読書の秋!アニメキャラも読んでいるオススメ本!
最近は日中も、日蔭はちょっと肌寒いくらいの気候になってすっかり秋になってきましたね!秋といえば食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、そして読書の秋!今回は読書家で知られるアニメキャラたちが読んでいる本をご紹介していきます!■「四月は君の嘘」の有馬公生ウルフ・スタルク作、スウェーデンで過ごした少年時代をユーモラスに描いた自伝的短編。一ページの文章が少ない児童書なので、読書が苦手な人でも苦痛を感じることなく読み切れる作品です。しかしその内容は共感を以てしっかり楽しめるものなので、「児童書なんて」と侮ることのできない深みを感じさせてくれます!■「PSYCHO-PASS サイコパス」の槙島聖護講談社ノンフィクション賞を受賞した経歴を持つ、ソビエト連邦崩壊後のロシアを凄まじいまでの情報密度、緊迫感によって描き上げられたノンフィクション作品。ロシアンマフィアの暗躍、そしてそれを受け入れている体制が「病んでしまった国家」をまざまざと見せつけてくれるルポルタージュ文学の傑作です。槙島は作中でタイトルを指定して言葉にしていてその幅もノンフィクションから小説、哲学書、聖書まで非常に幅広くなっています。興味がある人は是非読んでみてください!■「グラスリップ」の永宮幸こちらは怪異小説の祖として知られる江戸時代後期の短編9編から成る作品。本来の文面は現代人には非常に読みづらい作品であるはずですが、現代語訳、語句の解説、読み下し文があれば驚くほどスラスラと楽しめる作品です。現代語訳だけを楽しむもよし、語釈と読み下し文を駆使して原文の美しい表現を堪能するもよし、楽しみ方は人それぞれ!彼女も毎回「シーシュポスの神話」「一千一秒物語」など様々な本を読んでいるので、興味があればぜひ調べてみてください!■「氷菓」の折木奉太郎折木も作中で様々本を読んでいますが、ご紹介はあえて!本棚に並んでいたこの作品!100年前に発表された作品とは思えないほどに、痛烈なブラックユーモアと皮肉が癖になる名作。普通の辞典の体裁をとっているだけに、その内容がなんだか真理を突いているように感じられます。辞書パロディの元祖と言われるその内容は、時に目から鱗を落とすようなインスピレーションを与えてくれます。さて、異なるジャンルの作品を挙げさせていただきましたが、いかがでしょうか!是非この秋の夜長、過ごしやすい気候を利用して読書に耽ってみてくださいね!(あにぶ編集部/井之上)
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