
TVアニメ『 かくしごと 』第1話「かくしごと」「ねがいごと」【感想コラム】
一人の少女が電車に揺られます。到着した先は雑草が生い茂り空き家でした。「かくしごとはなんですか?――かくしごとは描く仕事でした」18歳になった姫がこの空き家を訪れた訳とは、姫の父親、後藤可久士との日々を振り返ります。このページの目次1 「かくしごと」2 漫画家あるある?3 漫画家バレの危機4 「ねがいごと」5 おしゃPの巣窟6 TVアニメ『 かくしごと 』第1話 感想■「かくしごと」画像引用元:(C)久米田康治・講談社/かくしごと製作委員会父は漫画家姫の生まれた日、子の誕生に喜ぶ可久士。しかし、医者の「あなた漫画家の後藤可久士先生ですよね!」から過去に描いていた下ネタ満載の漫画を掘り返され可久士は姫のため漫画家であることを隠そうと決意するのだった。それから数年。可久士の隠し事は続いていた。原稿を遠くの倉庫に隠しに行ったり、自宅から仕事場に行くときはスーツで行くなどの徹底ぶり。漫画家あるある?漫画家を隠していることを知っている姫の担任の先生、六篠一子と喫茶店で、可久士の仕事について話しています。一子「後藤先生は結構有名だから自信もっていいと思います」その言葉にわかっていないと可久士。その後、喫茶店の客にサインを求められる可久士、一子の言葉が正しいかと思われたのも一瞬。「ポリキュア描いてやってくれる」描いている漫画と関係の無いキャラクターの絵を所望されます。一子「って描くんだぁ!」ためらわず色紙に描いてやる可久士。しかも異様に上手い。いったい何度頼まれたんでしょうね。■漫画家バレの危機画像引用元:(C)久米田康治・講談社/かくしごと製作委員会新担当がなかなか仕事場にこない。アシスタントが自宅に行ったのでは? といい慌てる可久士。家に編集が行ったら姫に漫画家だということがばれてしまいます。超ダッシュする可久士(きっちり道中でスーツに着替えています)。そして、本当に自宅にきていた新担当、十丸院五月は姫にお茶のもてなしを受けていました。ちなみにきっちり後藤先生の漫画『風のタイツ』のTシャツを着ています。可久士は必死に漫画家とバレないように立ち振る舞います。そして、姫がお茶を淹れなおしにいったタイミングで可久士が動きます。可久士「元のキャラがわからないように書き直す」十丸院のTシャツの『風のタイツ』のキャラクターをマジックで上手いこと『ポリキュア』に変えてしまいました。十丸院「プライドないんすか!」■「ねがいごと」偉いってなに?七夕に友達の意見を参考にして姫は自宅の短冊に「お父さんがえらくなりますように」と願います。それに可久士は戸惑います。可久士「偉いとはなんだ……」場所は変わって仕事場にて、売れている漫画家が偉いと結論付けた可久士は最近流行りのダークファンタジーを描くと言い出します。「売れてるのが偉いなんて腐った資本主義の豚の発想です」そういったのはアシスタント筧亜美でした。彼女によると漫豪(文豪の漫画バージョン)が偉いと話します。亜美「いるじゃないですか、売れてなくても大物感ある人」そして可久士はある漫豪に会いに行くのですが……。■おしゃPの巣窟画像引用元:(C)久米田康治・講談社/かくしごと製作委員会姫たちは川に溺れる猫を助けたヒーロー(可久士)を見つけるため、探偵団を立ち上げ探すのですが、ヒーローが去っていったのは坂の上でした。姫の話では、坂の上にはおしゃPという魔物がでるので可久士から行くことを禁じられているといいます。それでも坂の上でヒーロー探しをすることにした姫たち、おしゃPと思われる人物に追われピンチのところを可久士が助けますが、助けた探偵団に彼は追われることになります。もちろん彼としてはラフな服装で昼間から出歩いているのを姫に見つかるわけにはいきません。そして、逃げ込んだ先はおしゃPの巣窟でした。■TVアニメ『 かくしごと 』第1話 感想画像引用元:(C)久米田康治・講談社/かくしごと製作委員会可久士と個性豊かな仕事仲間、それに可久士(父親)と姫(娘)の家族関係。いろいろな人との繋がりが感じられる作品です。しかし可久士の妻が写真や冒頭の産婦人科以外で登場していないのが気になります。また18歳の姫の隣には可久士の姿も無く、小さい頃過ごした家は空き家なのも謎の一つです。最終話にはその疑問が解けるのかが注目ですね。オープニングも良くて物語の過去と現在を繋ぐような映像と歌詞がたまらないです。ではでは~文章:kyouei-マフユノダリアかくしごと アニメ情報(あにぶ編集部/あにぶ編集部(弥生))
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