸キュンで心の栄養分を補給しようではないか! 【1位】ささやき壁ドン『ストロボ・エッジ』(福士蒼汰・有村架純 W主演) 木下仁菜子(有村架純)が好きなのは、同級生・一ノ瀬蓮(福士蒼汰)。だけど蓮には人気モデルの年上の彼女がいて、仁菜子の想いは通じない。そんな高校生同士の、ピュアなラブストーリーを描いた本作。“誰もが認めるイケメンに、強烈に愛を乞われること”が胸キュンの定義であるとするならば、100点を軽やかに叩き出した、2015年の胸キュンベストシーン。それが、帰ろうとする仁菜子を強引に引き止めた蓮が、“壁ドン(!)”で「答えて。答えてくれるまで帰さない」と、耳元でささやくシーンだ。ネタバレ要素を含むのでこの展開の詳細は控えるが、クールで感情の起伏があまりない蓮の、急いて焦れた声色!相手の気持ちを探るような不安げな眼差し!背の高い福士だからこそできる、包み込むような壁ドン!すべてが超ド級の胸キュン!! 【2位】ほっぺchu『orange-オレンジ-』(土屋太鳳 主演) 高校2年生の高宮菜穂(土屋太鳳)に、10年後の自分から手紙が届く。そこには、転校生の成瀬翔(山﨑賢人)のことを好きになり、そして10年後の未来にはその翔がいない、という内容が。そんなファンタジックな世界観で展開する本作。青春、友情を主軸に、ピュアラブストーリーでもある本作の胸キュンシーン、それは「ほっぺchu」。いささか古典的…と思うなかれ、それまでの菜穂と翔のやり取りで十分すぎるほど“ピュア”を堪能しているため、体育祭の後、翔の傷を見つけた菜穂が絆創膏を貼ってあげた後のこの“ふい”で“少しばかり大胆”な「ほっぺchu」で、震えるほどトキメく。しかも、「ご褒美もらった。ありがと」という、なんとも王子的なセリフとともに繰り出され、脳天直撃でなぜだか泣ける。 【3位】こっそりイチャつき『ピース オブ ケイク』(多部未華子 主演) 梅宮志乃(多部未華子)の新しいバイト先の店長・菅原京志郎(綾野剛)が、偶然同じアパートの隣に住んでいた、ということから始まるラブストーリー。志乃と京志郎、このふたりのラブラブ期のやり取りはバカップルっぽくて少々呆れるが、それと同時に最高に羨ましくてジリジリする。「こっそりイチャつき」のシーンでもそうで、バイト中、京志郎が志乃を仕事のことで呼びつけたのかと思いきや、ただイチャつきたいがための呼び出しで、「うるおい、うるおい〜」と志乃に抱きついてくるのだ。志乃にとって京志郎は年上だし、彼氏ではあるが店長だし、しっかりとした大人の男なのに、明快に甘えてくる無邪気さがなんともかわいらしく、“ちょっとちょっと仕事中でしょー!?”と思いつつも、胸キュンは止まらない。 【4位】アゴクイ『先輩と彼女』(志尊淳 主演) くぅ〜と、喉の奥からうめき声が漏れてしまったシーン。都築りか(芳根京子)が想いを寄せる先輩・美野原圭吾(志尊淳)は、年上の女性に恋をしている。だから、りかに対して美野原はいつも余裕だ。通常胸キュンシーンとは、男子側からの想いが溢れ出してつい強引に迫ってしまったり、天然の言動が死亡レベルのかわいさだったりで、つまり作為的でないところがイイのだが、美野原はいつだって余裕のため、狙いすました胸キュンポイントを確実に突いてくる、恐ろしい男なのだ。「好き」と告白するりかに、優しくキスをする美野原。「もう1回」とねだるりかに対し「バカ…」とたしなめ、「バカじゃない」とりかが言い終わるか終わらないかのタイミングでアゴクイ&キスで口塞ぎの術を繰り出す。策士なのである。そんな策士な美野原が後半でどう変化していくか、ぜひ全編通して美野原という男を堪能してほしい。 【5位】5位ホンネ挨拶『娚の一生』(榮倉奈々・豊川悦司 W主演) 都会での恋愛や生活に疲れ、祖母が暮らす田舎の一軒家で暮らし始めた堂薗つぐみ(榮倉奈々)。