TVアニメ「 はねバド! 」第1話『スッゴい才能!』【感想コラム】
2018年夏アニメとしてスタートした「 はねバド! 」。バドミントンというとやったことはある、という人はもちろんたくさんいるとは思いますが、“スポーツ競技”としてはわりとマイナーなスポーツであると思います。
最近では、日本代表の女子団体が37年ぶりの優勝で世界一になるなんてニュースになったりしましたが、やはり知名度としてはまだまだですが、そんな、バドミントンを題材にした熱いアニメということで1話目からどにかく見どころ満載となりました。
このページの目次
1 TVアニメ「 はねバド! 」第1話『スッゴい才能!』2 一気に世界に引き込む試合シーン3 努力の人間が才能の人間には敵わないという構図4 ライバルとの出会い5 アニメならではの展開。続きが気になる第1話
■TVアニメ「 はねバド! 」第1話『スッゴい才能!』
北小町高校バドミントン部の主将・荒垣なぎさは、昨年の全日本ジュニアで、とある少女に1ポイントも取れず惨敗した。それ以来スランプに陥り、自分や他の部員たちに厳しく当たる日々を送ってきたなぎさ。
「アタシたちは天才じゃないんだから、努力するしかない……」
半年後。そんななぎさの前に、ひとりの新入生が現れる……
■一気に世界に引き込む試合シーン
目を見張るのはやはり激しいバドミントンの試合シーン。
幾度となくジャンプスマッシュを叩きつけるなぎさと、冷静に返す綾乃。もうねっすっげーぬるぬる動くよ!!!!
世界最速のスポーツなんていわれ方をするバドミントンですが、本格的なバドミントンって意外と観る機会が少ないので、実際はこんなにハイスピードなスポーツなのかということが一発で伝わってくる映像美が圧巻ですね。
飛び散る汗に、流動する脚の筋肉、羽根の回転する様子とか、ラケットの音とかリアルでオープニングからぐいっと引き込まれてしまいます。
■努力の人間が才能の人間には敵わないという構図
徹底的に攻める荒垣なぎさとカウンター型の羽咲綾乃は、21-0という圧倒的大差で勝負がつく。まったく寄せ付けない試合をしたなのにまるで表情を変えない 綾乃と、悔しさえ通りこし最早、自分のバドミントン人生全てを否定されたような感覚でうなだれるなぎさ。
しょっぱなからシリアス全開ですね。
全国レベルの実力を持ちながら、当時は中学生だった綾乃にぼこぼこに負けてしまい「なんでバドミントンを続けているんだ…」という気持ちになりながらも、綾乃も勝利しながらも「バドミントン続けている意味なんかない…」と、なにか秘密があるような感じもあります…。
この一戦以降、なぎさは人が変わったように練習に取りつかれさらにどんどんと調子を落としてしまうという悪循環に陥ってしまいます。
『あの試合に負けて全部否定された気がした。今までバドミントンやってきたことなんて、努力なんて無駄なんだって認めたくなくて…もっと練習しなきゃって思った』
このセリフで、なぎさのバドミントンにかける想いと人物像がバシッと確立しました。
才能に勝つには努力しかないと、さらに練習はシビアになっていき、そのストイックさを部員たちにも求めるようになっていき完全に孤立状態になってしまうなぎさ。
この展開、なんというか高校生とかにありがちなやつですよね。本気でうまくなりたい派と楽しければいい派の対立の溝はなかなか埋まらないものです。
1話ではこの、努力vs才能といった構図がたびたびでてくるのですが、物語の本質的なテーマとして描かれていくのでしょうか、気になりますね。
