TVアニメ「 Fairy gone フェアリーゴーン 」第一話『灰かぶりの少女』ダークな雰囲気の謎多きストーリーに引き込まれる!【感想コラム】
始まりました2019年春アニメ。本作、『 フェアリーゴーン 』は「花咲くいろは」や「SHIROBAKO」などのP.A.WORKS制作のオリジナルアニメに脚本がライトノベル「灰と幻想のグリムガル」の十文字青さんが務めるという意欲作であります。
戦争が終結して9年が経過した世界を舞台に、かつては軍事利用されていた「妖精」の力を行使することのできる人間「妖精兵」たちの物語です。
ノスタルジックな世界観、重厚なストーリー、映像美、なによりもかっこいい音楽。すべてを兼ね備えた作品となりました。
このページの目次
1 TVアニメ「 Fairy gone フェアリーゴーン 」第一話『灰かぶりの少女』2 終戦後の世界3 ヴェロニカの目的は…?4 気になる謎もかなり多い!
■TVアニメ「 Fairy gone フェアリーゴーン 」第一話『灰かぶりの少女』
大戦が終わり9年。
マーリヤ・ノエルは違法に妖精を取引するオークションで幼なじみ、ヴェロニカ・ソーンと再会する。だが彼女は、二人の故郷を焼いた男への復讐者となり果てていた。
潜入捜査していた違法妖精取締機関『ドロテア』のフリー・アンダーバーと戦うヴェロニカを、
マーリヤは止めようとし──
■終戦後の世界
いくばく年続いていた戦争は、様々な矛盾、対立、軋轢を残しながらも一応の終わりを告げた。
かつて戦争の中軸を担ってたいた“妖精兵”たちは終戦とともに居場所を失った。
そして24年の月日がたったとあるオークション会場から物語は始まりを告げる。
故郷である妖精郷を焼かれ、幼馴染と生き別れた少女・マーリヤは、幼馴染のヴェロニカを見つけるために反社会勢力に協力していました。
マーリヤの警護するオークション会場は、かつての妖精兵たちの妖精原体と呼ばれる、“妖精の元”となるものを違法に取引する闇オークション。
そしてその闇オークション会場を何者かが襲撃。「黒の妖精書」を奪っていこうとする事件が起きたのだ…。
画像引用元:(C) 2019 Five fairy scholars / フェアリーゴーン製作委員会
「これは貰っていく。あなた達には必要ない」
その女は、かつて戦争で猛威を振るった“妖精”を操る、妖精兵であり、かつてマーリヤと生き別れた幼馴染のヴェロニカであった。
まずは前半……注目したのはやはり映像美!何とも言えぬノスタルジックな感じの作画がたまらんですね~。
そして「妖精」と言ってもかわいらしい小さな女の子…というわけではなく、なんかちょっと禍々しい姿をしているんですね…。
戦争が終わっても、ビジネスとして戦争の道具が裏では取引されているのはなぜなんでしょうね。単純にお金になるから?金持ちたちの道楽?それともなにかまだ大きなことが起こそうとしている?
■ヴェロニカの目的は…?
警備主任のフリーは、妖精を操るヴェロニカに対抗するため、自らも妖精の力を解放させ、激しい“妖精兵”同士の戦闘が続く。
激しい戦闘もヴェロニカに逃げられてしまう。
「スーナのヴェロニカはもういない。どこにも…忘れなさい」
ヴェロニカは妖精を操り、体内に侵入させることで相手を体内から破壊するようにして、次々とオークション会場の人間たちを殺していく。そんな騒動の中、一匹の妖精原体が…妖精瓶から逃げ出してしまうが……その妖精原体が…マーリヤの体内へと侵入する…。
するとマーリヤの頭の中に記憶がよみがえってくる。
それは、かつて過ごしていた故郷・スーナは焼き払われる映像。森は燃え、ヴェルとマーリヤは村を追われ逃げまどいます。その時は、ヴェルは絶対に復讐しようと心に誓います。これがヴェロニカの最初の動機のようですね。
画像引用元:(C) 2019 Five fairy scholars / フェアリーゴーン製作委員会
気が付いたマーリヤはすぐにヴェルを追いますが、ヴェロニカはフリーと必死な戦いを繰り広げられていました。
フリーはかつての戦争で活躍したいっぱしの妖精兵。その圧倒的な力でヴェルを追いつめるも、そこにマーリヤが立ちはだかる。
マーリヤの目的は、幼馴染のヴェルに再会することでしたが、ヴェルは再会を拒否し再び逃げ出すために戦闘が始まるが……。
マーリヤの体内に入った妖精が目覚め、マーリヤも妖精兵として覚醒するのだった。しかし、結果的にヴェルは逃げ出してしまう。
フリーは、違法妖精を取り締まる諜報機関に所属しており、マフィアへは潜入捜査をしていたのだ。
「お前は妖精が使える。それ自体が違法だ」
「俺に捕まえられるか政府の手先ってやつになるかお前が選べ」
「お前じゃないです、マーリヤ・ノエル。私はヴェルとちゃんと話がしたい」
こうして、マーリヤとフリーの大いなる物語が始まったのだった。
後半パートは、主に戦闘メインですね。
妖精兵同士の戦闘はちょっと別アニメっぽいですが、なかなかかっよいんですが、なかなか謎も多いですね。なによりもBGMや音楽がめちゃくちゃかっこいい!!