ほどなくして祖母が亡くなったことをきっかけに、祖母と付き合いがあったという大学教授・海江田醇(豊川悦司)と出会う。海江田はしっかりとした大人の男だ。そして“昔ながらの男”らしくやけに父権的であり、女は一歩下がって付いて来い、なタイプだったりする。そんな海江田が、つぐみの祖母の法事で集まった親戚一同に、つぐみと一緒に住んでいること、そしてつぐみのことを好きだと思っていることを伝える。海江田のことが気になっているけど、なかなか飛び込んでいけないつぐみを後押しするように、臆することなく「恋なので、仕方ありませんでした」と宣言する海江田。“大人の男”の情熱的かつ堂々としたアプローチに、打ちのめされる。 【6位】足キス『娚の一生』(榮倉奈々・豊川悦司 W主演) BEST6も『娚の一生』からのワンシーン。「足キス」と言ってはいるものの、そんな生やさしいものじゃないのがポイントだ。海江田(豊川悦司)が書いていたノートをふざけて取り上げるつぐみ(榮倉奈々)。取り返そうとする海江田がつまずき、床に倒れこむふたり。向かい合い、愛しそうにつぐみの足を取った海江田は、おもむろに「足キス」…というか足の指を舐めまくる。まだ付き合ってはいないけど想いは通じ合っており、きっかけさえあればすぐにでも深い関係へと移行できる、期待と欲望がパンパンに詰まった風船のような間柄のふたりを、このシーンでパーンと解放しており、とんでもなく魅せられる。若い男女の胸キュンシーンももちろんイイのだが、こちらのシーンは官能が満ち満ちており、なんとも大人な胸キュンが楽しめる。 【7位】女子テレ『orange-オレンジ-』(土屋太鳳 主演) BEST2にランクインした『orange-オレンジ-』が再び。こちらは、純粋な胸キュンシーンというよりは、翔を演じた山﨑賢人自身のチャーミングさが大いに関係してくるため、番外編なイメージかもしれない。菜穂(土屋太鳳)に自分の気持ちを伝えた翔。「返事はいらないから」と顔を手で隠してテレて見せるのだが、この女子っぽい仕草が極上にかわいらしくて、おののく。そこに女子が介入せず、王子的男子のかわいらしさのみで胸キュンが成立するとは、なかなか発見である。ちなみにこのシーン、映画館で観ていた際、周りに座った女子たちも「あぁ…!」という、ため息のような感嘆の声を静かにあげていた。 【8位】ドキワク三角関係『ヒロイン失格』(桐谷美玲 主演) 松崎はとり(桐谷美玲)と寺坂利太(山﨑賢人)は、幼馴染。はとりは子供の頃から利太のことが好きだが、ある日別の子と付き合うと言いだす利太。落ち込むはとりに声をかけてきたのは、学校一のモテ男・弘光廣祐(坂口健太郎)で…。自分が好きな人か、自分を好きな人かで迷ってしまうはとり。そして迎えた3人で過ごす夏祭りのシーンは、最高に悶える。こっちと仲良くすればあっちが嫉妬し、あっちと話を合わせればこっちがスネる。男目線からしたらたまったもんじゃないだろうが、女目線ではこんな羨ましいことはない。右向いてイケメン、左向いてイケメン、そしてふたりともどうやら自分を好いてくれているっぽい!?…たまらない。 【9位】 引き止めキス『脳内ポイズンベリー』(真木よう子 主演) 櫻井いちこ(真木よう子)は飲み会で出会った、何を考えているかわかりにくい年下アート系男子・早乙女(古川雄輝)に惹かれているが、頭の中では理性やポジティブ、ネガティブなどが集まって脳内会議が行われており…という新感覚のラブコメディ。喧嘩の後、いちこの自宅まで歩いて訪ねてきた早乙女。「いちこさんが歩いた道のりを、俺も歩いてみようかなって」と、その場を離れようとしたいちこの腕をむんずと掴み、おもむろにキス…!胸キュンセオリーである、“強引さ”と“求められている感”をしっかり満たしてくれる、王道の胸キュンシーンといえる。 10位 壁ドカン『俺物語!!』