メルヘン・メドヘン 第三話「ヘクセンナハトがやってきた」【感想コラム】

メルヘン・メドヘン 第三話「ヘクセンナハトがやってきた」【感想コラム】

夢にまでみた憧れの魔法の世界にやってきた葉月ですが、少し暴走気味なところもあったり、魔法の訓練に失敗したりと、なかなかうまくいかないこともありましたが、初めての友達ができたりと少し成長が見え始じめた第二話。


昨今のアニメなら、なんとなくターニングポイントがやってきそうな第三話ですが、今回はどうなったでしょうか…それでは第三話の感想、考察、etcをやっていきたいと思います。


Contents

1 『メルヘン・メドヘン』第三話「ヘクセンナハト」がやってきた2 「ヘクセンナハト」の隠された意味3 葉月の成長4 集まったリーダーたち5 スポ根魔法少女もの!?
■『メルヘン・メドヘン』第三話「ヘクセンナハト」がやってきた

年に一度、各国の魔法学園の間で行われる対抗戦『ヘクセンナハト』。この大会で優勝した選手には、どんな願いでも叶う魔法が与えられるという。その出場枠をかけた日本校対諸国連合の最終予選の日取りが決まった。その試合を、そして新しく見つかったシンデレラの原書を見るため、続々と各校のリーダーが集まってくる。


■「ヘクセンナハト」の隠された意味

画像引用元:©MMM/メルヘン・メドヘン製作委員会


前回の特訓から、ある程度の魔法がつかるようになった葉月。コントロールはまだまだですが少しづづ形になってきました。しかし、基本的な魔法”ブーフ・ヒュレ”がどうしてもうまくつかえないようで悩みの種となっていました。


それでも、夢にまでみた魔法学園、初めて友達と呼べる人が出来たことに「これまで夢が叶ってしまった」と小さな幸せを感じていました。


そんな中で、1年に1度の魔法学校対抗戦「ヘクセンナハト」が近付いるのでした…。


さあ第一話から登場しているワード「ヘクセンナハト」とはなんぞや!?


「ヘクセンナハトとは、一年に一度世界中にある魔法学園の間で執り行われる対抗戦。

優勝した学園の選手にはどんな願いでも叶う魔法が与えられる」


というなんだか想像もつかない戦いのようです。


さらに、今年はここ日本が開催国となっているようです。一応、日本校だったんですね、普通に外国人の方もいるので気づきにくかったです…。


そして「ヘクセンナハト」を深く知るには、そのヒントが「原書」が集められた「原書図書館」にあるということで、一向は「原書図書館」へと訪れます。


魔法学園の敷地内には必ずひとつはあるという「原書図書館」には、その名通り古今東西の物語が集められた「原書」が格納されていますが、その「原書図書館」にはやっかいな存在「黒の魔法・シミ」と呼ばれるものが発生します。


シミは原書を”喰い”、力をつけるとやがて人をも喰らう「黒い獣・フレック」となります。


そこで「ヘクセンナハト」を行い、年に一度の”大掃除”をやろうというのが大会の裏の目的でもあり、メドヘンたちにとっては世界を救う大義に近いもので、メドヘンたちは「ヘクセンナハト」への出場を重い使命と捉えれているようです。


その「ヘクセンナハト」への出場枠の残り枠をかけて日本校と諸国連合のチームが睨み合いを続けているようですが、日本校の選手が足らずにいつまでも予選が行われない状態が続いていたというわけです。


「ヘクセンナハト」は個人戦でなくチーム戦ということなのでしょうか。

1話からバトルものなのか!?という雰囲気を感じさせていましたが、少しずつ作品のテイストが見えてきましたね。


■葉月の成長

メルヘン・メドヘン 第三話「ヘクセンナハトがやってきた」【感想コラム】画像引用元:©MMM/メルヘン・メドヘン製作委員会


魔法学園では順調(?)にやっている葉月ですが、現実世界ではぼっち飯でまだまだ義姉とは仲良くなれずにいました。


いつも学校が終わると、すぐさまどこかに行ってしまう葉月をみて怪しいと感じた美沙は葉月に詰め寄ります。


もちろん魔法学園で魔法の特訓してます!とは言えずに葉月はとっさにこう答えます。


『好きな人ができたの!』


なんという大胆な告白…やっぱり百合百合だ…。


いつもなら「物語症候群」ですぐに逃げ出していた義妹が面と向かって、しかもいきなりの恋の告白に義姉としても嬉しかったのか


「正直さ、妹とかウザって思ってたのよね…しかもあんたってずっと本ばっか読んでて意味わかんないし。」


と、これまでの本音を言いつつも、「そういうことなら協力してあげる」と、多少の誤解混じりながらも、というかこんな言い方をしてしまった葉月に問題がありますが、現実世界でも段々と上手く行くくらいに成長した姿を見せてくれました。


