和田優希「色んな感情を知りながら歩いていけたら」『ナイトメアホスピタル 2024』に意気込み 千井野空翔は「17歳になって一発目舞台」

和田優希「色んな感情を知りながら歩いていけたら」『ナイトメアホスピタル 2024』に意気込み 千井野空翔は「17歳になって一発目舞台」

 レジェンドステージの新作舞台『ナイトメアホスピタル 2024』東京公演が22日から28日まで、東京・シアター1010で上演中。初日公演が行われた22日、公開ゲネプロが行われ、出演する和田優希、千井野空翔がコメントを発表した。



【写真】『ナイトメアホスピタル 2024』舞台シーン



 同作は、レジェンドステージ代表・黒谷通生氏による総合監修のもと、劇団ホチキスの主宰を務める米山和仁氏が脚本・総合演出を手掛け2020年に初演。病院の一室のみで展開されるワンシチュエーションコメディで、凝った演出や仕掛け、華やかなパフォーマンスが特徴。今回の2024年版ではキャストが一新され、さらに演劇的ギミックが駆使された演出やダンスパフォーマンスが特徴だ。



 物語は、まるで妊婦のようにお腹が膨れ上がった主人公・赤井田祐三と、そのお腹から突如生まれた魔界の王が繰り広げる、ユーモア満載のゴシックファンタジー。人間と悪魔と天使も登場し、ハラハラ×ドキドキ×ワクワクのハートフルコメディが表現される。



■和田優希コメント

今回僕が演じさせて頂いた赤井田祐三くんは、とてもぶっきらぼうで素直じゃなく不器用な男です。でも演じていくうちに、祐三の内にある根の真っすぐさを知りました。祐三の数々の問題行動は根の真っすぐさと、不器用さが釣りあってないからこそ起こってしまうことなんだなと思っています。「嫌なやつなはずなのに、根の真っすぐさが見えるから、何故か完全には嫌いになれない!」そのように思って頂けたら幸いです。同時に和田優希自身も祐三と共に、自分自身の色んな感情を知りながら歩いていけたらと。

赤井田祐三、和田優希、そしてこの舞台この座組が千穐楽まで無事走り抜けられるよう精進して参りますので、改めて応援の程よろしくお願い致します。



■千井野空翔コメント

今回、僕自身初の外部作品に出演させていただくので不安でいっぱいでした。温かいスタッフの皆さん、共演者の方々に助けて頂きながら無事今日の日を迎えることができました。今はホッとしています。

魔界の王役と聞いた時は、最初はてなマークが5個ぐらい頭に浮かびました。稽古を重ねていくうちに、こんな魔界の王だったら面白いな!と自分なりに役について考えるようになり、演じることが自然と楽しくなっていました。演出家さんを初め、共演者の方々にたくさんのアドバイスをいただき、自分なりの”魔界の王”を作り上げられたと思います。

僕自身17歳になって一発目の舞台作品になります。応援してくださる皆さんに久しぶりにお会いできるので、心からわくわくしています。

2024年の良いスタートが切れるように頑張りますので、千井野空翔をこれからもよろしくお願いします。



■あらすじ

バレンタインデーが近づく2月。とあるヤクザ組織の鉄砲玉『赤井田祐三』は、お腹がまるで妊婦のように大きくなってしまい、隔離病棟で入院していた。医者が診断するには、想像妊娠だという。男が想像妊娠なんてするわけがないと、医者に不信感を持つ祐三。しかし、妻の『赤井田恵』は、夫が心配でたまらないため、病院にいろという。苛立つ祐三は余計に妻の恵につらくあたる。それでも笑って献身的に仕える恵…ある日、猛烈な腹の痛みを覚える。ナースコールを押そうにも、コードが絡み合い押せない。気絶しかける祐三。しかし、次の瞬間、なんと祐三のお腹から真っ黒な男が現れたのだ!男は、『魔界の王』だった…。
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