情報量は多いですが、いろいろと明かされていくのが楽しみです。
■気になる謎もかなり多い!
画像引用元:(C) 2019 Five fairy scholars / フェアリーゴーン製作委員会
ジョ〇ョ!?いや違うペ〇ソナ!?…違うよフェアリーゴーンだよ!!!!!!!!
ダークな感じの雰囲気と、CG満載の激しい戦闘シーン。主題歌を含めて音楽を (K)NoW_NAMEが務めているのもまたかっこいいですね!!
そして………情報量が多い!!!1話だから仕方ないですが…なかなかテンポよく話が進んでいくので、置いて行かれないように必死になりますね…この作品。
ここからは考察をしていきたいと思います。
まず第一にヴェロニカの追う「妖精書」とは?? 謎ですね~。復讐するために必死に集めているようですが…。妖精を使うこと自体が違法とされていて、妖精を体内に入れ扱うことに驚いていたことから、おそらくは妖精書を使うことで、一般の人間でも妖精を扱うようにすることができるとか??
第二に、なぜスーナは燃やされたのか。作中では、本来見えるはずがないという妖精をめっちゃ見えていましたし、スーナ出身の人間がほとんどいないということから、もしかしたらスーナ出身の人間は忌み嫌われる存在で、特別な力を持っている危険な因子とかなのでしょうか?
そして第三にタイトルの「灰かぶりの少女」というところ。これはまあいわゆるグリム童話です。マーリヤが猟銃使いだったり、フリーの妖精は狼だったりちょっと「赤ずきん」を意識してそうですよね。ちょっとメルヘンがテーマだったりするのでしょうか。
はじまったばかりの作品なので、これからも楽しく観ていきたいと思います。
Fairy gone フェアリーゴーン アニメ情報
(あにぶ編集部/Uemt)
戦争が終結して9年が経過した世界を舞台に、かつては軍事利用されていた「妖精」の力を行使することのできる人間「妖精兵」たちの物語です。
ノスタルジックな世界観、重厚なストーリー、映像美、なによりもかっこいい音楽。すべてを兼ね備えた作品となりました。
このページの目次
1 TVアニメ「 Fairy gone フェアリーゴーン 」第一話『灰かぶりの少女』2 終戦後の世界3 ヴェロニカの目的は…?4 気になる謎もかなり多い!
■TVアニメ「 Fairy gone フェアリーゴーン 」第一話『灰かぶりの少女』
大戦が終わり9年。
マーリヤ・ノエルは違法に妖精を取引するオークションで幼なじみ、ヴェロニカ・ソーンと再会する。だが彼女は、二人の故郷を焼いた男への復讐者となり果てていた。
潜入捜査していた違法妖精取締機関『ドロテア』のフリー・アンダーバーと戦うヴェロニカを、
マーリヤは止めようとし──
■終戦後の世界
いくばく年続いていた戦争は、様々な矛盾、対立、軋轢を残しながらも一応の終わりを告げた。
かつて戦争の中軸を担ってたいた“妖精兵”たちは終戦とともに居場所を失った。
そして24年の月日がたったとあるオークション会場から物語は始まりを告げる。
故郷である妖精郷を焼かれ、幼馴染と生き別れた少女・マーリヤは、幼馴染のヴェロニカを見つけるために反社会勢力に協力していました。
マーリヤの警護するオークション会場は、かつての妖精兵たちの妖精原体と呼ばれる、“妖精の元”となるものを違法に取引する闇オークション。
そしてその闇オークション会場を何者かが襲撃。「黒の妖精書」を奪っていこうとする事件が起きたのだ…。
画像引用元:(C) 2019 Five fairy scholars / フェアリーゴーン製作委員会
「これは貰っていく。あなた達には必要ない」
その女は、かつて戦争で猛威を振るった“妖精”を操る、妖精兵であり、かつてマーリヤと生き別れた幼馴染のヴェロニカであった。
まずは前半……注目したのはやはり映像美!何とも言えぬノスタルジックな感じの作画がたまらんですね~。
そして「妖精」と言ってもかわいらしい小さな女の子…というわけではなく、なんかちょっと禍々しい姿をしているんですね…。
戦争が終わっても、ビジネスとして戦争の道具が裏では取引されているのはなぜなんでしょうね。単純にお金になるから?金持ちたちの道楽?それともなにかまだ大きなことが起こそうとしている?