■ライバルとの出会い
しかし、偶然にも同じ高校に入学してきた、かつて自分をぼこぼこにした相手でもある羽咲綾乃と出会うなぎさ。
試合の時の無表情よりも、かなり人間らしい表情をするようになった綾乃ですが、いつのまにかバドミントンをやめてしまい高校では幼馴染の藤沢エレナにくっついているだけの存在に。
表情こそ明るくなったものの、バドミントンをやめて、自分の意思というものがなくただただエレナにくっついてはテニス部に仮入部したりと、あまりにも自分がない綾乃。
そんな綾乃を見かねてか、エレナは綾乃をバドミントン部に無理やり連れていきます。
「やっぱり綾乃はバドミントンやるべきだと思う。だって…すっごい才能持ってんだもん!」
オリンピック選手の選考にも、選ばれた臨時コーチの 立花健太郎にも、体の使い方から動体視力、サウスポーの特性まで 「お前は努力では勝ち取れない素質を持っている」と絶賛。
しかし、綾乃はそれでも 「バドミントンの部活なんかなんの意味もない」と一蹴していしまいます。
なにが綾乃をここまでバドミントンから遠ざけてしまったのでしょうか。
『部活のバドミントンなんかなんの意味もないです』
追い打ち。この一言で才能を打ち破ろうと努力を続けているなぎさに火がつくには充分でした。
綾乃に負けたその日から、周りを遠ざけてでも自分をストイックに追い込むほどの努力が再び否定されるような気持ちになったなぎさは言います。
「あたしと…勝負しろ!」 絶対の才能vs絶対の努力の闘いの行方は。
■アニメならではの展開。続きが気になる第1話
や~原作知ってる人はナンジャコリャ!?と思ってる人もいるのではないでしょうか。
タイトルも萌え作品風な四文字タイトルですし、原作では序盤はけっこう「ゆるふわ~」な感じがあるのですが、アニメではしょっぱなからフルスロットルでガチシリアスなスポ根路線にしてきましたね。
とにかくあの試合描写とOP映像は見ごたえ抜群でした!
製作の方にバドミントン経験者がいらっしゃるようで、かなり気合の入った映像で一気に作品に引き込まれるとそこからはノンストップでした、試合の行方、綾乃の過去と続きが気になる第一話となりました。
気分爽快!スポーツ系アニメおすすめ6選
(あにぶ編集部/Uemt)
最近では、日本代表の女子団体が37年ぶりの優勝で世界一になるなんてニュースになったりしましたが、やはり知名度としてはまだまだですが、そんな、バドミントンを題材にした熱いアニメということで1話目からどにかく見どころ満載となりました。
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1 TVアニメ「 はねバド! 」第1話『スッゴい才能!』2 一気に世界に引き込む試合シーン3 努力の人間が才能の人間には敵わないという構図4 ライバルとの出会い5 アニメならではの展開。続きが気になる第1話
■TVアニメ「 はねバド! 」第1話『スッゴい才能!』
北小町高校バドミントン部の主将・荒垣なぎさは、昨年の全日本ジュニアで、とある少女に1ポイントも取れず惨敗した。それ以来スランプに陥り、自分や他の部員たちに厳しく当たる日々を送ってきたなぎさ。
「アタシたちは天才じゃないんだから、努力するしかない……」
半年後。そんななぎさの前に、ひとりの新入生が現れる……
■一気に世界に引き込む試合シーン
目を見張るのはやはり激しいバドミントンの試合シーン。
幾度となくジャンプスマッシュを叩きつけるなぎさと、冷静に返す綾乃。もうねっすっげーぬるぬる動くよ!!!!
