川上麻衣子、実家じまいに挑戦→両親の“お宝”が続々 貴重品の山を前に“断捨離”に大苦戦

川上麻衣子、実家じまいに挑戦→両親の“お宝”が続々 貴重品の山を前に“断捨離”に大苦戦

 俳優の川上麻衣子(58)が、3月5日放送のBS朝日『ウチ、“断捨離”しました!』(後9:00)に出演。両親の人生をかみしめながら、実家じまいに挑戦する。



■川上麻衣子のプロフィール



 断捨離(R)の提唱者・やましたひでこが「片付けられない!捨てられない!」家族のもとを訪れ、やさしく、時にきびしくサポートしながら断捨離を実行していく「ウチ、“断捨離”しました!」(毎週火曜 後9:00)。断捨離の精・平泉成によるホッコリしたナレーションとともに、モノと向き合いながら「今の自分にとって大事なことは何か」を見つめ直す、家族に密着する番組。



 5日放送では、“相談者”として川上が登場。実家を処分する“実家じまい”をすることになり、断捨離に挑む。とはいえ、幼い頃の川上がインテリアデザイナーのご両親と暮らしていた実家には、デザイナーとして多くの功績を残してきたご両親の貴重なモノや資料がいっぱい。価値あるものの中から、いかに選び残していくのか。いつもとはちょっと違う断捨離となる。



 俳優業のかたわらガラスデザイナーとして活躍する川上。スウェーデン暮らしのデザインを中心とした小物や自らがデザインしたガラスを販売するお店も経営している。そんな川上の父・信二さん(93)と母・玲子さん(85)はスウェーデンで北欧デザインを学び、日本人が気軽に海外へ行けなかった1960年代にスウェーデンから北欧デザイン文化を日本に広めたパイオニアだ。信二さんは主に椅子(いす)などの家具のデザインを、玲子さんはテキスタイルアートやデザインを手掛け「(公社)日本インテリアデザイナー協会」の歴史を築いてきた。



 そんな川上のご両親も年齢を重ね、60年代に帰国して住んだ家も「もう暮らすことはないだろう」と売却、不動産業者へ引き渡すため“実家じまい”をすることになった。長年暮らしてきただけにモノであふれかえる部屋の片付けを母・玲子さんと行う川上だが、引き渡しはなんと1ヶ月後。「実質的に実家じまいに費やせる時間は2週間もないような感じ」という。



 さっそく選別を始めると、なんと貴重な食器などがそこかしこから続々と見つかる。例えば、フィンランドの陶器ブランド・アラビアのヴィンテージ皿や、スウェーデンのナショナル美術館も所蔵する同国の陶器ブランド・グスタフスベリのヴィンテージ皿などなど。さらには玲子さんが1970年頃に作ったという可愛らしいクッションカバーや、父・信二さんが撮りためた60年代のスウェーデンの記録など、今では貴重な資料になるものも。



 どれを選んでどう残し、どう捨てれば良いのか。悩み多き川上と玲子さんの前に、やましたひでこが登場。いつものように的確なアドバイスを…と思いきや、貴重な資料などが満載という状況に「手が出せない」と珍しく弱気になってしまう。



 しかし、それで終わらないのがやましたのすごいところ。引き渡しまで1ヶ月という短期間と不要なものはそのまま残しておけば良い、という事実を知り、ならばと「邪魔なものだけを選ぶ“邪魔選び”をしましょう!」と提案。一転、川上と玲子さんがテキパキと動き始めた「邪魔選び」、その目からウロコともいえる断捨離の手法とは。



 川上が幼い頃、劇団入りを両親に反対され引きこもったこともあるという子ども部屋。そんな思い出とともに懐かしく捨てられない品々が、ここにも数多く残っていた。ここでも一人「邪魔選び」を進めていく川上に強力な二人の助っ人が登場する。



 川上は「倉庫化した実家の状態がずっと心に引っかかっていましたが、いよいよ両親も高齢となり、意を決して処分することになりました。短期間での作業でしたが、幼い頃暮らした家からは溢れるほどの思い出や、両親がデザイナーとして拘りを持って暮らしていた歴史をまざまざと感じることとなりました。作業を終えた今は、無事に実家じまい出来たことにホッとしています」とコメント。



 やましたひでこは「クリエイティビティ(創造性)は、『形』にし、それを手放し、次に移る、というアクションと紐づくものだと考えます。今回の断捨離で、北欧インテリアデザインのパイオニアでもあるご両親の歴史と向き合い、川上さんご自身は更に新たなクリエイティビティを受け取ったのでは、と感じました。また一方、物を手放したお母さんが「心が切ない」と言いながらもみせた笑顔が強く印象に残っています。お二人ともが心のどこかでずっと抱え続けてきたことに始末をつけたことで、新しいことが始まっていくのだと思います」と伝えている。
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