■ヴェロニカの目的は…?
警備主任のフリーは、妖精を操るヴェロニカに対抗するため、自らも妖精の力を解放させ、激しい“妖精兵”同士の戦闘が続く。
激しい戦闘もヴェロニカに逃げられてしまう。
「スーナのヴェロニカはもういない。どこにも…忘れなさい」
ヴェロニカは妖精を操り、体内に侵入させることで相手を体内から破壊するようにして、次々とオークション会場の人間たちを殺していく。そんな騒動の中、一匹の妖精原体が…妖精瓶から逃げ出してしまうが……その妖精原体が…マーリヤの体内へと侵入する…。
するとマーリヤの頭の中に記憶がよみがえってくる。
それは、かつて過ごしていた故郷・スーナは焼き払われる映像。森は燃え、ヴェルとマーリヤは村を追われ逃げまどいます。その時は、ヴェルは絶対に復讐しようと心に誓います。これがヴェロニカの最初の動機のようですね。
画像引用元:(C) 2019 Five fairy scholars / フェアリーゴーン製作委員会
気が付いたマーリヤはすぐにヴェルを追いますが、ヴェロニカはフリーと必死な戦いを繰り広げられていました。
フリーはかつての戦争で活躍したいっぱしの妖精兵。その圧倒的な力でヴェルを追いつめるも、そこにマーリヤが立ちはだかる。
マーリヤの目的は、幼馴染のヴェルに再会することでしたが、ヴェルは再会を拒否し再び逃げ出すために戦闘が始まるが……。
マーリヤの体内に入った妖精が目覚め、マーリヤも妖精兵として覚醒するのだった。しかし、結果的にヴェルは逃げ出してしまう。
フリーは、違法妖精を取り締まる諜報機関に所属しており、マフィアへは潜入捜査をしていたのだ。
「お前は妖精が使える。それ自体が違法だ」
「俺に捕まえられるか政府の手先ってやつになるかお前が選べ」
「お前じゃないです、マーリヤ・ノエル。私はヴェルとちゃんと話がしたい」
こうして、マーリヤとフリーの大いなる物語が始まったのだった。
後半パートは、主に戦闘メインですね。
妖精兵同士の戦闘はちょっと別アニメっぽいですが、なかなかかっよいんですが、なかなか謎も多いですね。なによりもBGMや音楽がめちゃくちゃかっこいい!!
情報量は多いですが、いろいろと明かされていくのが楽しみです。
■気になる謎もかなり多い!
画像引用元:(C) 2019 Five fairy scholars / フェアリーゴーン製作委員会
ジョ〇ョ!?いや違うペ〇ソナ!?…違うよフェアリーゴーンだよ!!!!!!!!
ダークな感じの雰囲気と、CG満載の激しい戦闘シーン。主題歌を含めて音楽を (K)NoW_NAMEが務めているのもまたかっこいいですね!!
そして………情報量が多い!!!1話だから仕方ないですが…なかなかテンポよく話が進んでいくので、置いて行かれないように必死になりますね…この作品。
ここからは考察をしていきたいと思います。
まず第一にヴェロニカの追う「妖精書」とは?? 謎ですね~。復讐するために必死に集めているようですが…。妖精を使うこと自体が違法とされていて、妖精を体内に入れ扱うことに驚いていたことから、おそらくは妖精書を使うことで、一般の人間でも妖精を扱うようにすることができるとか??
第二に、なぜスーナは燃やされたのか。作中では、本来見えるはずがないという妖精をめっちゃ見えていましたし、スーナ出身の人間がほとんどいないということから、もしかしたらスーナ出身の人間は忌み嫌われる存在で、特別な力を持っている危険な因子とかなのでしょうか?
そして第三にタイトルの「灰かぶりの少女」というところ。これはまあいわゆるグリム童話です。マーリヤが猟銃使いだったり、フリーの妖精は狼だったりちょっと「赤ずきん」を意識してそうですよね。ちょっとメルヘンがテーマだったりするのでしょうか。
はじまったばかりの作品なので、これからも楽しく観ていきたいと思います。
Fairy gone フェアリーゴーン アニメ情報
(あにぶ編集部/Uemt)