TVアニメ『 銀魂 銀ノ魂篇 』第362話「看板」【感想コラム】
原作の最終回まであと2話!前回の感想記事では3週と書きましたが、よく考えると最終話の載る号は「ジャンプは時々土曜日に出るから気をつけろ」の通り土曜日発売なのです…つまり、次々回のアニメの放送より先に最終回が来るんですね。まだ筆者は心の準備が出来てないんですが、それより問題なのは。空知先生…これ本当にあと2話分のページ数で風呂敷畳めるんですか……?このページの目次1 『 銀魂 銀ノ魂篇 』第362話「看板」のあらすじ2 最終回発情期現象とは…3 変わったものはたくさんあって…■『 銀魂 銀ノ魂篇 』第362話「看板」のあらすじ江戸の人々が一丸となって虚を追い詰め、何度倒されても立ち上がる銀時たちがついに虚を討ち果たす。敗北を悟った虚は、自らアルタナの吹き上がる穴へと姿を消した。虚との激闘から二年の月日が経ち、空には再び異郷の宇宙船が飛び交い、通りでは天人たちがふんぞり返り歩く、かつての江戸の光景が取り戻され始めていた。二年前、宇宙から落ちてきた天鳥船はぎりぎりのところで激突を免れていたのだ。「万事屋銀ちゃん」の屋号を残し、ひとり万事屋を続ける新八。そこへ「パパ」と呼びかける子どもの声が!?■最終回発情期現象とは…茶斗蘭星人に絡まれているファミレスの店員を助けようとしたものの、銀さんみたいにはいかない新八。そこは30分ぐらい気絶させとく勢いで殴らないといかんかったのでは?あと、店長が妙にマッスルになってる気が……OPの最後で写真立てを直す手は、実は二年後のぱっつあんのものでした。判断の決め手は右手首に袖がかかっているのと、手甲を着けていることです。天鳥船の落下に際し、地上の人々は退避するか事態を見守るかのどちらかしか出来ません。落下を食い止めようとする艦隊と、制御室でコントロールを取り戻そうとする紫雀提督たち、そして高杉はひとり天導衆の収められたカプセルが並ぶ部屋へ向かいます…天鳥船は中央の球体と周囲のリング状の構造物で構成されていましたが、地表ギリギリで球体部分の落下が止まり最小限の被害で済んだのですね。もし止められなければ、落下の衝撃で江戸の街は跡形もなく吹き飛んでいたかもしれません。戦に勝ちも負けもない、と話す銀さんは年齢以上に大人に見えます。万事屋は屋根や壁が無くなったりヒビが入ってボロボロ、看板は二つに割れてしまいました。そして、力を使い果たした定春は小さな水晶玉の中で眠りについており、巫女姉妹にもいつ目覚めるか分からない状態。狛神はどの星にもいる生き物だと教えられた神楽ちゃんは、定春を目覚めさせる方法を探すために宇宙へ旅立つ決意を固めていました。新八の同行も毅然とした声で断ります。そんな2人に、銀さんは万事屋を始めたきっかけを語り始めました。何もやることが無かった、何もする気が起きなかったから何でもやることに決めた。お登勢さんと出会った時の銀さんを思い返すと、生きている理由もないような状態だったのではないかと思います。逃がしてもらうことなど思いもよらず、自分で納得して刑死するつもりでいたのではないでしょうか。そんな銀さんの見つけた、やらないといけないこととは一体…?一人でコツコツと万事屋を修理する新八。店の名前が「万事屋銀ちゃん」のままなのは銀さんを忘れて欲しくないという思いの表れでしたが、戦後に英雄として名を挙げたのは、実際に虚と戦った銀さん達でもなく、解放軍を押さえた攘夷浪士達でもなく、長谷川さんでした。えー…何やってんですか、NHKに怒られませんか…キャバ嬢は辞めたお妙さんですが、女帝と呼ばれたお登勢さんの後継者と認められた影響力は絶大。いつの間に配下なんか揃えたんでしょう。いや、でも違和感ないのが流石お妙さん。そして驚愕の近藤さんの女子力!惚れた女の胃袋を掴む料理の腕とは恐れ入ります。でも、政略結婚でそっち行っちゃうんです?それでも、ファンからすると「まあ、銀魂だし」で話が終わるのが銀魂の怖いところ。■変わったものはたくさんあって…突然現れた幼女に「パパ」呼ばわりされる新八ですが、DTなのに変わりはないのでした。それを分かったうえでいじり倒すお登勢さんとキャサリンは鬼ですな。そして爆弾発言を繰り返す幼女の正体は、源外のじーさんが造ったたまのコピーのたま子。たまは源外のじーさんが作ったカラクリではありません、じーさんが天才と認める林 流山の作ったイレギュラーな機体で、繊細かつ複雑な機構を持った彼女にはブラックボックスが大量に隠されているのも原因でしょう。それでも、たまをただ眠らせておくのは忍びないと考えた源外のじーさんは、彼女の思い出が欠けないように、その眼の役割を託してたま子を製作したのでした。そしてたま子に経験を積ませるのに最適と判断して新八のところに(強引に)預けることにしたわけですが…10代で子持ちみたいになったと本人はぼやいてますが、銀さんも20代後半でデカい子供2人連れてたんだから似たようなもんじゃないでしょうかね。自分のやりたいこと、やるべきことをそれぞれで見つけたからこそ、別々の道を歩き出したはずでした。なのに、なんでこんなことをしているのかと迷いを抱える新八。が、真面目に悩んでいる暇もなく妙なことに巻き込まれ、いつの間にやら江戸城の窓ふきをすることに……銀さんも大概でしたが、ぱっつあんも大概巻き込まれ体質ですな。幕府に残る古狸共からそよ姫の理想を守るため、警察庁の長官という立場に着いた信女。悪知恵が働いて性根のひねくれた人間が今の姫に必要と言います。…うん、真選組はそういうの苦手な奴ばっかりだよね。信女の執務室にやってきた松平のとっつぁんから真選組の面々が左遷やら辞職やら切腹やらの処分を下されたことを教えられ、新政府の初代総理大臣ドナルド・ヅランプを国会中継で見せられます。………なにやってんだヅラーーー!?『I Wanna Be…』『ヒカリ証明論』共に、二年後をイメージされた歌詞だと思うのですが、聴いていると切なくなってきます… タイトル銀魂 銀ノ魂篇原作空知英秋(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)監修藤田陽一監督宮脇千鶴出演坂田 銀時・杉田智和志村 新八・阪口大助神楽・釘宮理恵その他の情報http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/gintama/銀魂 銀ノ魂篇 週刊感想コラムのまとめ(あにぶ編集部/如月)
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