世界最速のスポーツなんていわれ方をするバドミントンですが、本格的なバドミントンって意外と観る機会が少ないので、実際はこんなにハイスピードなスポーツなのかということが一発で伝わってくる映像美が圧巻ですね。
飛び散る汗に、流動する脚の筋肉、羽根の回転する様子とか、ラケットの音とかリアルでオープニングからぐいっと引き込まれてしまいます。
■努力の人間が才能の人間には敵わないという構図
徹底的に攻める荒垣なぎさとカウンター型の羽咲綾乃は、21-0という圧倒的大差で勝負がつく。まったく寄せ付けない試合をしたなのにまるで表情を変えない 綾乃と、悔しさえ通りこし最早、自分のバドミントン人生全てを否定されたような感覚でうなだれるなぎさ。
しょっぱなからシリアス全開ですね。
全国レベルの実力を持ちながら、当時は中学生だった綾乃にぼこぼこに負けてしまい「なんでバドミントンを続けているんだ…」という気持ちになりながらも、綾乃も勝利しながらも「バドミントン続けている意味なんかない…」と、なにか秘密があるような感じもあります…。
この一戦以降、なぎさは人が変わったように練習に取りつかれさらにどんどんと調子を落としてしまうという悪循環に陥ってしまいます。
『あの試合に負けて全部否定された気がした。今までバドミントンやってきたことなんて、努力なんて無駄なんだって認めたくなくて…もっと練習しなきゃって思った』
このセリフで、なぎさのバドミントンにかける想いと人物像がバシッと確立しました。
才能に勝つには努力しかないと、さらに練習はシビアになっていき、そのストイックさを部員たちにも求めるようになっていき完全に孤立状態になってしまうなぎさ。
この展開、なんというか高校生とかにありがちなやつですよね。本気でうまくなりたい派と楽しければいい派の対立の溝はなかなか埋まらないものです。
1話ではこの、努力vs才能といった構図がたびたびでてくるのですが、物語の本質的なテーマとして描かれていくのでしょうか、気になりますね。
■ライバルとの出会い
しかし、偶然にも同じ高校に入学してきた、かつて自分をぼこぼこにした相手でもある羽咲綾乃と出会うなぎさ。
試合の時の無表情よりも、かなり人間らしい表情をするようになった綾乃ですが、いつのまにかバドミントンをやめてしまい高校では幼馴染の藤沢エレナにくっついているだけの存在に。
表情こそ明るくなったものの、バドミントンをやめて、自分の意思というものがなくただただエレナにくっついてはテニス部に仮入部したりと、あまりにも自分がない綾乃。
そんな綾乃を見かねてか、エレナは綾乃をバドミントン部に無理やり連れていきます。
「やっぱり綾乃はバドミントンやるべきだと思う。だって…すっごい才能持ってんだもん!」
オリンピック選手の選考にも、選ばれた臨時コーチの 立花健太郎にも、体の使い方から動体視力、サウスポーの特性まで 「お前は努力では勝ち取れない素質を持っている」と絶賛。
しかし、綾乃はそれでも 「バドミントンの部活なんかなんの意味もない」と一蹴していしまいます。
なにが綾乃をここまでバドミントンから遠ざけてしまったのでしょうか。
『部活のバドミントンなんかなんの意味もないです』
追い打ち。この一言で才能を打ち破ろうと努力を続けているなぎさに火がつくには充分でした。
綾乃に負けたその日から、周りを遠ざけてでも自分をストイックに追い込むほどの努力が再び否定されるような気持ちになったなぎさは言います。
「あたしと…勝負しろ!」 絶対の才能vs絶対の努力の闘いの行方は。
■アニメならではの展開。続きが気になる第1話
や~原作知ってる人はナンジャコリャ!?と思ってる人もいるのではないでしょうか。
タイトルも萌え作品風な四文字タイトルですし、原作では序盤はけっこう「ゆるふわ~」な感じがあるのですが、アニメではしょっぱなからフルスロットルでガチシリアスなスポ根路線にしてきましたね。
とにかくあの試合描写とOP映像は見ごたえ抜群でした!
製作の方にバドミントン経験者がいらっしゃるようで、かなり気合の入った映像で一気に作品に引き込まれるとそこからはノンストップでした、試合の行方、綾乃の過去と続きが気になる第一話となりました。
気分爽快!スポーツ系アニメおすすめ6選
(あにぶ編集部/Uemt)