一方で、魔法学園には予選の日程が決定したことを告げるため「ヘクセンナハト」の審判を務める”十三人委員会”が登場します。


日本校の出場選手が”あっち側”の人間であることを知ると「奴らは原書の価値も知らない、記憶を書き換えてしまおう」と発言。


前回の話でも葉月に遠巻きにしていたりと、「向こう側」の人間はやたらと疎まれている印象がありますが、この十三人委員会という組織もなんだか怪しい組織ですが、今後どんな関わりをもってくるのでしょうか…。


■集まったリーダーたち

メルヘン・メドヘン 第三話「ヘクセンナハトがやってきた」【感想コラム】画像引用元:©MMM/メルヘン・メドヘン製作委員会


日本国開催である「ヘクセンナハト」を前に、予選の日取りが決まり次々と中国、ロシア、インド各国のリーダーたちがあつまってきます。

各国の有名校のリーダーともなると、非公式でファンができるほどに人気の選手たちで、webで調べると3サイズまで出てくる始末…。この世界にプライバシーはないのか…。


その各国の中でも”三強”と呼ばれる名門ドイツ校とイギリス校のリーダーであるアガーテとアーサーは、いつまでたっても予選に出場しない日本に対して、厳しい意見を言ってきます。


特にシンデレラの原書に選ばれた葉月の噂は各国にも飛び火しているようで、基礎魔法も使えないメドヘンなど足手まとい。三強の一角である日本が予選にでないとことは許されないことだと叱責します。


予選の日取りもきまり、時間がない中でまだ変身もできない葉月は予選に間に合うことできるのか、そしていつまでも葉月に固執する静にはなにか訳があるのでしょうか。


そして、さらっと日本が三強の一角であることが明かされます。日本代表の静も強豪校の有名選手の間でも知られている存在なんですね。


「何より貴女のお母様も悲しまれる。七年前のあの惨事で…貴女の国は多くの原書使いを失ったわ」

「貴女のお母様もその際に命を落とされたそうだな。実に惜しい方を亡くした…」


またしてもさらっと重要な伏線が明かされましたが、多くの原書使いを失った過去の惨劇とは一体なにがあったのか!? 静の母親と静の過去とは一体…!?


そんな三強の会話に割って入ってきた葉月。


基礎魔法も使えない自分のせいで責められる静を見てられくて思わず飛び出してしまった葉月は、自分の夢だった事をかなえさせてくれた静のために、意を決してブーフ・ヒュレを唱えます!!


「無理だ、わたしひとりで受け止められない」


流れ込んでくる魔力を受け止めきれずに葉月は哀れ、またしても失敗し裸になってしまうのだった……。


■スポ根魔法少女もの!?

メルヘン・メドヘン 第三話「ヘクセンナハトがやってきた」【感想コラム】画像引用元:©MMM/メルヘン・メドヘン製作委員会


いやーなんかすげースポ根アニメっぽくなってきた!!!???


第一話はどちらかというとファンタジー色が強くて、第二話では百合百合なアニメかなあという印象から一転していきなりスポ根要素やシリアスな面がぐっと強まった回でしたね。


特に各国のライバル校が集まってきて新キャラクターがいっきに増えるシーンや、”三強”なんてワードもスポ根アニメにありがちな感じがする場面でした。


さて3話までが終わりいろいろと魔法世界の秘密もわかってきてだんだんとおもしろくなってきたところですが、今回気になるったのはやはり「静の過去」と「七年前の惨劇」、そして「シンデレラの原書は本来はドイツ校にあった」というところ、さらには十三人委員会と気になる伏線が今回も満載でしたね。葉月は静のために見事、ブーフ・ヒュレを成功することができるのか!?


メルヘン・メドヘン 第2話「はじめての魔法」【感想コラム】





(あにぶ編集部/Uemt)
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