(鈴木亮平 主演) 男が惚れる日本男児・剛田猛男(鈴木亮平)が、ある日女子高生・大和凛子(永野芽郁)を街中で救い、ひと目ぼれ。アツい男の硬派で心温まるピュアラブストーリーを、笑いいっぱいで届ける本作。この冒頭部分、ヤンチャな男に“壁ドン”でからまれていた大和を、そのヤンチャな男ごと“壁ドン”ならぬ「壁ドカン」で威嚇する猛男。“壁”であるビル全体が揺れるほどの圧倒的な力強さを見せつけた猛男に、図らずもキュン…。イケメンは数々描かれるけど、こんな“漢”はなかなかお目にかかれない。気が優しくて力持ちを地で行く猛男よ、どうかそのままで。 <2016年公開予定のマンガ原作胸キュン映画総まとめ!> ■『黒崎くんの言いなりになんてならない』(2月27日公開/中島健人(Sexy Zone)主演) キーワードは“エロキュン”だとか。なんとそこまで来ましたかと、顔をテカらせながら公開を待つしかない。冴えない自分とおさらばすべく、転校デビューした赤羽由宇(小松菜奈)。女子生徒の憧れ・白王子こと白河タクミ(千葉雄大)とのデートを楽しむ日々だけど、黒悪魔・黒崎晴人(中島健人)からは「絶対服従」を宣言され翻弄。黒崎は「躾だ」と超ドSに迫ってくるとのことで、どうやら“手と手が触れ合ってキャッキャ”な世界観とは一線を画すよう。胸キュンに新たなステージが誕生する予感だ。 ■『ちはやふる』(「上の句」3月19日、「下の句」4月29日公開/広瀬すず 主演) 2010年「このマンガがすごい!オンナ編」第1位に輝くなど、ファンも多い少女マンガ『ちはやふる』がようやく映像化する。綾瀬千早(広瀬すず)と真島太一(野村周平)、そして綿谷新(真剣佑)の3人が織りなす情熱・恋・夢の日々。“青春”と“胸キュン”は震えるほどに好相性なのだが、そこに“競技かるた”というスポーツの輝きも加わり、とんでもなく極上エンタメであることが予想される。胸キュン要素としては、千早をめぐるふたりの男子たちの立ち居振る舞いに注目したい。 ■『オオカミ少女と黒王子』(5月公開・二階堂ふみ 山﨑賢人 W主演) 恋愛経験ゼロなのに彼氏とのラブ話を語るオオカミ少女・篠原エリカ(二階堂ふみ)と、エリカに「絶対服従」を命じた最強ドSな黒王子・佐田恭也(山﨑賢人)が織りなすラブストーリー。まず、これまで『ヒミズ』(2012年公開)や『私の男』(2014年公開)など、難しい役どころを抜群の演技力で乗りこなしてきた二階堂が、学園モノのヒロインをどう演じきるのか楽しみだし、今をときめく山﨑賢人の“超ドS”っぷりは必見だ。さらに、『ストロボ・エッジ』『娚の一生』で、震えるほどの胸キュンシーンを提供してくれた廣木隆一監督がメガホンをとるとあって、最強の布陣であることは間違いない。 ■『青空エール』(8月公開 キャスト未発表) 吹奏楽と野球の名門校に入学した小野つばさ。甲子園のアルプススタンドに立って、野球部を応援するのが夢だという彼女の、キラキラ感満載の青春ストーリー。キャストなどは未発表だが、2016年の夏を爽やかに彩ってくれるはず。 ■『溺れるナイフ』(秋公開 キャスト未発表) 東京でモデルをしていた美少女・望月夏芽が田舎町に引っ越すことになり、そこで出会った長谷川航一朗にどうしようもなく惹かれていくストーリー。このふたりは、マンガの中で圧倒的なカリスマ性があり、それを役者がどう体現していくのか期待が高まる。 ■『四月は君の嘘』(公開日未定 広瀬すず・山﨑賢人 W主演) 天才ピアニストだったが母の死をきっかけに弾けなくなった有馬公生(山﨑賢人)と、自由奔放なバイオリニスト、宮園かをり(広瀬すず)の青春ラブストーリー。楽器演奏の練習もそれぞれ行っているようで、本作でまた新たな一面が垣間見えそう。 文/木村桂子 (C)2015「orange」製作委員会 (C)高野苺/双葉社
109ニュース シブヤ編集部