Spotify、過去最高90億ドルをレーベルに支払い インディーズに45億ドル以上

Spotify、過去最高90億ドルをレーベルに支払い インディーズに45億ドル以上

 オーディオストリーミングサービス・Spotifyは28日、2023年にアーティストや作詞・作曲家を代表するレーベルなどに対して、過去最高となる90億ドル(約1兆3576億円)以上を支払ったことを発表した。過去6年間でほぼ3倍に増加したとしている。



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 Spotifyはこの日「アーティストや作詞・作曲家を代表するレコードレーベルや出版社に対して、2023年に過去最高となる90億ドル以上を支払いました。この金額は過去6年間でほぼ3倍に増加し、Spotify創業以来の累積総支払額である480億ドルの多くを占めています」と報告。「中でもインディーズは、年間の総支払額の半分にあたる45億ドル以上をSpotifyで生み出しました。この数字は、Spotify創業以降最高となります」と説明した。



 同社は45億ドルの規模について「IFPI(国際レコード・ビデオ製作者連盟)のGlobal Music Report 2023によると、45億ドルは、米国以外の世界中のすべての国における録音音楽全体の収益を上回る金額です」「この数字は2017年にインディーズがSpotifyで生み出した収益の4倍増にあたります」と伝えた。



 ストリーミングサービスについて同社は「インディペンデントアーティストが自らの音楽を発信する機会を公平なものにしました。音楽制作や配信のコストが手頃になったことで、今やインディペンデントアーティストはスーパースターたちと同様にグローバルなオーディエンスやツールにアクセスできるようになりました」とアピール。「Spotifyは、2017年には世界の録音音楽の収益全体の15%未満でしたが、現在は20%以上を占めています」としている。



 Spotifyでは、ウェブサイト「Loud&Clear」でアーティストへの支払いやロイヤリティに関する年次レポートを2021年から公開している。
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